霊体の蝶 [単行本]
    • 霊体の蝶 [単行本]

    • ¥2,42073 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年7月27日日曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届け
霊体の蝶 [単行本]
画像にマウスを合わせると上部に表示
100000009003682338

霊体の蝶 [単行本]

価格:¥2,420(税込)
ゴールドポイント:73 ゴールドポイント(3%還元)(¥73相当)
フォーマット:
お届け日:在庫あり今すぐのご注文で、2025年7月27日日曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:草思社
販売開始日: 2023/03/01
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可

カテゴリランキング

店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

霊体の蝶 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    デビュー歌集『忘却のための試論』から七年、またも衝撃の第二歌集!
  • 目次

    内心の春
    のちのこころの
    瞑想録(レ・メディタシオン)
    全休符
    アンチ・ノスタルジア
    二十歳(はたち)より先は晩年
    穢土に春
    青の時代
    結晶嗜癖(クリスタロフィリア)
    永遠なるものの影
    Self-Destruct System
    やまぶきのしみづ
    建築の寓意
    勝ち逃げの自殺
    駒よいななけ
    うたびとの墓
    抹消と帝政

    Bibliographie
    あとがき
  • 内容紹介

    「霊魂(プシケエ)と称ばれてあをき鱗粉の蝶ただよへり世界の涯の」
    「みなそこにみなもはかげをなげかけてながるる時は永遠の影」
    「蓮(はちす)いちりんみちたりて燃ゆ生き死にの条理のよそに浮かむかにみえ」

    デビュー歌集『忘却のための試論』から七年、
    またも衝撃の第二歌集!

    荒涼たるこの世界に生きる苦悩を、
    厳しい内省による研ぎ澄まされた文体で歌う。
    冷たく燃える詩情は、読者の抱く空虚をほのかに照らす。

    [収録歌より]
    うちそとのかなしみのごと風すさび身熱(しんねつ)はただ吹かるるばかり
    灯もひとつともしておきぬ たましひのあくがれいづる夜(よ)と知りしかば
    生きて在る罪をおもへば山桜うすくれなゐに黙(もだ)してばかり
    ともしびのゆらぎのこころ安からずこの世のよその風に吹き消(け)ぬ
    こころみだるる陽気のさなか希死の蝶うかみつ消えつ花にただよふ
    たまのをのもゆらに鳴りてしづまりしこころにぞなほもゆる火のたま
    ふかくれなゐの腹みせて藻のまに消ゆるゐもりのいのち致死の毒もつ
    目覚めとは断念の謂(いひ) 春の雪ふりつむさなか駒よいななけ
    闇に眼はいよいよ冴えて宙空に息詰まるほど花のまぼろし
    みづからを赦しえざりし夜の涯のラムプに焼けて蝶か詩稿か

    [「あとがき」より]
    パンデミック以前はいちおう自分のなかでルールを決めて歌を作っていました。能う限り文語を用いること、「われ」「わが」「吾」といった語を用いないこと、助詞の「が」を主格で用いないこと、内面の空虚と肉体の荒廃とを『試論』より洗練されたかたちで表現すること、など。ルールに反した歌および性に関する表現を含む歌はほぼすべてこの集からは落としました。
    中井英夫が『黒衣の短歌史』に採録した「光の函」という吉井勇と釈迢空について触れた文章で、意味の追求から解放され、空虚ななかにただひたすら光を湛えただけの函のような歌を称揚し、また別の箇所でそうした歌の詠み手として浜田到を挙げていたことがこのような集を編む気持ちにさせたようなところがあります。

    [目次]
    内心の春
    のちのこころの
    瞑想録(レ・メディタシオン)
    全休符
    アンチ・ノスタルジア
    二十歳(はたち)より先は晩年
    穢土に春
    青の時代
    結晶嗜癖(クリスタロフィリア)
    永遠なるものの影
    Self-Destruct System
    やまぶきのしみづ
    建築の寓意
    勝ち逃げの自殺
    駒よいななけ
    うたびとの墓
    抹消と帝政

    Bibliographie
    あとがき
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    吉田 隼人(ヨシダ ハヤト)
    1989年、福島県生まれ。県立福島高校を経て、2012年に早稲田大学文化構想学部表象・メディア論系卒業。早稲田大学大学院文学研究科フランス語フランス文学コースに進み、2014年に修士課程修了、2020年に博士後期課程単位取得退学。高校時代より作歌を始め、2013年に第五九回角川短歌賞、2016年に第六〇回現代歌人協会賞をそれぞれ受賞
  • 著者について

    吉田 隼人 (ヨシダ ハヤト)
    吉田 隼人(よしだ・はやと)
    1989年、福島県生まれ。県立福島高校を経て2012年に早稲田大学文化構想学部表象・メディア論系卒業。早稲田大学大学院文学研究科フランス語フランス文学コースに進み、2014年に修士課程修了、2020年に博士後期課程単位取得退学。高校時代より作歌を始め、2013年に第59回角川短歌賞、2016年に第60回現代歌人協会賞をそれぞれ受賞。著書に歌集『忘却のための試論』(書肆侃侃房、2015年刊)、『死にたいのに死ねないので本を読む』(草思社、2021年刊)。

霊体の蝶 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:草思社
著者名:吉田 隼人(著)
発行年月日:2023/03/06
ISBN-10:4794226438
ISBN-13:9784794226433
判型:B6
発売社名:草思社
対象:一般
発行形態:単行本
内容:日本文学詩歌
言語:日本語
ページ数:136ページ
縦:19cm
他の草思社の書籍を探す

    草思社 霊体の蝶 [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!