水戸学事始 [単行本]
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水戸学事始 [単行本]

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出版社:ミネルヴァ書房
販売開始日: 2023/03/27
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水戸学事始 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    水戸藩第二代藩主・徳川光圀が始めた『大日本史』編纂は、江戸時代を通じて事業が続けられ、水戸藩に独学の学問を興した。その学問は「尊王攘夷」という言葉を生み出し、倒幕運動の思想的背景となり、明治以後にまで影響を及ぼしている。本書では、教養としての水戸学を、地元目線で概説。『大日本史』編纂のはじまりから幕末の天狗党の乱や戊辰戦争まで、儒教の歴史思想と水戸学の形成過程を分かりやすく解説する。
  • 目次

    はじめに

    序 章 水戸市内に残る水戸学の跡
      幕末における水戸学
      水戸の史跡
      水戸市内の銅像


     第Ⅰ部 水戸学のはじめのはじめ――儒教の歴史と水戸藩の成立

    第一章 儒教小史
      学習の意味
      敬語と儒教
      儒教における掃除
      漢唐訓詁学
      朱子学における『孟子』
      『大学』と『中庸』

    第二章 水戸藩の成立
      水戸藩前史
      水戸藩の成立
      水戸藩家臣団の成立
      水戸城および城下町の整備
      頼重と光圀の出生の謎
      世子光圀


     第Ⅱ部 水戸学のはじまり――水戸藩第二代藩主徳川光圀

    第三章 徳川光圀と『史記』伯夷列伝
      伯夷・叔斉と頼重・光圀
      孔子と儒教経典
      『春秋』編纂の理由
      春秋時代の中国
      春秋の筆法
      『春秋公羊伝』および『春秋穀梁伝』『春秋左氏伝』
      『春秋公羊伝』と『史記』「本紀」「世家」「列伝」の冒頭説話
      藩主就任時の光圀の決断

    第四章 儒教の葬祭儀礼と水戸徳川家の葬祭儀礼
      神儒一致
      シャーマニズムと祖先祭祀
      祖先祭祀による家族秩序の形成
      家族秩序から社会秩序へ
      天に対する祭祀と卑弥呼の鬼道
      漢から唐にかけての儒教の葬祭儀礼
      朱熹『文公家礼』
      光圀による儒葬の奨励
      『文公家礼』の仏教の葬祭儀礼への影響
      父頼房と母久子の合葬問題
      『春秋公羊伝』における生母の処遇
      合葬問題に対する朱舜水の意見と結果

    第五章 日本と中国の歴史書ならびに徳川光圀の『大日本史』編纂事業
      日本における歴史編纂
      中国における歴史書
      徳川光圀の歴史編纂事業


     第Ⅲ部 さまざまな歴史のみかた

    第六章 西洋の歴史観
      歴史の思想
      教科書の歴史観
      ヘーゲルの歴史観
      マルクスの歴史観
      キリスト教の歴史観
      西洋歴史観の日本への導入

    第七章 東洋の歴史観
      循環史観
      暦の作成
      太陰暦
      太陽暦
      太陰太陽暦
      宇宙の運動と循環史観
      十干十二支と五行思想
      元号について
      中心のある歴史


     第Ⅳ部 「我が東照宮、撥乱反正、尊王攘夷」

    第八章 『大日本史』の歴史観
      『春秋公羊伝』における尊王思想
      「元年春王正月」の「元年」の意味
      「元年春王正月」の「春」の意味
      「王正月」の意味
      大一統の思想
      正統論と名分論
      司馬光『資治通鑑』の名分論
      諸侯に君臨する王人
      朱熹の正統論と名分論

    第九章 『大日本史』の三大特筆と尊王攘夷の思想
      『論語』の正名論と名分論
      『大日本史』における名分論と正統論
      神功皇后
      天皇大友
      天皇権力の変遷
      『大日本史』における春秋の筆法
      南朝正統論
      尊王攘夷思想
      覇者の容認と尊王攘夷


     第Ⅴ部 江戸時代の学問と新たな学風の構築

    第十章 水戸学に影響を与えた江戸時代の学問
      朱子学派
      崎門学派
      古義学派
      古文辞学派
      国学とその展開

    第十一章 尊王思想と攘夷思想――後期水戸学の理念の形成
      後期水戸学の時代
      後期水戸学の世界史的背景
      藤田幽谷の正名論
      呉や楚に対する春秋の筆法
      「正名論」における尊王思想と攘夷思想
      立原翠軒と藤田幽谷の対立
      幽谷の弟子たち
      徳川斉昭の藩主就任と水戸藩天保の改革


     第Ⅵ部 後期水戸学の中心地・弘道館

    第十二章 弘道館の創設と水戸の都市構造
      江戸時代の学校
      弘道館の創設
      弘道館記と尊王攘夷
      弘道館の立地
      儒教の都市構造
      弘道館――神々の中心地
      易の八卦と八卦堂
      江戸城の鬼門と水戸東照宮
      光圀の号と諱の謎
      都市の構造と宗教
      江戸の都市構造と天海

    第十三章 後期水戸学の思想――会沢正志斎を中心にして
      会沢正志斎の著書
      尊王攘夷と『新論』
      『新論』における日本神話
      科学と信仰
      儒教の天
      『新論』における神儒一致
      祖先祭祀と神社の祭祀の意義
      祭政一致の思想
      『新論』における攘夷思想


    終 章 幕末志士への水戸学の影響と水戸藩の内部抗争
      幕末の志士と水戸学
      幕末最末期の攘夷思想
      水戸藩における派閥対立
      ペリー来寇と徳川斉昭の復権
      藤田東湖の死と派閥争いの深刻化
      将軍継嗣問題
      通商条約に対する勅許の要求
      安政の大獄と戊午の密勅
      桜田門外の変・坂下門外の変と天狗党の乱
      戊辰戦争および弘道館戦争
      明治以降の水戸学


    おわりに 
    主要参考文献 
    人名・事項・神名索引
  • 出版社からのコメント

    「尊王攘夷」という言葉を生み出し、 倒幕運動の思想的背景ともなった、 儒教の歴史思想と水戸学の形成過程とは。
  • 内容紹介

    水戸藩第二代藩主・徳川光圀が始めた『大日本史』編纂は、江戸時代を通じて事業が続けられ、水戸藩に独自の学問を興した。その学問は「尊王攘夷」という言葉を生み出し、倒幕運動の思想的背景となり、明治以後にまで影響を及ぼしている。本書では、教養としての水戸学を、地元目線で概説。『大日本史』編纂のはじまりから幕末の天狗党の乱や戊辰戦争まで、儒教の歴史思想と水戸学の形成過程を分かりやすく解説する。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    松﨑 哲之(マツザキ テツユキ)
    1971年生まれ。2003年同大学大学院博士課程哲学・思想研究科哲学専攻単位取得退学。現在常磐大学人間科学部准教授
  • 著者について

    松崎 哲之 (マツザキ テツユキ)
    2023年2月現在
    常磐大学人間科学部准教授

水戸学事始 [単行本] の商品スペック

発行年月日 2023/04/20
ISBN-10 4623095150
ISBN-13 9784623095155
ページ数 317ページ
19cm
13cm
判型 B6
Cコード 0021
対象 一般
発行形態 単行本
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内容 日本歴史
分類 歴史
成年向け書籍マーク G
書店分類コード Q030
再販商品 再販
言語 日本語
厚さ 2cm
出版社名 ミネルヴァ書房 ※出版地:京都
著者名 松﨑 哲之
重量 350g

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