多数派の専横を防ぐ意思決定理論とEBPM [単行本]
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多数派の専横を防ぐ意思決定理論とEBPM [単行本]

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出版社:日経BP社
販売開始日: 2023/03/27
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多数派の専横を防ぐ意思決定理論とEBPM [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    多様な価値観や意見、情報、選好を持つ人々が集まって集団的な決定をするのは難しい。その難しさを自覚した上で、望ましい決定を導くための工夫や制度について詳しく知ることは、様々な立場のステークホルダーにとって重要だ。本書では、社会的な意見集約と意思決定の科学について詳しく述べる。特に、EBM(科学的根拠に基づいた医療)、EBPM(科学的根拠に基づいた政策決定)、SDM(共同意思決定)、CDM(集団的意思決定)の理論と応用における具体例をふんだんに紹介することで、実感を伴った理解が深まることを目指した。
  • 目次

    序章 医学と経済学の枠を超えてーー社会的問題解決に役立つ

    1.エビデンスベースで考える
    情報をバイアスなく、解釈することができるか/エビデンスの強さの序列/ランダム化比較試験という人類最大の進歩
    2.垣根を超えて考える
    医学領域から経済学領域へ。その逆も/医学と経済学の共通点

    第1章 エビデンスに基づく医療(EBM)と政策形成(EBPM)

    1.学術研究を政策立案に生かす
    2.教育現場での活用も有効
    3.よかれと思ったことも実は逆効果に

    第2章 社会問題に対する医学・疫学のアプローチ

    1.疫学の父 ジョン・スノウ
    視覚的に「見える化」することで原因を明らかに/上医は国を治す
    2.疫学から見た統計データ解釈時の落とし穴
    平均値と中央値/データを見る目を養う
    3.相関関係と因果推論
    相関とは何か/因果関係の判定を誤る落とし穴/他の因果推論方法/健全な批判精神を持ってデータを見る
    4.「バイアス」という落とし穴
    バイアスは分類できる/選択バイアスをどう回避するか/「偏り」を知ることで研究を有効化する

    第3章 EBPMはいかに発展してきたか

    1.エビデンスに基づく医療
    2.What Works Centreの理想的とも言える取り組み

    第4章 集団的意思決定の制度設計を求めて

    1.社会あるところに集団的決定あり
    集団的決定の学問/集団的決定は難しい/難しさはどこにあるのか?/メカニズム・デザイン― 私的情報のもとで/意思決定者と専門家の関係/どのような仕組みを使えばよいか?
    2.意見集約のさまざまな工夫
    一人一票は当たり前ではない?/多数決の問題点/戦略的投票はなぜ問題なのか?/メッセージを豊かにする/フランス大統領選挙での実験/投票の集中度を数学的に示す/社会にとって望ましいルールとは/「平和のために投票した」/投票制度設計という手法
    3.理論を上手に用いる
    ゲーム理論を使った分析/平均値vs. 中央値/マジョリティ・ジャッジメント/制度設計におけるゲーム理論の役割/自然言語を用いる意味/重み付き集計で工夫をする/本当の投票価値とは/何をもって公平とするか/小国の意見を尊重する/少数派尊重の原則を数学的に示す/コレクティブ・デシジョン・メイキング(CDM)
    4.人のココロにひびく施策
    囚人のジレンマ/勝者総取りのジレンマ/協力行動を促す協調装置/インセンティブを正しく理解する/お金で人は動かない?/クラウディング・アウト効果/施策の効果/納得感のある決め方

    第5章 よりよい決断をめざして

    1.医学と経済学の共通点
    データを正しく用いる/集団的意思決定(CDM)の特性を用いる/人のココロにひびく施策を選ぶ/多角的に考える/共通言語を用いる
    2.リテラシーを上げる
    3.理想の意思決定とは
  • 出版社からのコメント

    科学的な意思決定はどう行うのか? 多数決が正しいのか? 経済学と医学のツールを使ってその解に迫る。豊富な事例を使って解説。
  • 内容紹介

    大竹文雄氏(大阪大学特任教授)、川村孝氏(京都大学名誉教授)推薦!

    エビデンスに基けば、望ましい治療法が選択でき、良い政策選択ができる、とEBPMを誤解している人が多い。医療では、医師、患者、家族の価値観が異なっている。公共政策ならもっと複雑だ。EBPMと集団的意思決定の両方を理解しないと、質がよくて納得できる意思決定はできない。本書は医療と公共政策の意思決定の共通点を浮かび上がらせてくれる。        (大竹文雄・大阪大学特任教授)

    個人や社会が意思決定をする際の「エビデンスの活用と解釈」「意思集約の科学的方法」が具体例とともに紹介され読み応えがあり、その際の基盤となる考え方について具体的に説明されていて「なるほど」の連発で、知的興奮を覚えた。医学や経済学の専門家だけでなく、様々な立場の方に読んでいただきたい。
    (川村孝・京都大学名誉教授)

    ●集団的な意思決定を科学する

    多様な価値観や意見、情報、選好を持つ人々が集まって集団的な決定をするのは難しい。その難しさを自覚した上で、望ましい決定を導くための工夫や制度について詳しく知ることは、様々な立場のステークホルダーにとって重要だ。本書では、社会的な意見集約と意思決定の科学について詳しく述べる。特に、EBM(科学的根拠に基づいた医療)、EBPM(科学的根拠に基づいた政策決定)、SDM(共同意思決定)、CDM(集団的意思決定)の理論と応用における具体例をふんだんに紹介することで、実感を伴った理解が深まることを目指した。

    ●医学と経済学の共通点から解決策を導く

    医学と経済学という、一見遠く離れた分野の共通点に焦点を合わせているのが本書の特徴。前半部分では、医学博士の宮木幸一が疫学における様々な実践例と理論を通して、EBM とEBPM の重要性、データ解釈や因果推論における落とし穴、相関関係と因果推論、人の認知の本質に関わるバイアスという落とし穴などについて解説。データを得る際にRCT(ランダム化比較試験)を使うことの重要性や、ヒルの因果性判定基準など、具体的な例と対策を紹介する。
    後半部分では、経済学博士の郡山幸雄が、集団的意思決定(CDM)の理論について紹介。メカニズム・デザインやゲーム理論、投票理論を通して、意見集約と合意形成の様々な工夫について解説。理論を用いることの重要性だけではなく、人のココロにひびく施策を行うための具体例や実践例を幅広く紹介する。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    郡山 幸雄(コオリヤマ ユキオ)
    フランス、エコール・ポリテクニーク経済学部教授。経済学博士。1974年大阪生まれ。灘中学・灘高等学校、東京大学理学部数学科卒業。同大学大学院数理科学研究科修士課程修了。エコール・ポリテクニーク卒。シカゴ大学経済学博士。同大学ではロジャー・マイヤーソン氏に師事。2008年エコール・ポリテクニーク助教授。2014年准教授、2019年より現職。早稲田大学訪問教授

    宮木 幸一(ミヤキ コウイチ)
    東京大学公共政策大学院特任教授/京都大学大学院地球環境学堂客員教授。医師・医学博士。1974年大阪生まれ。灘中学・灘高等学校、慶應義塾大学医学部卒業。2006年同大医学部の公衆衛生学分野(Public Health)で博士号を取得。京都大学医学部講師、北里大学医学部准教授、国際医療福祉大学医学部教授、名古屋大学予防早期医療創成センター客員教授を経て、現職
  • 著者について

    郡山 幸雄 (コオリヤマ ユキオ)
    フランス、エコール・ポリテクニーク経済学部教授 経済学博士
    1974年大阪生まれ。灘中学・灘高等学校、東京大学理学部数学科卒業。同大学大学院数理科学研究科修士課程修了。エコール・ポリテクニーク卒。シカゴ大学経済学博士。同大学ではロジャー・マイヤーソン氏に師事。2008年エコール・ポリテクニーク助教授。2014年准教授、2019年より現職。早稲田大学訪問教授。(以上は出版時の情報です)

    宮木 幸一 (ミヤキ コウイチ)
    東京大学公共政策大学院特任教授/京都大学大学院地球環境学堂客員教授 医師・医学博士
    1974年大阪生まれ。灘中学・灘高等学校、慶應義塾大学医学部卒業。2006年同大医学部の公衆衛生学分野(Public Health)で博士号を取得。京都大学医学部講師、北里大学医学部准教授、国際医療福祉大学医学部教授、名古屋大学予防早期医療創成センター客員教授を経て、現職。(以上は出版時の情報です)

多数派の専横を防ぐ意思決定理論とEBPM [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:日経BP/日本経済新聞出版
著者名:郡山 幸雄(著)/宮木 幸一(著)
発行年月日:2023/03/24
ISBN-10:4296117351
ISBN-13:9784296117352
判型:A5
発売社名:日経BPマーケティング
対象:一般
発行形態:単行本
内容:経済・財政・統計
言語:日本語
ページ数:232ページ
縦:21cm
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