EUの経済・通貨同盟―ガバナンス改革と欧州単一通貨制度のゆくえ(松山大学研究叢書) [単行本]
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EUの経済・通貨同盟―ガバナンス改革と欧州単一通貨制度のゆくえ(松山大学研究叢書) [単行本]

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出版社:晃洋書房
販売開始日: 2023/03/27
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EUの経済・通貨同盟―ガバナンス改革と欧州単一通貨制度のゆくえ(松山大学研究叢書) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    EUは1999年に単一通貨ユーロを導入し、経済・通貨同盟の第3段階に進んだ。しかし、欧州金融危機はEUの通貨制度の脆弱さを露呈させるに至る。本書は、欧州金融危機を契機とするガバナンス改革と改革後のEMUの第3段階の展開を考察し、EUの単一通貨制度の特質と問題点を明らかにする。
  • 目次

    は し が き

    序 章 欧州統合と欧州単一通貨制度の軌跡

    第1章 ユーロ圏の金融危機
     はじめに
     第1節 ユーロ圏金融危機の性格規定を巡って
       コラム1 ユーロ決済システム(TARGET)
     第2節 ユーロ圏債務国の貿易・経常収支赤字の要因
      1.輸出側の要因―単位労働コストの上昇
      2.輸入側の要因―長短資本流入による内需の拡大
     第3節 ユーロ圏金融危機のプロセス
      1.ギ リ シ ャ
      2.アイルランド
      3.ポルトガル
      4.ス ペ イ ン
       コラム2 ユーロ圏の重債務国への金融支援
     おわりに
     ――国際収支調整手段としてのTARGET・バランス――

    第2章 EUの競争政策とギリシャの国家債務支払問題
     第1節 EUの経済・通貨同盟に向けた改革とギリシャの構造改革
      1.EUの制度改革
      2.ギリシャの経済改革の動き
       コラム3 ギリシャの小史
     第2節 「双子の赤字」と外資流入の特徴
      1.ギリシャのキャッチアップ
      2.貿易・経常収支赤字と財政赤字の拡大
      3.外資に依存するギリシャ経済
       コラム4 Ⅰ-Sバランス・アプローチ論
     第3節 トロイカによる経済調整計画
      1.2010年の経済調整計画
      2.2012年の経済調整計画
      3.トロイカの政策の影響

    第3章 第3次金融支援後のギリシャ経済
     はじめに
     第1節 トロイカの視点からみたギリシャ
      1. EU 域内のグローバル・バリュー・チェーン(GVC)によるギリシャの包摂
      2.外国資本からみたギリシャ産業
      3.地政学的要因
       コラム5 ギリシャとトルコの歴史的関係
     第2節 第3次金融支援から支援終了までのプロセス
      1.ESMの役割
      2.IMFとユーロ圏債権団の立場
      3.「第4次コンプライアンス報告書」による支援終了
     第3節 構造改革圧力のさらなる強化
      1.税制改革
      2.福祉・社会保障関連支出の抑制
      3.金融部門の改革
     第4節 ユーロ圏周辺国の苦悩
      1.資本の存続条件としての地理的不均等発展
      2.COVID―19後の経済

    第4章 EUの経済ガバナンス改革
     はじめに
     第1節 安定・成長協定の改革と構造改革
      1.金融危機前のEU財政規律の枠組み
      2.金融危機後のEUの経済ガバナンス改革
     第2節 安定・成長協定を巡る議論
         ――先行研究のサーベイ――
      1.1997年安定・成長協定を巡る議論
      2.SGPの改革を巡る議論
     第3節 改正SGPの実効性とその影響
      1.財政ルールの柔軟な運用と財政規律の陥穽
      2.緊縮財政の実体経済に与える影響
     第4節 将来の欧州社会モデルを目指して

    第5章 ユーロシステムの非標準的金融政策の展開
     はじめに
     第1節 非標準的金融政策の目的と手段
       コラム6 ユーロシステムの金融政策
      1.金融危機の発生期
      2.国家債務支払危機の時期
      3.クレジット・クランチとデフレ対策
     第2節 緊急流動性支援
     第3節 非標準的金融政策の評価

    第6章 ユーロシステムの量的緩和金融政策の効果と副作用
     はじめに
     第1節 量的緩和政策(QE)の実際
      1.QEの政策手段
      2.QEの実際と理論的裏付け
     第2節 QEの影響
      1.QEの波及経路の構図
      2.QEの金融的側面と実体経済的側面への影響の評価
     第3節 QEの副作用
      1.金融市場の歪み
      2.中央銀行の国債購入による財政ファイナンスの許容幅の拡大
      3.資産バブルの潜在的リスクの拡大
     おわりに

    第7章 欧州金融危機後の金融システムの強化と欧州銀行同盟
     はじめに
     第1節 銀行同盟の背景
      1.EUのプルーデンス政策とは
      2.銀行債務と政府債務の悪循環
     第2節 単一市場に向けた強固な金融枠組み
      1.金融システム強化のための金融機構の構築
      2.欧州の全銀行(8300行)にとっての単一のルールブック
     第3節 単一銀行監督機構
     第4節 単一破綻処理メカニズム

    第8章 欧州銀行同盟の課題と将来
     はじめに
     第1節 銀行同盟の現段階
      1.SRMの形骸化
      2.EDIS構想の頓挫
     第2節 なぜ銀行同盟は進展しないのか
      1.SRMによるベールイン
      2.EDIS構想を妨げる要因
      3.銀行同盟が進まない背景―経済格差
    おわりに

    第9章 シャドー・バンキング・システムについて
     はじめに
     第1節 シャドー・バンキング・システム(SBS)の特徴
      1.SBSとは
      2.SBSと銀行の関係
      3.SBSの実態の把握
     第2節 SBSを支える要素とSBSの相互関連性
      1.MMF
      2.レポ取引
      3.金融の証券化
      4.店頭デリバティブ(OTCデリバティブ)
       コラム7 デリバティブ取引(金融派生商品取引)
     第3節 SBSの問題とは何か
      1.金融ネットワークの脆弱性
      2.システミックの増幅―銀行とSBSとの関わり
     第4節 SBS 規制の方向性

    第10章 EUのシャドー・バンキング・システム規制
        ――市場規制を中心に――
     はじめに
     第1節 銀行と証券の分離
      1.アメリカのボルガー・ルール
      2.EU の銀行・証券分離の規制
     第2節 店頭デリバティブ取引規制の実態と実効性
      1.店頭デリバティブ取引の拡大
      2.EU の店頭デリバティブ取引の規制
     第3節 空売り規制
     おわりに

    あとがき
    索  引
  • 内容紹介

    EMUの深化がもたらす功罪
    欧州金融危機を契機とした改革は,ユーロ圏の経済力を強化したのか,
    格差と分裂を生みだしたのか.その特質と問題点を明らかにする.
    EUは1999年に単一通貨ユーロを導入し,経済・通貨同盟の第3段階に進んだ.しかし,欧州金融危機はEUの通貨制度の脆弱さを露呈させるに至る.本書は,欧州金融危機を契機とするガバナンス改革と改革後のEMUの第3段階の展開を考察し,EUの単一通貨制度の特質と問題点を明らかにする.
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    松浦 一悦(マツウラ カズヨシ)
    現在、松山大学経済学部教授、博士(国際関係学)。1963年熊本県生まれ。大分大学経済学部卒業。同大学在籍中、1984年に米国サンフランシスコ州立大学へ文部省国費派遣留学。1991年3月、同志社大学大学院商学研究科博士課程単位取得退学。1991年4月より松山大学経済学部専任講師。同大学助教授、英国ケンブリッジ大学政治経済学部客員研究員を経て、2000年4月より現職。日本EU学会理事
  • 著者について

    松浦 一悦 (マツウラカズヨシ)
    松山大学経済学部教授。

EUの経済・通貨同盟―ガバナンス改革と欧州単一通貨制度のゆくえ(松山大学研究叢書) の商品スペック

商品仕様
出版社名:晃洋書房 ※出版地:京都
著者名:松浦 一悦(著)
発行年月日:2023/03/30
ISBN-10:4771037264
ISBN-13:9784771037267
判型:B5
発売社名:晃洋書房
対象:専門
発行形態:単行本
内容:経済・財政・統計
言語:日本語
ページ数:332ページ
縦:21cm
横:15cm
厚さ:2cm
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