王朝物語論考―物語文学の端境期 [単行本]
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王朝物語論考―物語文学の端境期 [単行本]

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出版社:勉誠社
販売開始日: 2023/02/28
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王朝物語論考―物語文学の端境期 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    平安後期から中世、さらには近現代においてもなお、王朝文学はその命脈を保ち、生成されていく。旧い趣向を滋養として吸収しつつ、時代の壁を越え、新しさを打ち出していく不断の営み―これら王朝物語の世界の豊饒さは、物語文学生成の最先端の場を今に伝える貴重な証言である。言語表現やプロット、さらには絵画表現へも視角を広げ、相互に干渉し、響き合う物語相互の関係性を動態として捉え、新たな王朝文学史構築のための礎を築く画期的著作。
  • 目次



    目次・凡例

    Ⅰ 平安後期物語論
    第一章 『浜松中納言物語』吉野姫の〈内〉と〈外〉─吉野姫をつなぎとめるものとの関わりから―
    第二章 『夜の寝覚』生霊事件の一面─男君自身の問題として―
    第三章 『夜の寝覚』の引歌表現「思ふもものの心地」をめぐって─『源氏物語』「葵」巻の六条御息所との関わりから─
    第四章 『落窪物語』と『夜の寝覚』の〈事件〉─平安朝物語文学史の再構築に向けて─

    Ⅱ 院政期物語論
    第一章 『海人の苅藻』按察家の人々─院政期物語文学論・序説─
    第二章 院政期物語としての『海人の苅藻』─『栄花物語』もしくは藤原頼通の時代からの継承─
    第三章 『在明の別』冒頭場面・再説─三条女との接点をめぐって―
    第四章 後期物語から見る物語史─『源氏物語』の複合的引用と多重化する物語取り─

    Ⅲ 中世物語論
    第一章 『木幡の時雨』実子イジメの基底―母上の怨恨をめぐって―
    第二章 『木幡の時雨』の構想について─改作『海人の苅藻』との接点をめぐる試論─
    第三章 『住吉物語』における『源氏物語』摂取について─改作と創作の狭間から─

    Ⅳ 源氏物語の続篇
    第一章 『山路の露』の成立─『建礼門院右京大夫集』『正治初度百首』との関わりをめぐって─
    第二章 『山路の露』のアレゴリー─二河白道図からの発想─
    第三章 『山路の露』の浮舟と和歌─〝手習の君〟の継承をめぐって─

    Ⅴ 歴史物語と作り物語
    第一章 「物語合」虚構論―十九番目の物語―
    第二章 六条斎院禖子内親王家「物語合」の復原―『後拾遺和歌集』の詞書の再検討を通して―
    第三章 『栄花物語』と平安朝物語の関係―『うつほ物語』の影響、成熟する歴史語り―
    第四章 『栄花物語』と中世王朝物語の関係─『風につれなき物語』を例として─

    Ⅵ 短篇物語と翻案小説
    第一章 『虫めづる姫君』を読む─冒頭部の解釈をめぐって─
    第二章 「虫めづる姫君」の教え
    第三章 室生犀星の王朝小説〈虫姫物語〉─「虫の章」「何処の野に」「虫姫日記」から─

    あとがき
    初出一覧
    索引
  • 出版社からのコメント

    新たな物語史の構築のために――
  • 内容紹介

    平安後期から中世、さらには近現代においてもなお、王朝文学はその命脈を保ち、生成されていく。
    旧い趣向を滋養として吸収しつつ、時代の壁を越え、新しさを打ち出していく不断の営み―。 これら王朝物語の世界の豊饒さは、物語文学生成の最先端の場を今に伝える貴重な証言である。
    言語表現やプロット、さらには絵画表現へも視角を広げ、相互に干渉し、響き合う物語相互の関係性を動態として捉え、新たな王朝文学史構築のための礎を築く画期的著作。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    横溝 博(ヨコミゾ ヒロシ)
    1971年、東京都生まれ。現在、東北大学大学院文学研究科教授。専門は中古・中世物語文学。2003年3月、早稲田大学大学院文学研究科日本文学専攻博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。信州大学助手、早稲田大学助手、日本学術振興会特別研究員(PD)、秀明大学専任講師を経て現職。その間、関東学院大学、早稲田大学、女子学院中学高等学校、東海大学附属望星高等学校、藤村女子中学高等学校、早稲田実業高等学校で非常勤講師を務める
  • 著者について

    横溝博 (ヨコミゾヒロシ)
    横溝博(よこみぞ・ひろし)
    1971年、東京都生まれ。現在、東北大学大学院文学研究科教授。
    専門は中古・中世物語文学。
    2003年3月、早稲田大学大学院文学研究科日本文学専攻博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。信州大学助手、早稲田大学助手、日本学術振興会特別研究員(PD)、秀明大学専任講師を経て現職。その間、関東学院大学、早稲田大学、女子学院中学高等学校、東海大学附属望星高等学校、藤村女子中学高等学校、早稲田実業高等学校で非常勤講師を務める。
    著書に『九曜文庫蔵奈良絵本・絵巻集成竹取物語絵巻』(共編著、勉誠出版、2007年7月)、論文に「『源氏物語』の勝利―「絵合」巻における主家讃美の方法と紫式部」(共編著『日本古典文学を世界にひらく―EAJS(ヨーロッパ日本研究協会)で発表しよう〈Opening Classical Japanese Literature to the World: Presentations at EAJS〉』(勉誠出版、2022年12月)などがある。

王朝物語論考―物語文学の端境期 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:勉誠出版
著者名:横溝 博(著)
発行年月日:2023/02/25
ISBN-10:4585390243
ISBN-13:9784585390244
判型:A5
発売社名:勉誠出版
対象:専門
発行形態:単行本
内容:日本文学評論・随筆
言語:日本語
ページ数:556ページ
縦:21cm
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