中世ロシアの聖者伝〈1〉モスクワ勃興期編 [単行本]

中世ロシアの聖者伝〈1〉モスクワ勃興期編 [単行本] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  モスクワ大公国勃興期にあたる一四世紀末から一五世紀半ばにかけて書かれた『ラドネジのセルギイ伝』、『ペルミのステファン伝』、『ベロオゼロのキリル伝』を収録。モンゴル襲来後、とてつもない暴力が横行する荒廃した時代にあって、これら三作をはじめとする聖者伝文学は、神に拠り立つ徹底的な自己犠牲の精神を書きとどめている。

• 目次（「BOOK」データベースより）

  ラドネジのセルギイ伝（神に似たる神を宿したる我らが父、奇跡成就者、修道院長セルギイの聖者伝；『セルギイ伝』のはじまり。祝福したまえ、父よ；読み書きの知恵が人間からではなく、神からこの子どもに授けられたこと　ほか）
  ペルミのステファン伝（四月二六日。ペルミの主教であった聖なる我らが師父ステファンの生涯と教えについての講話；彼の聖者伝のはじまり；ペルミの教会について　ほか）
  ベロオゼロのキリル伝（六月九日。我らが修道院長、神に似たる師父キリルの生涯と功業；聖なる人の生誕について；聖なる人の剃髪について　ほか）

• 出版社からのコメント

  中世ロシアの聖者伝文学を代表する『ラドネジのセルギイ伝』、『ペルミのステファン伝』、『ベロオゼロのキリル伝』を訳出する。

• 内容紹介

  モスクワ大公国勃興期にあたる一四世紀末から一五世紀半ばにかけて書かれた聖者伝『ラドネジのセルギイ伝』、『ペルミのステファン伝』、『ベロオゼロのキリル伝』を訳載。
  モンゴル襲来後、とてつもない暴力が横行する荒廃した時代にあって、これら三作をはじめとする聖者伝文学は、神に拠り立つ徹底的な自己犠牲の精神を書きとどめている。
  
  図書館選書
  中世ロシア、モスクワ大公国勃興期にあたる一四世紀末から一五世紀半ばにかけて書かれた聖者伝『ラドネジのセルギイ伝』、『ペルミのステファン伝』、『ベロオゼロのキリル伝』を訳出、綿密な注と解題を付す。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  三浦 清美(ミウラ キヨハル)
  １９６５年、埼玉県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。現在、早稲田大学文学学術院教授。専攻はスラヴ文献学、中世ロシア文学、中世ロシア史

• 著者について

  三浦 清美 (ミウラ キヨハル)
  　一九六五年、埼玉県生まれ。
  東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。
  現在、早稲田大学文学学術院教授。
  専攻はスラヴ文献学、中世ロシア文学、中世ロシア史。著書に『ロシアの思考回路─その精神史から見つめたウクライナ侵攻の深層』（扶桑社）、『ロシアの源流─中心なき森と草原から第三のローマへ』（講談社）、『自叙の迷宮─近代ロシア文化における自伝的言説』（共著、水声社）などがある。訳書に『キエフ洞窟修道院聖者列伝』『中世ロシアのキリスト教雄弁文学（説教と書簡）』（ともに松籟社）、ペレーヴィン『眠れ』（群像社）、ストヤノフ『ヨーロッパ異端の源流─カタリ派とボゴミール派』（平凡社）、ヤーニン『白樺の手紙を送りました』（共訳、山川出版社）など。

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