北斗に誓えば(完全版 十字路が見える<Ⅳ>) [全集叢書]
    • 北斗に誓えば(完全版 十字路が見える<Ⅳ>) [全集叢書]

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北斗に誓えば(完全版 十字路が見える<Ⅳ>) [全集叢書]
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北斗に誓えば(完全版 十字路が見える<Ⅳ>) [全集叢書]

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出版社:岩波書店
販売開始日: 2023/03/27
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北斗に誓えば(完全版 十字路が見える<Ⅳ>) [全集叢書] の 商品概要

  • 目次

    第一部 されど光は耀く

     地図になく頭の中にある場所
     戻ってくるもののいとおしさを知れ
     死んだことがある人はいないものな
     勝利宣言は孤独ではならない
     バーがあって君が飲んでいて
     自分の脚がないわけではないのに
     草原を求めて駈け回ってみたが
     便利なのはグッズだけではなかった
     ただ静かに待つだけでいいのだ
     どこも地球の上で同じだと思おう
     病気なのか病気でないのかどっちだ
     眠れなくても眠っているのだよ
     座れればそれだけでいいわけはない
     削ってみても見えるのは木目だけ
     記憶の果てに青春の翳があった
     いい加減もう自由にしてくれないか
     仕事以外にもやることはあるのだ
     光と影が表現の本質である
     ひとりでやれることは集団でやるな
     なんでもたやすくできるわけがない
     懺悔はどこか自己満足に似て
     迫害の歴史がなにを教えてくれるか
     食ってうまいものばかりではない
     若き友がきももう中年なのだな
     一度でも責任をとったことがあるか
     記憶はどこに宿っているのだろうか
     なにを観るのかいつも考えてきた
     ブルースの旅はレコードでやろう
     平和で安全ならすべていいのか
     海のそばで日々は静かに流れる
     ここにいると叫ぶよりただ上を見る
     友はいつも犬のような顔をして
     香りに凝った時期もその昔あったな
     いつも正しき天の下にいるから
     やがて来るものを教えてくれた
     柿を食いたくて木から落ちていた
     人生の半分は気ままに生きよう
     返してくれと誰に頼めばいいのか
     自分の顔は自分だけのものだ
     気持をこめて読む小説があったから
     できるなら足で歩いて移動しよう
     隠せばいいというものでもない
     くっつけたものはいずれはがれる
     リアリティとは正確な数字なのか
     いまは食えず思い出すだけだ
     行政が硬直するとなにが腐るのか
     兄弟子がいて妹弟子がいて
     昔を思い出しても語るのは犬ばかり

    第二部 いつか人生の十字路で

     ついに入院し手術も受けるのだよ
     病院にこもってなにが見えたのか
     姿なき友は心のどこにいるのか
     小人閑居してということなのか
     いいものを見つけ笑う日々があった
     大事な雑事がなくなってしまった
     些細なところから全部が見えるのだ
     小さなところから世界を見てみよう
     道具ではなく魂で?がった友なのだ
     シャッターを切る時見えているのは
     旅は厳しくても感傷的なのだった
     ある日の街がどこか変っているのか
     遠くて近い唄声が懐かしい
     あれは違う人ですと言いたくなった
     いつかみんなで責任をとってみるか
     ただ待てばいいと思うしかないのか
     数値に眼をむけず太く生きよう
     時には反則が正しいこともあるぞ
     顔がいろいろだと便利かもしれない
     自分がKOされる姿を見た方がいい
     血が血を呼んでただの徒花なのだ
     胸を張って歩いていたいものだ
     時々悲鳴が聞えるような気がする
     旅先で見つけた骨の散らばる原野
     骨抜きか骨なしかその両方か
     勝った負けたと騒ぐよりも
     先取りしているやつに教えて貰え
     ものすごい知識量は無に近いのだ
     悪い動物などどこにもいないのだ
     頭上に文化はほんとうにあるか
     じっと観ていると違うものになる
     日本語に愛を持てない者は去れ
     待つまでもなく来るものは来ている
     完成には遠い錯覚の中の終了だった
     すべてが生きるためになされている
     いつまでも続く闘いのむなしさよ
     自分でやらないから快感になるのか
     講談の背後の物語に惹かれるのだ
     色がつこうとつくまいといいだろう
     人生には再起動などはないか
     忘れていいと思えば人生は楽だが
     サバンナの光の中に夢を見つけた
     いつかまたきっと逢えるだろう
     わが深夜の友だったのだろうか
     指の腁胝が小説の命かもしれない
     文学の香りというのを求めてみたが
     青春の光と影はいつも近く遠い
     特別扱いを望んだことは一度もない
     かつて組織に身を捧げたことがある
     板の上の自分は何者だったのだろう
     ふり返ると恥の多い人生である
     人生の旅でまた会おう

    [特別対談]松浦寿輝×北方謙三
    もうひとつの十字路
  • 出版社からのコメント

    「人生の旅でまた会おう」など百篇のエッセイに加え、松浦寿輝氏との特別対談を収めた最終巻。
  • 内容紹介

    「バーがあって君が飲んでいて」「人生の旅でまた会おう」など百篇のエッセイに加え、松浦寿輝氏との特別対談「もうひとつの十字路」を収めた最終巻。「一読勃起、再読慙愧の快文章に心が震える。時代の十字路に立って北方謙三が凝視したものは何か。それを知りたければ、これを読むしかないのだ」(五木寛之)
  • 著者について

    北方 謙三 (キタカタ ケンゾウ)
    北方謙三(キタカタ ケンゾウ)
    1947年,佐賀県唐津市生まれ.中央大学法学部卒業.81年『弔鐘はるかなり』で単行本デビュー.83年『眠りなき夜』で第4回吉川英治文学新人賞,85年『渇きの街』で第38回日本推理作家協会賞長編部門,91年『破軍の星』で第4回柴田錬三郎賞を受賞.2004年『楊家将』で第38回吉川英治文学賞,05年『水滸伝』(全19巻)で第9 回司馬遼太郎賞,07年『独り群せず』で第1 回舟橋聖一文学賞,10年に第13回日本ミステリー文学大賞,11年『楊令伝』(全15巻)で第65回毎日出版文化賞特別賞を受賞.13年に紫綬褒章を受章.16年「大水滸伝」シリーズ(全51巻)で第64回菊池寛賞を受賞.20年旭日小綬章を受章.「ブラディ・ドール」シリーズ(全18巻),『三国志』(全13巻),『史記武帝紀』(全7巻)ほか,著書多数.現在『小説すばる』誌上で「チンギス紀」を連載中.

北斗に誓えば(完全版 十字路が見える<Ⅳ>) [全集叢書] の商品スペック

商品仕様
出版社名:岩波書店
著者名:北方 謙三(著)
発行年月日:2023/03
ISBN-10:4000266608
ISBN-13:9784000266604
判型:B6
対象:一般
発行形態:全集叢書
内容:日本文学評論・随筆
言語:日本語
ページ数:330ページ
縦:19cm
横:13cm
厚さ:3cm
重量:446g
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