ワクチン開発と戦争犯罪―インドネシア破傷風事件の真相 [単行本]
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ワクチン開発と戦争犯罪―インドネシア破傷風事件の真相 [単行本]
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ワクチン開発と戦争犯罪―インドネシア破傷風事件の真相 [単行本]

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出版社:岩波書店
販売開始日: 2023/03/16
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ワクチン開発と戦争犯罪―インドネシア破傷風事件の真相 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    一九四四年八月、ジャカルタの収容所で、ワクチンを接種した「ロームシャ」が破傷風で多数死亡した。伝染性のない破傷風患者が、なぜ大量発生したのか。ワクチンを汚染した「犯人」として処刑されたインドネシア人医師、破傷風で命を落とした「ロームシャ」、そして遙か離れた中国大陸で七三一部隊の人体実験に供された「マルタ」をつなぐ日本軍の謀略が、八〇年の時を経て、いま明らかになる。
  • 目次

     はじめに

    第Ⅰ部 つくられた破傷風ワクチン「謀略」事件

     第1章 ロームシャ収容所の地獄絵――破傷風患者の大量発生――
      1 事件の始まり――労務処理班からの緊急連絡(一九四四年八月六日)
      2 日本軍の対応
      3 汚染されたワクチン――ワクチン接種直後の惨事だった
      4 初めてではなかった破傷風の集団発生
      5 謀略事件と判定
      6 労務処理班関係者の逮捕と強制された自白
      7 モホタルら医学界重鎮の逮捕(一〇月七日)

     第2章 スケープゴートがつくられるまで――日本軍が捏造したドラマ――
      1 憲兵隊による取り調べ
      2 エイクマン研究所に破傷風菌はあったのか?――モホタルに向けられた容疑
      3 モホタルの“自白”からマルズキ、アリフの逮捕へ
      4 モホタル、供述を変える
      5 事件の顚末――モホタルとスレマン・シレガルの最期

     第3章 蜘蛛の巣から逃れて――マルズキの場合――
      1 マルズキの逮捕
      2 獄中からの手紙――釈放へ向けて奔走
      3 釈放されなかったマルズキ
      4 終戦――マルズキの釈放

     第4章 行われなかった真相究明
      1 連合軍による取り調べ
      2 戦後日本における認識
      3 冤罪の主張とインドネシア政府の対応
      4 なぜモホタルが狙われたのか
      5 ロームシャたちのその後

    第Ⅱ部 それは人体実験だったのか――七三一部隊のワクチン戦略――

     第5章 七三一部隊は何をしたのか――ハルビンからバンドゥンへ――
      1 軍の要請によるワクチン開発
      2 ハルビンに設置された関東軍防疫給水部(七三一部隊)
      3 移動防疫給水部――石井のワクチン戦略の要
      4 細菌戦の展開とワクチン開発

     第6章 南方軍防疫給水部は何をしたのか――そしてパスツール研究所は――
      1 日本軍によるパスツール研究所接収
      2 破傷風事件の“真相”
      3 スラバヤ海軍軍医部の人体実験――オーストラリアの戦犯裁判記録から

     終 章 医師たちの戦後
      1 インドネシアの医師たちと研究所の戦後
      2 七三一部隊の医師たちはなぜ戦争犯罪の追及を免れたのか
      3 戦後日本の医療の闇
      4 コロナ禍とワクチン開発

     注
     あとがき
     参考文献・インタビュー対象者ほか
  • 出版社からのコメント

    1944年8月、ジャカルタのロームシャ収容所で謎の破傷風事件が発生。事件の背景にあった日本軍の謀略とは。
  • 内容紹介

    1944年8月、ジャカルタの収容所で、ワクチンを接種したロームシャが破傷風で多数死亡した。この謎の事件の背景には何があったのか。犯人として処刑されたインドネシア人医師、破傷風で命を落としたロームシャ、そして遥か離れた中国大陸で七三一部隊の人体実験に供された〈マルタ〉をつなぐ日本軍の謀略が、いま明らかになる。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    倉沢 愛子(クラサワ アイコ)
    1946年生まれ。1979年東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学、2012年博士号取得。1988年コーネル大学Ph.D.取得。現在、慶應義塾大学名誉教授。専門はインドネシア現代史

    松村 高夫(マツムラ タカオ)
    1942年生まれ。1969年慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学、1976年ウォーリック大学Ph.D.取得。現在、慶應義塾大学名誉教授、ロンドン王立歴史学会フェロー。専門はイギリス社会史・労働史、日本植民地労働史
  • 著者について

    倉沢 愛子 (クラサワ アイコ)
    倉沢愛子(クラサワ アイコ)
    1946年生まれ.1979年東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学,2012年博士号取得.1988年コーネル大学Ph.D.取得.現在,慶應義塾大学名誉教授.専門はインドネシア現代史.著書『日本占領下のジャワ農村の変容』(草思社,サントリー学芸賞受賞),『南島に輝く女王 三輪ヒデ――国のない女の一代記』(岩波書店)ほか.

    松村 高夫 (マツムラ タカオ)
    松村高夫(マツムラ タカオ)
    1942年生まれ.1969年慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学,1976年ウォーリック大学Ph.D.取得.現在,慶應義塾大学名誉教授,ロンドン王立歴史学会フェロー.専門はイギリス社会史・労働史,日本植民地労働史.著書『大量虐殺の社会史――戦慄の20世紀』(共編著,ミネルヴァ書房),『裁判と歴史学――七三一細菌戦部隊を法廷からみる』(共編著,現代書館)ほか.

ワクチン開発と戦争犯罪―インドネシア破傷風事件の真相 の商品スペック

商品仕様
出版社名:岩波書店
著者名:倉沢 愛子(著)/松村 高夫(著)
発行年月日:2023/03/14
ISBN-10:4000615858
ISBN-13:9784000615853
判型:B6
対象:一般
発行形態:単行本
内容:日本歴史
言語:日本語
ページ数:274ページ
縦:19cm
横:13cm
厚さ:3cm
重量:436g
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