ミステリードラマの日本語―発話と記号の演出を探る [単行本]
    • ミステリードラマの日本語―発話と記号の演出を探る [単行本]

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ミステリードラマの日本語―発話と記号の演出を探る [単行本]

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出版社:くろしお出版
販売開始日: 2023/03/24
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ミステリードラマの日本語―発話と記号の演出を探る の 商品概要

  • 目次

    第1部 背景とアプローチ
    第1章 ミステリードラマとメディア現象
    1. テレビドラマのディスコース
    2. ミステリー作品の世界
    3. ミステリードラマ研究の意義

    第2章 アプローチ:発話と記号の考察
    1. 先行研究
    2. 本研究の枠組み
    3. 使用データ
    4. 本書の構成

    第2部 発話:逸脱性と創造性の演出
    第3章 会話:ルールに違反する
    1. はじめに:ルール違反の意味
    2. 隣接応答ペアに違反する行為
    3. 発話行為に関する違反
    4. 発話の境界と交渉
    5. 乗っ取り発話と共話
    6. おわりに

    第4章 引用:言う行為に注目する
    1. はじめに:声の操作と引用の記号化
    2. 直接話法の演出とキャラ発動
    3. モノローグの種類とシフト
    4. 心内会話
    5. 言う行為の記号化
    6. 決め台詞と発想・発話態度
    7. おわりに

    第5章 キャラクター・スピーク:バリエーションで遊ぶ
    1. はじめに:キャラクター現象
    2. 方言によるキャラクター設定
    3. バリエーションの利用とキャラクター
    4. 世代差・時代差とキャラクター・スピーク
    5. 職業とキャラクター設定
    6. おわりに

    第6章 キャラクター・スピーク:スタイルで揺れ動く態度を示す
    1. はじめに:キャラクター・スピークと感情
    2. スタイルとそのシフト
    3. ミステリードラマのスタイルとキャラクター
    4. 特殊キャラクターの演出:『時効警察はじめました』の場合
    5. おわりに

    第7章 キャラクター・スピーク:アイデンティティを操作する
    1. はじめに:アイデンティティから自己の多元化へ
    2. キャラクターとアイデンティティの間
    3. ジェンダーに関わるアイデンティティ
    4. 登場人物のイメージとキャラクターの演出
    5. 外国語と日本語にまつわるキャラとキャラクター
    6. 偽装されるアイデンティティ
    7. おわりに

    第3部 記号:多様性と娯楽性の演出
    第8章 人称と呼称:自分と相手の関係を操作する
    1. はじめに:人称と呼称の多様性
    2. 一人称表現
    3. 二人称表現
    4. 呼称
    5. ニックネーム
    6. おわりに

    第9章 レトリック:笑いを誘う
    1. はじめに:笑いの演出とキャラクター
    2. 娯楽としてのシャレ
    3. シャレの応用と演出
    4. ツッコミとキャラクター
    5. ジャンル:異なる世界との呼応
    6. おわりに

    第10章 文字テロップ:情報と情意を付け加える
    1. はじめに:文字テロップの定義と演出
    2. マルチモダリティ現象としての文字テロップ
    3. 文字テロップ現象
    4. ミステリードラマのビジュアル記号と文字テロップ
    5. 文字テロップの演出:『未解決の女』の場合
    6. おわりに

    第4部 ミステリードラマの日本語
    第11章 まとめと展望
    1. ミステリードラマにおける発話と記号
    2. ミステリードラマの日本語
    3. 日本語教育とポピュラーカルチャー
    4. おわりに
  • 出版社からのコメント

    ミステリードラマの会話を詳細に分析し、制作者の想像的で複雑な演出のプロセスを、言語学、談話分析、記号論の視点から明らかにする
  • 内容紹介

    談話分析の第一人者である著者が、2010年以降に放映されたミステリードラマ25作品253話分の会話を詳細に分析し、ドラマ制作者の想像的で複雑な演出のプロセスを、言語学、会話・談話分析、記号論の視点から明らかにする。

    ■「まえがき」より
    筆者は本書で、ポピュラーカルチャーのひとつであるミステリードラマをデータに、その演出のために使われる発話と記号を分析・考察する。アニメ、マンガ、ライトノベル、ゲーム、テレビドラマ、歌謡曲、J-POPなど、日本のポピュラーカルチャーの作品は、日本語の発話と記号を駆使することで生まれる。いわゆるソフトパワーの一部として、商品化される娯楽・芸術作品群は、国内のみならず、アジア圏をはじめとして海外でも広く消費されている。多くの作品はインターネットや市販のDVDを通して、世界中どこからでもアクセスでき、日本の言語文化は、内外のポストモダン文化のうねりを生み出している。このような膨大な消費文化を形成する日本語は、その演出の過程でどのような姿を見せるのか。どのような操作を通して表現されるのか。表現者はどのような効果を狙って日本語に工夫を凝らすのか。本書では、大衆的な娯楽・芸術作品としての日本語、消費する商品としての日本語のコミュニケーションの実情を、ミステリードラマというジャンルに焦点を当てて考察していく。具体的に分析の対象とするのは、巻末のデータリストに示すように、探偵ドラマや刑事・警察ドラマなどを中心とする連続・継続ドラマシリーズで、2010年以降にテレビ放送されたドラマのDVD、25作品(253話分)とする。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    メイナード,泉子・K.(メイナード,イズミコK./Maynard,Senko K.)
    山梨県出身。AFS(アメリカン・フィールド・サービス)で米国に留学。甲府第一高等学校およびアイオワ州コーニング・ハイスクール卒業。東京外国語大学卒業後、再度渡米。1978年イリノイ大学シカゴ校より言語学修士号を、1980年ノースウェスタン大学より理論言語学博士号を取得。その後、ハワイ大学、コネチカット・カレッジ、ハーバード大学、プリンストン大学で教鞭をとる。現在、ニュージャージー州立ラトガーズ大学栄誉教授(Distinguished Professor of Japanese Language and Linguistics)。会話分析、談話分析、感情と言語理論、語用論、マルチジャンル分析、創造と言語論、ポピュラーカルチャー言語文化論、言語哲学、翻訳論、日本語教育などの分野において、日本語・英語による論文、著書多数
  • 著者について

    泉子・K・メイナード (センコ ケイ メイナード)
    泉子・K・メイナード(Senko K. Maynard)

    山梨県出身。AFS(アメリカン・フィールド・サービス)で米国に留学。甲府第一高等学校およびアイオワ州コーニング・ハイスクール卒業。東京外国語大学卒業後、再度渡米。1978年イリノイ大学シカゴ校より言語学修士号を、1980年ノースウェスタン大学より理論言語学博士号を取得。その後、ハワイ大学、コネチカット・カレッジ、ハーバード大学、プリンストン大学で教鞭をとる。現在、ニュージャージー州立ラトガース大学栄誉教授(Distinguished Professor of Japanese Language and Linguistics)。会話分析、談話分析、感情と言語理論、語用論、マルチジャンル分析、創造と言語論、ポピュラーカルチャー言語文化論、言語哲学、翻訳論、日本語教育などの分野において、日本語・英語による論文、著書多数。

ミステリードラマの日本語―発話と記号の演出を探る の商品スペック

商品仕様
出版社名:くろしお出版
著者名:泉子・K. メイナード(著)
発行年月日:2023/04/01
ISBN-10:4874249256
ISBN-13:9784874249253
判型:規小
発売社名:くろしお出版
対象:専門
発行形態:単行本
内容:日本語
言語:日本語
ページ数:429ページ
縦:21cm
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