「水子供養」の日台比較研究―死者救済儀礼の創造と再構築 [単行本]
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「水子供養」の日台比較研究―死者救済儀礼の創造と再構築 [単行本]

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出版社:晃洋書房
販売開始日: 2023/03/02
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「水子供養」の日台比較研究―死者救済儀礼の創造と再構築 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    日本の「水子供養」は海を越えて台湾へ?医療の発展に伴い、夭逝した胎児という新たな「死者」が生まれ、その霊を慰める儀礼も生じた。これまで、台湾の「水子供養」は日本から伝来したものと言われてきたが、それは本当だろうか?比較研究で「メイド・イン・ジャパンの水子供養」を再考するとともに、現代社会における胎児観の変化を紐解く。
  • 目次

    序 章 「水子供養」の国際比較研究の試み
     日本の水子供養研究とその成果
     問題の所在:世界の「水子供養」研究をめざして
     本書の視座:現代社会における〈民間信仰〉
     定義と用語説明
     比較の軸:「水子」「嬰霊」の現代的特徴
     本書の見取り図
     台湾の歴史について

    第Ⅰ部 通時的概観

    第1章 日本における水子供養――その発生、流行と変容
     1-1 前近代日本における堕胎と間引き
     1-2 子返しの民俗
     1-3 儀礼の背景:戦後日本の人口政策、医療技術と出産環境
     1-4 胎児を弔う儀礼と「水子供養」の発生
     1-5 日本を席巻した「水子ブーム」
     1-6 水子供養の現在を考える
     おわりに

    第2章 前近代中国における胎児のいのち
     2-1 中国における嬰霊殺しと堕胎
     2-2 善書が語る子殺しの罪
     2-3 輪廻転生と夭折した子の運命
     2-4 産死者としての胎児
     おわりに

    第3章 嬰霊慰霊が生じる前――台湾人の人生儀礼といのちの区切り
     3-1 人生儀礼からみる生命観
     3-2 記録された夭折した子ども
     3-3 出生前:胎神に関する信仰
     3-4 出生後:大人になれなかった子どもたち
     3-5 夭折した子どもの遺体処理
     3-6 後継ぎのない死者の救済:過房と冥婚
     おわりに

    第4章 戦後台湾社会における嬰霊慰霊の発生と変容
     4-1 「嬰霊」の表象について
     4-2 儀礼の背景:戦後の台湾社会の家庭計画、堕胎(中絶)、出産環境について
     4-3 1970年代~1980年代中盤:「堕胎児の霊」の登場
     4-4 1980年代後半~1990年代初期:「嬰霊」の広がり
     4-5 1990年代末~2000年代以降:中絶反対運動と嬰霊慰霊の普及
     おわりに

    第Ⅱ部 儀礼の現場

    第5章 日本における水子供養の諸相――起業家的宗教家、檀那寺での展開
     5-1 「神仏への信仰」と「死者への救済」
     5-2 起業家的宗教家:紫雲山地蔵寺の「水子供養」概念の形成
     5-3 起業家的宗教家:紫雲山地蔵寺の水子供養の儀礼実践
     5-4 檀那寺:「水子地蔵像」の建立と祭祀空間の形成
     5-5 檀那寺:水子供養の儀礼実践
     おわりに

    第6章 Made in Japan? 嬰霊慰霊の「日本伝来説」再考
     6-1 問題の所在:「嬰霊慰霊は日本伝来」という定説
     6-2 日本伝来説を再考する:「嬰霊供養の元祖廟」龍湖宮を通して
     6-3 龍湖宮の出版物からみる「嬰霊」の概念の形成と展開
     6-4 龍湖宮における儀礼実践の様相
     6-5 越境する知識と「民間知識人」の役割
     おわりに

    第7章 台湾における嬰霊慰霊の諸相――「廟」での儀礼を中心に
     7-1 台湾の宗教事情
     7-2 漢民族の宗教的宇宙観と宗教施設「廟」
     7-3 調査対象:民間知識人たちの廟と地域中心の公廟
     7-4 民間知識人たちの廟:独創的な儀礼を作り上げる
     7-5 地域中心の公廟:「伝統」の死者救済儀礼と胎児霊の特徴
     おわりに

    終 章 水子供養と嬰霊慰霊の比較研究
     水子供養と嬰霊慰霊以前の生命観
     現代社会における胎児の生命観の変遷
     海を越える「水子の祟り」
     日本伝来説をくつがえす:死者救済儀礼の構造の比較から
  • 内容紹介

    医療の発展に伴い、夭逝した胎児という新たな「死者」が生まれ、その霊を慰める儀礼も生じた。これまで、台湾の「水子供養」は日本から伝来したものと言われてきたが、それは本当だろうか? 比較研究で「メイド・イン・ジャパンの水子供養」を再考するとともに、現代社会における胎児観の変化を紐解く。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    陳 宣聿(チン センイツ)
    2011年国立交通大学客家文化学部コミュニケーション・アンド・テクノロジー学科卒業。現在、大谷大学真宗総合研究所東京分室PD研究員。主な研究関心は現代社会における胎児観の変遷にまつわる宗教現象
  • 著者について

    陳 宣聿 (チンセンイツ)
    大谷大学真宗総合研究所東京分室PD研究員

「水子供養」の日台比較研究―死者救済儀礼の創造と再構築 の商品スペック

商品仕様
出版社名:晃洋書房 ※出版地:京都
著者名:陳 宣聿(著)
発行年月日:2023/02/28
ISBN-10:4771037132
ISBN-13:9784771037137
判型:A5
発売社名:晃洋書房
対象:専門
発行形態:単行本
内容:宗教
言語:日本語
ページ数:305ページ
縦:21cm
横:15cm
厚さ:2cm
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