一休宗純『狂雲集』再考 [単行本]
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一休宗純『狂雲集』再考 [単行本]

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販売開始日: 2023/04/24
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一休宗純『狂雲集』再考 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    今なお語り継がれる一休の生き様が現れた漢詩を300首ほど精選し、現代語訳と語注を施した決定版。従来の解釈を徹底的に見直し、新たな一休像を提示する画期的論考。
  • 目次

    はじめに――『狂雲集』のキーワード

    大灯国師三転語 何似生
     朝には眉を結び、夕には肩を交ゆ、我れ何似生
     慈明、狭路に楊岐を得たり
     工夫日用、閉門の車
     百年東海、独り休歇す
     工夫、棹を労す、奯公の舟

    大灯国師百年忌、大灯国師頂相賛
     大灯忌宿忌以前、美人に対す
     大灯国師百年忌 二首
      囊に青銅を覓むるも半文も無し
      児孫多く踏む、上頭の関
     大灯国師行状の末に題す
     大灯国師尊像、酬恩庵常住

    臨済、瞎驢辺滅却、四料簡
     如何なるか是れ臨済下の事。五逆聞雷
     臨済の四料簡
      奪人不奪境
      奪境不奪人
      人境倶奪
      人境倶不奪
     臨済、机案禅板を焼く
     臨済和尚を賛す
     仏病祖病、鬼眼を迸らす
     経巻もて不浄を拭う 三首
      経巻は元より不浄を除く箋
      弓影の客盃、多くは断腸
      手に信せて拈じ来たって不浄を除く
     臨済の画像に対す
     臨済和尚を賛す
     密伝、臨済門中に秘訣有り

    陳蒲鞋と巌頭
     陳蒲鞋 拈槌豎払は、吾が事に非ず
     陳蒲鞋 老禅、本と鉄眼銅睛
     陳蒲鞋 元来、黄檗下の尊なり
     陳蒲鞋 門閫、空しく韶陽の脚を折る
     巌頭船居図 会昌以後、僧形を毀つ
     巌頭船居図 蒲葉半ば凋む、江漢の秋

    虚堂
     育王の住院、世皆な乖く
     観物初、虚堂和尚を謗る

    運庵
     運庵和尚を賛す
     運庵、松源の衣を還す

    雲門
     古仏と露柱と相い交わる、是れ第幾機ぞ

    清素
     清素首座を賛す
     兜率の悦禅師を賛す

    圜悟
     圜悟大師の投機
     人の送れる曲彔を還す
     圜悟大師、老娘有り

    大恵
     大恵禅師、碧巌集を焚く
     碧巌集の序を読む

    霊雲桃花、香厳撃竹
     霊雲、桃花を見る図
     香厳撃竹 四首
      画に対せば忽然として識情を尽くす
      苕菷を携え来たって、風塵を動ず
      憐れむ可し、悟道、佳名を発することを
      玄沙の未徹、爛泥の荊

    大応国師、龍翔寺、妙勝寺、酬恩庵
     妙勝寺に大応国師の尊像を造る
     龍翔寺の廃れたるに感ず
     龍翔門派の零落を嘆ず 三首
      扶桑国裏に禅師没し
      東海の児孫、誰か正師
      飛び来たる蝙蝠、暮堂の裏
     酬恩庵虎丘庵を妙勝寺に寄進する
     妙勝寺の竹木を剪るを戒める
     酬恩庵を退く

    徹翁、栄衒の僧に示す
     徹翁和尚が末後の垂示 
     凡そ参禅学道の輩は須らく日用清浄なるべし 
    栄衒の悪知識に示す 二首 
      参禅の婆子、楊花の帳 
      捧心、自ら法王身と称す 
     霊山和尚が栄衒の徒に示せる法語の後に題す 
     栄衒の徒に示す 
     霊山塔に題して正伝庵の僧に贈る 
     霊山徹翁和尚の百年忌 二首 
      僧は運る、酬恩妙勝の薪に 
      癩児、伴を牽いて人前に出で 
     汲井輪の略ぼ停息すること無きが如し 
     我が病、良薬の効験も及ばず 
     凡そ参禅学道は須らく悪知悪覚を勦絶し

    言外和尚、華叟和尚
     言外和尚を賛す 
     華叟和尚を賛す

    養叟と春浦を批判する
     大機弘宗禅師号の下賜を批判
     懶瓚の詔を辞すると、也た何似ぞ
     養叟が禅師号を賜わるを批判
     養叟の的子春浦の癩病を見舞う
     「頤来的的付児孫」に題す

    胡乱
     昨日は俗人、今日は僧、生涯胡乱、是れ吾が能
     胡乱天然、三十年、狂雲が作略は這般の禅
     天然胡乱、正工夫、昨日は聡明、今日は愚 

    藞苴
     岐岳和尚、看雲亭に夜夜酒宴す
     高亭、腸は断つ、夜参の僧
     藞苴は元と是れ我が家業
     杜牧は藞苴なり、是れ我が徒

    譲羽
     山路 声を呑んで透過す、鬼門関
     山居 二首
      強いて空山幽谷の中に住す
      鬼窟黒山、何ぞ尊と称せん
     山中 典座に示す
     山中より市中に帰る

    大徳寺騒動、譲羽山
     大徳寺騒動 九首
      地老い天荒る、龍宝の秋
      我が声名、猶お未だ韜まさざることを慚ず
      囚に停まること一月、老虚堂
      戦いに慣れたる作家、赤心露わる
      正伝傍出、妄りに相争う
      議論す、臨済正伝の名
      胡乱、更に参ぜよ三十年
      語言三昧なるを、喚んで能と為す
      人境の機関、吾れ会せず
     将に山中に入らんとして衆に示す
     大徳寺の僧に寄す

    大徳寺の騒乱
     大用庵の破却を止む 二首
      邪を破して正に帰というも識情
      定盤を認む、担板漢の禅
      大徳寺の動乱に題す
     伏虎将軍、是れ我が徒 

    瞎驢庵、土庵
     紹鵷蔵主、地を規して居を卜す
     大機居士小築を卜す、瞎驢と曰う
     瞎驢軒に竹を種う

    来参する他派の僧
     簑笠庵号
     幻住派の真建が一休に奉る
     一休が和韻する
     妙興寺の起潜囦公蔵主を送る

    大徳寺火後
     大徳寺火後、大灯国師塔に題す
     大徳寺の修造を看て感有り

    慈恩大師をたたえ、楼子和尚を笑う
     慈恩の窺基法師を賛す
     婬坊に題す 楼子老禅、楼上の吟

    山居批判、南江宗沅
     山居の僧 擁葉
     山居の僧 落葉飛花、独覚の身
     南江宗沅の山居に寄す

    公案禅の批判
     久参の人に白す 二首
      円頂方袍、婬奸、威風鎮に人に逼って寒まじ
      言うこと莫かれ、公案即ち円成すと
     衣を更えて浄土宗に入る
     狂雲は大徳下の波旬
     参玄の僧の智恵を戒む

    会下の僧を批判する
     会裏の徒に示す 三首
      箇箇、蛙は争う、井底の尊
      胸襟、勘破すれば暗昏昏
      徒らに祖師の言句を学び得て
     雪下三等の僧 二首
      飢腸、食を説るも、也た風流
      禅者も詩人も、皆癡鈍

    絶交・破門
     会裏の衆と絶交す
     崇宗蔵主と絶交す
     中川を擯出する賀頌 二首
      病身を救わず、病身を労す
      本と虵影に非ず、客盃の弓

    南坊紹偵と堺衆
     勇巴興尽きて、妻に対して淫す
     悔ゆらくは、錯って為人の口を開きしことを
     泉堺の衆と絶交す 二首
      利に耽り名を好む、天沢の孫
      参学の徒、道心無し

    寬正の大飢饉
     大風洪水、万民憂う
     寬正二年餓死 三首
      寬正の年、無数の死人あり
      極苦飢寒、一身に迫る
      仏魔人畜、総に混雑す
     寬正辛巳の春、人多く餓死す
     仏神を恨むことを休めよ、三宝の心

    若いときの作品(十一歳~)
     鴬梭 十一歳
     長門春草 十三歳
     春衣宿花 十五歳
     涅槃像 二首 十五歳
      作仏披毛、主賓無し
      頭上は北洲、脚下は南
     秉払の僧の氏族を説くを聞く 十六歳
     中秋無月 十七歳
     聞鴉有省 二十七歳

    泉涌寺後小松院廟
     後小松院廟の前の菊
     後小松院の古廟に春遊す
     僧に対して清話す、清遊を忘る
     天上の風流、泉下の魄
     庭前、王孫草の有ることを知って
     栴檀の仏寺、幾楼台ぞ
     梅殿、四時の画梅
     夏梅
     秋梅
     冬梅

    婬坊
     王城の婬坊を嘆ず
     仏、露柱と交わる
     婬風、家国喪亡の愁い
     栄衒の徒を辱しむ
     婬坊の頌、以て得法の知識を辱しむ
     同門の老宿、余が婬犯肉食を誡む

    相国寺の騒動
     相国寺の沙喝騒動
     相国寺に放火した東班の僧を褒美す

    後土御門天皇と日野富子
     乱中の大嘗会
     敬んで天子に上る 二首
      財宝と米銭とは朝敵の基
      乾坤、海内、烟塵を起こす
     風流の脂粉、又た紅粧
     美人、城を傾く
     婦人の多欲を罵る 二首
      美人、寵を得るは美人の珍
      世俗の紅塵、脚下の糸
     色に婬する人に示す 三首
     君子すら猶お迷う、況んや小人をや
     濮上桑間、哇音を唱う
     男児の死処、色何ぞ屈せん

    僧の武装
     会裏の僧に武具を与う 二首
      乱世の英雄、一錫の僧
      逆行の沙門は三尺の剣
     泉涌寺の僧、棒を行ず
     南都の律僧が殺人刀

    乱中
     和州紀州の山野に蛍火充満す 二首
      蛍火、陽と争う、智と愚と
      満山の蛍火、諸人看る
     多武峰没落、人多く甲冑を拾う
     嶽山の敗北を賀す
     山名金吾は鞍馬の毘沙門の化身なり
     戦死の兵を弔う
     金吾、除夜に山名を殺す
     延暦寺の山法師に贈る
     乱に因む 二首
      請う看よ、凶徒大いに籌を運らす
      忠臣の愁思、功勲に在り
     会裏の俗徒に示して警策す 二首
      前車の覆える処は、後車への誡め
      意舞酔歌して、日を度ることを休めよ
     乱に因んで坊城少納言に寄す
     乱裏 二首
      国危うければ、家、必ず余殃有り
      独坐、頻りに忙し、﨟晦の心
     徳政一揆
     孤独老人の多欲を嘆ず
     乱裏の工夫
     文明の乱後

    避難、京都―薪―木津―奈良―堺―住吉
     諸国の軍兵、京洛に充満す
     乱を木津に避く
     瓶原の慈済庵に題す
     瓶原を退いて奈良に赴く
     家国の凶徒、路未だ通ぜず

    御阿姑上郎と紹固少女
     御阿姑上郎の瘦容を賛す
     御阿古の開浴に寄す
     御阿姑侍者の帰寺を賀す
     三途の河の御阿姑に寄す
     紹固喝食
     紹固への癖 二首
      未だ紹固を瞻ざれば、朝飢に似たり
      漫遊の宴罷って、又た詩筵
     紹固喝食の春遊
     人は道う、君王の小女児と
     紹固御喝食が翫ぶ所の造漁船に題す

    乙石御用人
     乙石御用人が髪置するを賀す
     乙石御用人、知客の帰寺を待つ


     妾有り、余に随うこと年久し 二首
      離思悠悠として、白髪新たなり
      別後多情、腸を断つを奈せん
     妾の和
     妾を遣る

    森女
     住吉の薬師堂、並びに叙
     王孫の美誉、聴いて相思う
     森公の深恩に謝する願書
     森公の午睡
     夢閨夜話
     森侍者、紙衣を村僧に借って寒を禦ぐ
     森美人の午睡を看る
     新服を森侍者に贈る
     森侍者、絶食す 二首
      百丈の鋤頭、信施を消す
      看よ看よ、涅槃堂裡の禅
     森公、輿に乗る
     美人の婬水を吸う
     婬水
     美人の陰に水仙花の香り有り
     我が手を喚んで森が手となす
     弥勒下生に約す

    如意庵、徳禅寺、大徳寺入寺
     如意庵の校割の末に題す
     如意庵退院 養叟和尚に寄す
     徳禅、席銭を儲開するを懺悔す 二章
      黄金の殿閣、俗塵深し
      五貫の青銅、徳禅の主
     徳禅塔主自賛
     大徳寺住持の勅請を拝し、柔仲和尚に呈す
     大徳寺住持の勅請を拝す
     大徳寺入寺法語
      山門
      仏殿
      土地堂
      祖師堂
      拈衣
      拈帖
      拠室
      退院
     大徳寺住持偶作

    頂相自賛
     喝下に主賓を分かち、句裏に機輪を転ず
     華叟の子孫、禅を知らず
     純一将軍の誉れは、風流好色の腸
     一段の風顚、太だ妖怪
     詩情、応に是れ許渾の図なるべし
     貧病老衰、山舎に居す
     吟魂、猶お苦しむ、許渾の詩
     分明に画き出だす、許渾の図
     許渾が詩興、一風流
     臨済の児孫、禅を識らず
     八十の窮僧、大藞苴
     風狂の狂客、狂風を起こす
     盲女の艶歌、楼子を欺く
     大機大用、摠に絃に膠す
     慚愧す、永劫抜舌の業
     傍若無人、閑逸の心
     純老の佳名、海東に発す

    その他
     鳥窠曰く、諸悪莫作、衆善奉行
     鳥窠和尚を賛す
     盲
     賊
     鱞斎
     婆子燃庵
     拈華微笑
     僧に尊卑無し
     断頭の罪人に代わる 二首
      六条河畔の断頭場
      各おの是れ波旬の道流
     自ら戒む
     東坡山谷同㡧
     法然上人を賛す
     仏祖を礼し福力を祷る僧に示す
     歇林紹休、庵を構え、伝正と曰う
     大恵武庫に曰く、俗士有り自ら捨縁と曰う 二首
      孫を愛し子を愛し、妻に対して歌う
      僧に在っては眼は白、妻に在っては青
     冷斎夜話、褒禅山石崖の僧の一件 二首
      仏印の重荷、一百夫
      玉帯、咲い欺ること土泥の如し
     一条殿の飢渇を嘆ず

    慈楊
     東福寺の美少年との旧交
     魔宮を建立して、五山を救う
     慈楊塔

    屈原
     屈原像
     端午
     酒は必ず須らく濁醪を用うべし

    補注
    あとがき 
    索引
  • 出版社からのコメント

    一休の代表作であり、五山文学の傑作でもある『狂雲集』より300首を選出し現代語訳と語注を施す。新たな一休像を示す画期的大作。
  • 内容紹介

    一休の代表作であり、その破天荒な生き様を映し出す漢詩集『狂雲集』より300首ほど選出し現代語訳と語注を施す。従来の解釈を徹底して見直した独自の理解から、新たな一休像が鮮やかに浮かび上がる画期的大作。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    芳澤 勝弘(ヨシザワ カツヒロ)
    1945年生まれ。同志社大学卒業。財団法人禅文化研究所主幹を経て、2014年度まで花園大学国際禅学研究所教授。現在、同研究所顧問。専攻は禅学、日本文化史
  • 著者について

    芳澤 勝弘 (ヨシザワ カツヒロ)
    1945年生まれ。同志社大学卒業。財団法人禅文化研究所主幹を経て、2014年度まで花園大学国際禅学研究所教授。現在、同研究所顧問。専攻は禅学、日本文化史。
    (主要著書)
    『諸録俗語解』(編注、禅文化研究所、1999)、『江湖風月集訳注』(禅文化研究所、2003)、『白隠禅師法語全集』全14巻+別冊(禅文化研究所、1999~2003)、『白隠―禅画の世界』(中公新書、2005、角川ソフィア文庫、2016)、『白隠禅画墨蹟』全3巻(二玄社、2009)、江月宗玩『欠伸稿訳注』乾・坤(思文閣出版、2009~2010)、悟渓宗頓『虎穴録訳注』(思文閣出版、2009)、『「瓢鮎図」の謎―国宝再読ひょうたんなまずをめぐって』(ウェッジ、2012)、別冊太陽『白隠』(監修、平凡社、2012)、別冊太陽『一休』(監修、平凡社、2015)、白隠和尚『荊叢毒蘂』乾・坤(訳注、禅文化研究所、2015)、『新編白隠禅師年譜』(禅文化研究所、2016)、東陽英朝『少林無孔笛訳注』3巻(思文閣出版、2017~2020)。

一休宗純『狂雲集』再考 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:春秋社
著者名:芳澤 勝弘(著)
発行年月日:2023/04/20
ISBN-10:4393141180
ISBN-13:9784393141182
判型:A5
対象:一般
発行形態:単行本
内容:仏教
言語:日本語
ページ数:672ページ
縦:21cm
横:16cm
厚さ:4cm
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