中村菊男―政治の非合理性に挑んだ改革者 [単行本]
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中村菊男―政治の非合理性に挑んだ改革者 [単行本]
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中村菊男―政治の非合理性に挑んだ改革者 [単行本]

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出版社:その他
販売開始日: 2023/03/15
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中村菊男―政治の非合理性に挑んだ改革者 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    今よみがえる鳥羽の秀学。人間を追い求め、学問を突き詰め、伊勢志摩を愛した政治学者の軌跡。
  • 目次

    はしがき
    はじめに

    第一章 その知的形成と学問研鑽
     ・鳥羽・伊勢における若き日々
     ・慶應予科での文学渉猟
     ・政治学科における学問研鑽
     ・手塚豊に明治法制史を学ぶ
     ・精神の父 加田哲二
     ・板倉卓造の演習に入る
     ・米山桂三に政治心理学を学ぶ
     ・潮田江次に私淑する
     ・政治概念論争の展開

    第二章 政治の実践経験
     ・衆院選に立候補する
     ・落選を経験する
     ・選挙の経験は役に立ったか?
     ・盟友松本の政治活動
     ・市長選で父の選挙参謀となる
     ・政治心理学の応用
     ・政治学者による選挙マニュアル

    第三章 日本政治史の研究
     ・初の著書『政治学』を出す
     ・政治史学者としての中村
     ・唯物史観の批判
     ・明治憲法の機能に着目する
     ・民法典対立をめぐる学問論争
     ・福澤諭吉研究
     ・統治者としての政治家研究
     ・伊藤博文:明治憲法の偉大な運用者
     ・星亨:波乱万丈の民権政治家
     ・民主社会主義者の伝記

    第四章 明治憲法体制の解釈
     ・昭和初期の議会政と軍国主義
     ・天皇制ファシズムはなかった
     ・明治国家体制はファシズムの道なのか
     ・天皇制による無責任構造はあったのか
     ・戦争をもたらしたものは何か
     ・中村における日本政治史

    第五章 政治心理学と政治文化論
     ・政治心理学の嚆矢
     ・新しい学問としての政治心理学
     ・人間とは理性的なのか?
     ・統治としての政治の視点
     ・政治文化論の関心
     ・日本文化の本質
     ・無私と気
     ・日本的なものについての探求
     ・人間の政治学
     ・経済発展は保守政権を揺るがすか?
     ・日本人の政治体質とは?

    第六章 民主社会主義運動の実践
     ・共産主義はなぜ広がったのか?
     ・青年はなぜ共産主義に惹かれるのか?
     ・共産党批判は攻撃の対象
     ・民主社会主義運動の開始
     ・民主社会主義連盟の創設
     ・社会党統一をめぐる論戦
     ・統一社会党での左右対立
     ・民主社会主義研究会議の創設
     ・武藤光朗の活躍
     ・関嘉彦による民主社会主義運動の発展

    第七章 民主社会主義の展開と戦後知識人批判
     ・民主社会主義の啓蒙活動
     ・向坂理論の批判
     ・民社党にも苦言を呈する
     ・進歩的文化人の知的態度
     ・現実を無視した安全保障論の批判
     ・戦前に通じる進歩的文化人の発想

    第八章 憲法改正と安全保障問題
     ・民主憲法か、押しつけ憲法か?
     ・憲法解釈学の異常と憲法改正の困難
     ・安保改定に賛成する
     ・安保は中ソを刺激するか
     ・岸首相の「下手な」政治を批判
     ・日本は中立主義を取りうるか?
     ・自衛隊批判の背景
     ・現実主義安全保障論
     ・『日米安保肯定論』の刊行
     ・中立論争は不発に終わる
     ・民社党の安全保障政策を批判する
     ・小選挙区・比例代表並立制の提唱
     ・沖縄密約事件に助言する
     ・沖縄基地問題研究会の委員となる
     ・文部省大学設置審議会の委員となる
     ・政治評論家の使命

    第九章 伊勢志摩と中村政治学
     ・伊勢志摩と古代史解釈
     ・記紀と津田歴史学
     ・邪馬台国は重要ではない
     ・伊勢神宮の起源とは?
     ・研究の原点としての本居宣長
     ・中村菊男の皇室観
     ・学生との鳥羽市の政治調査研究

    おわりに 中村菊男の人と思想
     ・突然の最期と全力の生涯
     ・豊かな生活を送る
     ・マルクス主義と自由主義
     ・中村のめざした学問とは?
     ・教育者としての中村
     ・民主社会主義のもとでの結果
     ・民主社会主義を越えて

    あとがき

    中村菊男略歴
    鳥羽市地図/志摩地域広域地図
    民主社会主義団体の変遷
    中村菊男の単著一覧
    人名索引
    おわりに/中村菊男の人と思想
  • 内容紹介

    今よみがえる鳥羽の秀学
    人間を追い求め、学問を突き詰め、伊勢志摩を愛した政治学者の軌跡

    中村菊男は民主社会主義を唱えているが、既存の社会主義のイメージはまったくない。
    日本でよくみかける感情的議論や党派的主張とは無縁である。小泉信三に代表される慶應の自由主義の伝統を意識し、自由の抽象的論議でなく、時事問題について、学問的知見に拠って現実主義的見解を次々に表明していた。
    本書を著すきっかけは、そうした実践的学者の中村が中道左派の(保守的)ねじれを解明する鍵となると考えたからだ。
    中村菊男の活動は、民主社会主義の名のもとに保守を含む多様な議論を受け入れることにつながった。本書では、中村菊男という人物を通して、中道左派の現実主義的知識人の活動を解明していきたい。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    清滝 仁志(キヨタキ ヒトシ)
    駒澤大学法学部教授・博士(法学)。1966年、北九州市生まれ、九州大学法学部卒。農林水産省勤務を経て、九州大学大学院法学研究科博士課程修了。専門は西洋政治思想史。トロント大学客員研究員(2011‐2013)、政策研究フォーラム常務理事(2021‐)、シドニー大学客員研究員(2023‐)。イギリスの近代化における宗教と国民統合の関係についての研究を手始めに、アングロサクソン諸国や日本の自由主義政治思想を考究
  • 著者について

    清滝 仁志 (キヨタキ ヒトシ)
    駒澤大学法学部教授・博士(法学)。
    1966年、北九州市生まれ、九州大学法学部卒。農林水産省勤務を経て、九州大学大学院法学研究科博士課程修了。
    専門は西洋政治思想史。トロント大学客員研究員(2011‐2013)、政策研究フォーラム常務理事(2021‐)、シドニー大学客員研究員。(2023‐)。
    イギリスの近代化における宗教と国民統合の関係についての研究を手始めに、アングロサクソン諸国や日本の自由主義政治思想を考究。他方で月刊誌『改革者』で時事評論を執筆。「宗教は政治に必要ないのか?─ 政治思想から政教分離を考える ─」、「日本復活は見果てぬ夢に終わるのか?─ 先進民主主義国で暗殺はなぜ起きた ─」、「日本はなぜウクライナを支持するのか?─ 自由の精神を求めた関嘉彦の国防論を再評価する ─」、「知の改革者は出現するのか?─ 今こそ真の学術振興が必要である ─」(いずれも2022年)を発表。
    著書に『近代化と国民統合 イギリス政治の伝統と改革』(木鐸社)、『純理自由主義者 河合栄治郎 改革者の使命と実践』(啓文社書房)がある。

中村菊男―政治の非合理性に挑んだ改革者 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:啓文社書房
著者名:清滝 仁志(著)
発行年月日:2023/03/20
ISBN-10:4899920849
ISBN-13:9784899920847
判型:B6
発売社名:啓文社
対象:専門
発行形態:単行本
内容:政治含む国防軍事
言語:日本語
ページ数:374ページ
縦:19cm
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