戦間期チェコのモード記者ミレナ・イェセンスカーの仕事―"個"が衣装をつくる [単行本]
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戦間期チェコのモード記者ミレナ・イェセンスカーの仕事―"個"が衣装をつくる [単行本]

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出版社:春風社
販売開始日: 2023/03/10
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戦間期チェコのモード記者ミレナ・イェセンスカーの仕事―"個"が衣装をつくる の 商品概要

  • 目次

    はじめに
    凡例

    序章 今日、イェセンスカーを論じる意義
    第1節 本書の目的と意義:新たなミレナ像を求めて
    第2節 これまでの研究と問題の所在
    1 伝記と「ミレナ神話」
    2 著作研究
    3 モードおよびメディアに関する研究
    第3節 研究の方法
    第4節 本書の構成

    第1章 活動の背景:民族および女性の解放とそのメディア
    第1節 前史:10世紀から第一共和国前まで
    第2節 1920年代:国民国家形成期の女性向け雑誌
    1 創刊ラッシュと民族意識の高まり
    2 誌面に見る民族意識
    3 新聞における女性向け紙面
    第3節 女性向け紙面の代表的なジャーナリスト
    1 オルガ・ファストロヴァー
    2 マリエ・ファントヴァー

    第2章 イェセンスカーの執筆活動
    第1節 記者前史:女子ギムナジウムにて
    第2節 翻訳者として
    第3節 フェイェトニスト(文芸欄執筆者)として
    第4節 モード記者として
    1 『論壇』において
    2 『国民新聞』において
    3 『鮮やかな週』において
    4 『人民新聞』において
    第5節 1930年代の活動
    1 左翼系新聞・雑誌において
    2 『現在』において

    第3章 1920年代チェコにおけるモードとモード記者の役割
    第1節 想定した読者像
    1 読者の性別、年齢および社会層
    2 中間層に向けた思い
    3 小括
    第2節 モードとモード記者の意義
    1 1920年代初頭の言説
    2 ギムナジウム時代の言説
    3 時代認識とモード記者の意義
    4 小括
    第3節 記事の特徴―外見と内面とその調和

    第4章 モード・ライフスタイル論(1)理想の追求
    第1節 シンプルという理想
    1 装飾の排除
    2 機能性や合理性の重視
    3 精神面におけるシンプル
    第2節 女性の生き方
    1 男女平等について
    2 モダンな女性の理想像
    3 仕事と家庭と衣服
    4 イヴニングドレスの特権性と価値観
    第3節 シンプルが理想とされた時代に―まとめにかえて

    第5章 モード・ライフスタイル論(2)時代と流行
    第1節 大量生産・大量消費社会における〈個〉のあり方
    第2節 身体と衛生
    1 身体の手入れと衛生観念
    2 スポーツ
    第3節 外国イメージとモード・ライフスタイル
    1 ドイツ語圏観
    2 フランス観
    3 イギリス・アメリカ観
    4 外国イメージに見る思想
    第4節 流行との距離
    第5節 イェセンスカーと時代と流行と―まとめにかえて

    補章 戦間期チェコのジャーナリズム
    第1節 第一共和国期(1918‐1938):新聞各紙とその特徴
    1 主要五政党および共産党と各日刊機関紙
      農業党と『田園』
      社民党と『人民の権利』
        国民社会党と『チェコの言葉』
        人民党と『人民新報』
        国民民主党と『国民新聞』
        共産党と『赤い権利』
    2 非政党機関紙
       『国民政治』
      『人民新聞』
       『論壇』
       『国民解放』
    第2節 第二共和国期(1938・10‐1939・3)

    終章

    あとがき
    参考文献
    補遺
    索引
  • 出版社からのコメント

    “カフカの恋人”ミレナによる執筆活動の考察からその思想を明らかにし、激動の1920年代チェコにおけるモードの諸相を概観する。
  • 内容紹介

    “カフカの恋人”として知られたミレナ・イェセンスカー。その文脈で語られる不遇なイメージからこれまであまり素顔を知られることがなかったが、彼女は激動の戦間期(1920-30年代)に国家アイデンティティの揺らぐ中欧チェコにおいて、生活主体としての女性たちに向けて新しいファッションやライフスタイルを啓蒙したモード記者であった。その信条は「シンプル」。多くの新聞や雑誌に載せた翻訳記事、執筆記事の収集・考察を通して、当時のジャーナリズムが人々の意識形成に果たした役割を明らかにするとともに、イェセンスカーとその仕事を、中欧メディア史におけるモードの担い手として位置づけ直す。巻末にイェセンスカーによる翻訳記事(306本)、執筆記事(1118本)目録を収載。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    半田 幸子(ハンダ サチコ)
    1978年、岩手県生まれ。専門は中東欧メディア文化史/文化論、国際文化論、比較文化論、外国語教育。高校在学時にカナダ・アルバータ州、セントポール高校に一年留学。東京外国語大学外国語学部ロシア・東欧課程チェコ語学科卒。大学卒業後、在チェコ日系企業で通訳等を経て大学院入学。2020年9月東北大学大学院国際文化研究科博士三年の課程修了。博士(国際文化)。仙台徳洲看護専門学校、東北文化学園大学、宮城学院女子大学にて非常勤講師(比較文化および英語)を経て、2020年9月よりノースアジア大学法学部専任講師
  • 著者について

    半田幸子 (ハンダサチコ)
    半田幸子(はんだ・さちこ)
    ノースアジア大学法学部専任講師。博士(国際文化)。専門は、中東欧メディア文化史/文化論、国際文化論、比較文化論、外国語教育。
    2001年3月、東京外国語大学外国語学部ロシア・東欧課程チェコ語学科卒業。2020年9月、東北大学大学院国際文化研究科博士後期3年の課程修了。
    大学卒業後、在チェコ日系企業で通訳、仙台徳洲看護専門学校非常勤講師(比較文化)、東北文化学園大学非常勤講師(英語)、宮城学院女子大学非常勤講師(英語)を経て現職。
    著書に、『翻訳文学紀行 Ⅳ』(ことばのたび社、2022年、共著〈担当箇所:「新しい時代を生きる――チェコ語文学(チェコスロヴァキア)ミレナ・イェセンスカー「浴室、身体、そしてエレガンス」[他2編]」37-64頁〉)。

戦間期チェコのモード記者ミレナ・イェセンスカーの仕事―"個"が衣装をつくる の商品スペック

商品仕様
出版社名:春風社 ※出版地:横浜
著者名:半田 幸子(著)
発行年月日:2023/02/25
ISBN-10:4861108659
ISBN-13:9784861108655
判型:A5
発売社名:春風社
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:416ページ
縦:21cm
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