愛知を生きた女性たち―自由民権運動からピースあいちへ [単行本]
    • 愛知を生きた女性たち―自由民権運動からピースあいちへ [単行本]

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愛知を生きた女性たち―自由民権運動からピースあいちへ [単行本]

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出版社:風媒社
販売開始日: 2023/03/24
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愛知を生きた女性たち―自由民権運動からピースあいちへ の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    ゆっくり、じっくり、地域を底から動かした女性たちの歴史。
  • 目次

    はじめに

    第一章 近代社会へ一歩踏み出す
    1.人間の自立・平等・連帯の芽
    明治維新で愛知県誕生/自由民権運動と村雨のぶの信念/大日本帝国憲法のもとで
    2.女性の仕事と生活
    職業の自由化と女性/商品経済・繊維工業の発展/愛知の生産品/新しい職業へ進出
    3.女子教育の進展
    男女が学ぶ学校制度/きんさん・ぎんさんの教育/女子教員・女学校の増加/女学校がかかえる問題/女子高等教育への要望
    4.自由廃業に向かう娼妓
    廃止されない遊郭/売る親・売られる娘/愛知の廃娼運動/娼妓の現実/「地獄」から逃げる娼妓
    5.女性の人権の明暗
    政治参加から締め出されて/工業の発展と女性/労働災害と女性
    6.軍事強国の道に進む日本
    日清戦争で世界の強国へ/日露戦争戦病死者の家族/神として浸透する天皇
    7.青鞜社と名古屋の歌人
    『青鞜』の影響/青木穠と原田琴
    第一章 典拠・参考文献

    第二章 女性が静かに動かす大正デモクラシー
    1.産業の発展と働く女性
    農村から都市へ/結婚式の変化/繊維工場で働く農村の娘/工場の集団生活
    2.社会運動の進展と米騒動
    社会運動の拡大/名古屋の米価高騰/米の買い方/インフルエンザ大流行/労働運動組織化への模索/女子労働者も動き始める
    3.婦人団体の誕生と成長 
    女性が集まり集められる時代へ/新聞報道にみる婦人団体/働く女性の組織
    4.職業婦人の増加
    女性の職業への関心/敬遠される女中という職業
    5.女性新聞記者と愛知
    女性記者誕生/市川房枝の足跡/女性を励ます記事/新聞社は多様な思想・活動の拠点
    6.新婦人協会設立と愛知
    女性の社会活動の展開/政治的権利への第一歩/新婦人協会名古屋支部
    7.男子普選に学ぶ女性の大同団結
    愛知の男子普通選挙権獲得運動/婦人参政権獲得への道
    8.進む女性の組織化
    愛知の無産者女性等の自主的活動/愛知の処女会の動向/行政が教化するための地域婦人会/軍部が掌握した国防婦人会
    9.婦選獲得同盟と愛知
    婦人参政権獲得の構想/愛知の婦人参政権獲得活動/「陣痛微弱」の愛知支部組織
    第二章 典拠・参考文献

    第三章 戦争は生活を崩す
    1.生活の変貌
    恐慌と戦争の時代へ/女性は農村の主力/男性の後を追う女性の進出/職業婦人の変化/庶民が求めた洋風文化
    2.雑誌で広がる女性の文化
    婦人雑誌の人気/『女人芸術』支部の活動/『婦人公論』読者の動向/特高の監視下で/『婦人文芸』支部の挫折
    3.個性を伸ばした女性たち
    女流画家の成長/女流文学の土壌/女子のスポーツ熱
    4.女性のための社会事業
    困窮家族の救助/保育園の設立/婦人保護施設への動き/日本基督教女子青年会「友の家」/社会問題への関心/生活課題解決の模索
    5.満州事変前後の社会の空気
    愛国・国防思想普及、軍事支援へ/女子労働者の抵抗/婦人参政建議の否決
    6.選挙粛正運動と国民統合
    婦選獲得同盟と選挙粛正/女性の社会的地位向上を夢見て/日中戦争開始に浮き立つ
    7・母性保護法制定運動と「出産報国」「結婚報国」
    「母子保護法」の要求/「産めよ殖やせよ」で報国/「結婚報国」のため相談所設立/軍の指揮下に統合されて
    8.「女性皆働」の時代へ
    「国民精神総動員」で働くべし/アジア太平洋戦争へ/中学・女学校生徒の動員/朝鮮女子勤労挺身隊
    9.戦時生活の記録
    長く続いた戦争/深刻な食糧問題/東南海地震・三河地震/疎開学童・動員学徒の食事
    10.還らぬいのちを数える
    工場地域の空襲/日中戦争以来の死者/反戦の想い
    第三章 典拠・参考文献

    第四章 敗戦、女性はどう生きていくのか
    1.不安と混乱の八月一五日
    女学生の不安/教師の悲しみ/焼野原から
    2.女性にも自由・平等の権利
    アメリカによる民主化/新日本婦人同盟の誕生と活動/日本国憲法のもとで
    3.婦人参政権実現
    女性議員誕生と期待/『東海民主婦人』の呼びかけ/一九四七年四月に吹いた選挙の風/愛知の女性議員はなぜ少ない/地方議員を続けた人びと/内田あぐりのあゆみ
    4.焼け跡の労働組合運動
    食糧難・住宅難の中で/労働組合続々誕生/国鉄の労働組合/「働く女性の会」の意気込み/国際婦人デーとはたらく婦人の県集会
    5.農地改革から生活改善へ
    地主的土地所有の解体/農村の生活改善/嫁から妻への転換
    6.婦人民主クラブと愛知
    婦人民主クラブの誕生/自主性を貫く愛知/高良とみ講演会
    7.地域婦人会の再組織
    占領軍と婦人会/行政が必要な婦人団体/名古屋クラブ婦人団体連絡協議会設立
    8.女性の未来を開く男女平等教育
    教育の復興/男女共学新制大学の感動/幅広い社会教育活動
    9.地域社会へ貢献する人びと
    女性弁護士が切り開いた道/女性が女性の能力開発を/文化を発展させた女性たち
    10.戦後復興と女性労働
    集団就職の娘たち/民主教育を育てる女性教師/アメリカのもとでの経済復興/講和条約締結へ
    第四章 典拠・参考文献

    第五章 母の本音、女性の本音で愛知を変える
    1.手をつなぐ母、主婦、労働者、女子学生 
    平和を求めて子どもを守る/人権を女性の現実生活に/いずみの会・中日くらし友の会・波紋の会
    2.原水爆実験反対から母親運動へ
    原水爆の被災はもういやです/愛知母親大会へのあゆみ/母親運動の活動家たち/貧しくても本音を出して/三河に広がる母親運動/日本母親大会を愛知で開催
    3.伊勢湾台風と女性
    すさまじい暴風雨・洪水・高潮/助かったいのち/ヤジエセツルメントは未来を育てる
    4.警察官職務執行法・安保条約改訂反対運動へ女性の訴え
    警察国家復活を阻止した世論/安保条約改定反対に進む/「なごや松川守る会」の人びと/女性のための永続的組織がほしい
    5.高度経済成長政策の明暗
    資本主義国中国民総生産第二位になった日本/交通事故急増、猿投事故/都市的文化生活の拡大
    6.世界の人と手を結んで守りたいこと
    小児マヒから子どもを守りたい/中国、ベトナムと平和の手を結ぶ
    7.パートか女子労働裁判か
    パート女性の増加/フルタイムで働きたい女性はがんばる/仲間を信頼して
    8.へこたれない母と父の保育所づくり
    働き続けるためにまず共同保育所を/乳児・長時間保育が必要/岩倉の保育運動/学校に入った子どもの保育/ベビーホテルと夜間保育
    9.息ができない・眠れない公害をなくそう
    水・空気・騒音・振動と健康/人が暮らせる環境を
    10.社会福祉が支える高齢者・乳幼児
    社会福祉の専門家/高齢者の増加と要求/高齢者の医療費無料化を求めて/ボランティア活動で探る高齢者福祉/乳幼児医療費無料化要求
    11.どのような人もその人らしく生きられる愛知に
    障がい者の未来を開く/家族でなくても人間だから/子どもを育てられない親に代わる「親」を
    12.革新自治体を女性がつくっていこう
    革新自治体への期待/革新市長によりかからないで
    13.死と隣り合わせの体験が生きかえる
    戦争体験記録続々出版/悲しみ苦しみの想いをつないで/戦争と正面からむきあう 
    14.総力を結集した平塚らいてう展・講演会
    団体も個人もいっしょになって/継続できなかった現実
    15.愛知の女性を愛するから女性史学習を
    名古屋女性史研究会の誕生/愛知女性史研究会の成果/女性史ブームの中で
    第五章 典拠・参考文献

    第六章 国際婦人年は希望の灯、女性の武器
    1.なくそう男女の差別、強めよう女性の力
    女性も議員も裁判官も政治家も大忙し/愛知の国際婦人年/国際婦人年あいちの会はナマの声を集めて/男女雇用機会均等法施行/県・市婦人会館の設立/初めてばかりの婦人施策と壁
    2.自立と自由を育てる教育を
    ちくさ母親学級の実践/女性の自立をめざす教育を/男女の特性か自立か/生きる道を学校生活に探ろう 
    3.女性への差別を拒否する 
    若い女性の未来を探る/女子労働裁判・調停申し立ては続く/新日本婦人の会愛知県本部が集めた声/疲れきった女性の働き手
    4.パート労働者の実態
    パートという労働の定着/パートも職業病になる
    5.意識調査で県民をみる
    意識調査が明らかにしたこと/高学歴女性就職後の状況
    6.愛知からの発信
    「産業首都あいち」というけれど/女性農業者はずっと角のない牛/「あいち女性プラン」を土台に
    7.元気な愛知の女性を探る
    全国的な「女性史のつどい」が名古屋で誕生/「日本女性会議‘84なごや」の出発/きんさん・ぎんさん一〇〇年目の喜び/東海ジェンダー研究所設立/若い女子繊維労働者のたたかいの記録・映画
    8.鳥も人も住み続けられる愛知に
    広がる公害、広がる抗議/母親の願いで残せた藤前干潟/子どものために原子力発電所を止めて
    第六章 典拠・参考文献

    第七章 日本国憲法は女性の宝
    1.憲法は私自身の問題
    憲法の男女平等についてベアテは語った/若者と皇室/イラク自衛隊派遣と憲法と私
    2.女性は結婚したいとは限らない
    未婚率増加と男女の意識/日本は世界に遅れた女性差別の国だから
    3.再び戦争を政府が起こさないように
    戦争資料を集める/「ピースあいち」を誕生させたのは/愛知・名古屋 戦争に関する資料館
    4.「九条の会」と若者に希望をつなぐ
    全国に、地域に、九条の会/あいち女性九条の会と野間美喜子の願い/自立・平等・連帯・平和への道は続く
    第七章 典拠・参考文献

    愛知女性史年表[1872─2000]
    おわりに
  • 出版社からのコメント

    男女平等、民主主義社会の進展、平和を実現し維持する活動に取り組み、ゆっくりと地域を底から動かした女性たちの歴史を綴る。
  • 内容紹介

    男女平等、民主主義社会の進展、平和を実現し維持する活動に積極的に取り組み、ゆっくり、じっくり、地域を底から動かした女性たちの歴史を綴る。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    伊藤 康子(イトウ ヤスコ)
    旧姓倉本。1934年中国東北区瀋陽市(旧満州奉天市)に生まれる。1959年東京大学文学部国史学科卒業。編集職を経て、1966年名古屋市へ転居、女性史を学び始める。1980年中京女子大学(現志学館大学)専任教員となり、2002年定年退職。愛知女性史研究会会員
  • 著者について

    伊藤康子 (イトウヤスコ)
    1934年中国東北区瀋陽市(旧満州奉天市)に生まれる。1959年東京大学文学部国史学科卒業。
    編集職を経て、1966年名古屋市へ転居、女性史を学び始める。1980年中京女子大学(現志学館大学)専任教員となり、2002年定年退職。主な著書に『戦後日本女性史』『女性史入門』『新日本の女性史』『闘う女性の二〇世紀』『草の根の女性解放運動史』『草の根の婦人参政権運動史』『市川房枝』がある。愛知女性史研究会会員。

愛知を生きた女性たち―自由民権運動からピースあいちへ の商品スペック

商品仕様
出版社名:風媒社 ※出版地:名古屋
著者名:伊藤 康子(著)
発行年月日:2023/03/15
ISBN-10:4833111527
ISBN-13:9784833111522
判型:B6
発売社名:風媒社
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:405ページ
縦:19cm
横:13cm
厚さ:2cm
重量:429g
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