うどん陣営の受難(100 min.NOVELLA) [単行本]

うどん陣営の受難(100 min.NOVELLA) の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  四年ごとに開かれる会社の代表選挙。一回目の投票は票が散らばったため、上位二名による決選投票が行われることに。現社長でもある藍井戸氏は手堅い保守層から支持を集め、対抗馬の黄島氏は吸収合併した会社のプロパー社員のリストラ等過激なスローガンを掲げる。接戦が予想される中、両陣営共に動向を窺うのは、一回目で三位につけた緑山氏の支持者たちであった。うどんを愛する主人公たち緑山陣営へ迫ってくる運動員からの圧力、上司からの探り…。社内政治の面倒臭さをリアルにコミカルに描く。

• 出版社からのコメント

  次期代表は、手堅い現社長か、過激派の二番手か。会社の代表選挙が迫る中、両陣営が表に裏に主人公たち第三勢力に接近してくる！

• 内容紹介

  四年ごとに開かれる会社の代表選挙。一回目の投票は票が散らばったため、上位二名による決選投票が行われることになった。現体制は手堅い保守層から支持を集め、二番手につく候補は吸収合併した会社のプロパー社員のリストラ等過激なスローガンを掲げる。接戦が予想される中、両陣営共に動向を窺うのは、一回目で三位につけた候補の支持者たちであった。運動員の送り込み、ハラスメント手前の圧力、上司からの探り…。社内政治の面倒臭さをリアルにコミカルに描く。
  
  図書館選書
  次期代表に選ばれるのは、支持基盤が堅い現代表か、過激派を束ねる二番手か。それぞれの陣営が醜聞合戦を仕掛け、浮動票を獲得すべく暗躍する。津村記久子ならではの視点と筆致が冴えわたる社内政治小説。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  津村 記久子(ツムラ キクコ)
  １９７８年大阪市生まれ。２００５年「マンイーター」（のちに『君は永遠にそいつらより若い』に改題）で第二十一回太宰治賞。２００９年「ポトスライムの舟」で第一四〇回芥川賞、２０１６年『この世にたやすい仕事はない』で芸術選奨新人賞、２０１９年『ディス・イズ・ザ・デイ』でサッカー本大賞など

• 著者について

  津村 記久子 (ツムラ キクコ)
  1978年大阪市生まれ。2005年「マンイーター」（のちに『君は永遠にそいつらより若い』に改題）で第21回太宰治賞。2009年「ポトスライムの舟」で第140回芥川賞、2016年『この世にたやすい仕事はない』で芸術選奨新人賞、2019年『ディス・イズ・ザ・デイ』でサッカー本大賞など。他著作に『ミュージック・ブレス・ユー!!』『ワーカーズ・ダイジェスト』『サキの忘れ物』『つまらない住宅地のすべての家』『現代生活独習ノート』『やりなおし世界文学』『水車小屋のネネ』などがある。

うどん陣営の受難(100 min.NOVELLA) の商品スペック