人権法・人権政策のダイナミズム-知の民主化を目指して(学術選書) [全集叢書]
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人権法・人権政策のダイナミズム-知の民主化を目指して(学術選書) [全集叢書]

窪誠(著)
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販売開始日: 2023/03/30
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人権法・人権政策のダイナミズム-知の民主化を目指して(学術選書) の 商品概要

  • 目次

    『人権法・人権政策のダイナミズム』(学術選書)
     窪 誠(大阪産業大学経済学部教授)著

    【目 次】

    ・まえがき

    ◆第1部 国際社会におけるダイナミズム

    ◇1 国際人権法のパラダイムチェンジ
     はじめに
     1 近代的パラダイム―支配者の支配者による支配者のための人権
     2 パラダイムチェンジの論理的必然性
     3 社会連帯パラダイム―個人支配者の人権から社会連帯の人権へ
     おわりに―意思決定手段と救済手段の多元化

    ◇2 国際的人権保障の推進
     1 人権政策学の必要性
     2 出発点:「結ぶ幸せ」と「切る幸せ」
     3 「共生社会建設型人権政策」と「支配者裁量型人権政策」
     4 国際的人権保障における判断決定者と被判断決定者の分離
     5 分離解消の曙光
     おわりに

    ◇3 ヨーロッパ社会憲章の発展とその現代的意義
     はじめに
     1 ヨーロッパ社会憲章の発展
     2 ヨーロッパ社会憲章の現代的意義
     おわりに

    ◇4 マイノリティの文化的権利
     はじめに
     1 同化主義の中のマイノリティ
     2 同化主義の放棄と当事者判断の尊重
     3 新たな文化的権利の展開
     おわりに

    ◇5 国際人権から見たアジアのマイノリティ
     はじめに:マイノリティの存在と認識
     1 『アジアにおけるマイノリティ権』
     2 国連におけるマイノリティ
     3 マイノリティ保護の歴史
     4 マイノリティ保護の発展
     5 無視されたマイノリティ
     おわりに:国際人権という知の脱植民地化

    ◇6 判例紹介:ロマの健康への権利―欧州ロマ権利センター対ブルガリア事件
     1 事 実
     2 決定要旨
     3 解 説

    ◇7 人権政策としての移民政策―国際人権法における外国人の人権
     1 はじめに
     2 国家人権から普遍的人権へ
     3 外国人の形式的人間化
     4 外国人の実質的人間化
     5 おわりに

    ◇8 「諸言語のための共通ヨーロッパ基準枠組(CEFR)」と移民規制
     1 問題の所在
     2 CEFRに依拠した移民規制の現実
     3 CEFRの想定する目的
     4 CEFRが想定する評価

    ◇9 国際人権の光と闇―普遍性論議を超えて
     はじめに
     1 普遍性論議の問題設定の誤り
     2 普遍性論議の論理
     3 普遍性論議の成立条件
     4 人権普遍性論議の弊害
     5 普遍性論議を超えて

    ◇10 人権の普遍的発展を阻害する「人権の普遍性」論議
     はじめに
     1 「人権の普遍性」論議の分類
     2 「人権の普遍性」論議の機能
     3 「人権の普遍性」論議の背景
     おわりに

    ◇11 国連「法の支配」プログラム―ある知のあり方
     はじめに
     1 「法の支配」プログラムの非論理性と非一貫性
     2 国家建設プログラムとしての「法の支配」
     3 新自由主義の道具としての「法の支配」
     4 「法の支配」プログラムの論理的進展
     おわりに

    ◇12 国連と「市民社会」
     はじめに
     1 1992年国連事務総長年次報告書
     2 1995年 コペンハーゲン社会開発宣言および行動計画
     3 2004年カルドーゾ報告書
     おわりに

    ◆第2部 フランス・カナダにおけるダイナミズム

    ◇13 フランスの国家人権諮問委員会と共和国行政斡旋官―行政がイニシアチブをとる国内人権機関
     はじめに
     1 国家人権諮問委員会
     2 フランス共和国行政斡旋官
     結 び

    ◇14 フランス差別禁止政策の新展開―「反差別闘争および平等のための高等機関」を中心に
     はじめに
     1 差別禁止の法的枠組み
     2 錯綜した差別禁止政策
     おわりに

    ◇15 フランスの差別禁止法制から学ぶもの
     はじめに
     1 国は主人公である国民が人権を守るためにある。
     2 差別は社会正義の問題であり犯罪である。
     3 差別は社会正義の問題であるからこそ,国内問題に止まらず 国際問題である。
     4 差別は,個人行為の問題から,社会状況の問題へ
     5 平等から衡平へ
     6 差別被害者は効果的に救済されねばならない
     7 国内人権機関の重要な役割:立法・実施・制度改善のサイクル
     8 日本の現状と課題
     おわりに

    ◇16 共生社会型人権ビジョンのありかた―カナダ構造的差別アプローチから学ぶこと
     はじめに
     1 アベラ報告書に見る共生社会型人権ビジョン
     2 カナダ最高裁判例に見る救済概念の相対化
     3 市民活動が活用する「構造的差別」概念
     おわりに

    ◆第3部 日本におけるダイナミズム

    ◇17 なぜ,日本国憲法「公共の福祉」概念が,国連人権機関で問題とされるのか?
     はじめに
     1 規約人権委員会が指摘する「公共の福祉」概念の問題
     2 「公共の福祉」概念についての日本政府による説明
     3 「公共の福祉」に関する日本政府の対応の原因
     おわりに

    ◇18 国際法学からの問題提起と憲法学からの応答
     1 窪誠:誰のための何のための憲法学なのか
     2 紙谷雅子(学習院大学教授) 市民のための憲法学とは

    ◇19 新たな人権理念の構築にむけて
     はじめに
     1 国家裁量型人権ビジョンと反差別運動
     2 反差別運動の成果と問題点
     3 今後の方向性:新しい社会建設のための人権へ
     4 何ができるか
     おわりに

    ◇20 震災と人権
     はじめに
     1 災害対応の三段階
     2 今回の震災における対応の問題点―情報共有の欠落
     3 横の「とも」と縦の「共」
     4 人権より上の「公共の福祉」
     5 政府にとっての人権―「思いやり」
     6 欧米の公と日本の公
     7 諸外国の法制度および国際条約における「知る権利」
     8 国際貢献と国際管理
     おわりに―私たちの目指す社会

    ◇21 判例紹介 マイノリティの教育権
     1 事実の概要
     2 判 旨
     3 解 説

    ◇22 外国人に対する差別禁止法制
     はじめに―外国人に対する差別禁止法制の国際的進展と日本の遅れ
     1 国家による人権侵害被害者としての外国人
     2 社会的差別被害者であるマイノリティとしての外国人
     3 日本の人権は,個人の権利ではなく,国家の裁量権限
     おわりに―国家裁量型人権概念から,共生社会建設型人権概念へ

    ◇23 日本に作られようとする人権救済機関とは?
     はじめに
     1 人権委員会設置の経緯―人権施策の3重の矮小化
     2 新たな委員会とは―現行人権擁護委員制度の改編
     3 新たな委員会の理念的側面―「救済」=「行政による規制」
     おわりに

    ◇24 人権擁護法をめぐる政治的・社会的状況
     はじめに
     1 有事法制整備状況
     2 有事法制補完のための法整備状況
     3 司法制度改革の状況
     おわりに

    ◇25 見える戦争と見えない戦争
     はじめに
     1 人権のための戦争
     2 「戦争はいかがわしい商売だ」
     3 見えない戦争理論としての新自由主義経済学
     4 ショック・ドクトリン
     5 世界で起こっていること
     6 日本で起こっていること
     おわりに

    ◆第4部 書 評

    ◇26 国際人権NGOネットワーク編『ウォッチ!規約人権委員会―どこがずれてる?人権の国際基準と日本の現状―』

    ◇27 タル・タマリ『西アフリカのカースト 同族結婚の職人と楽人』
     1 学際的研究の成果
     2 西アフリカの伝統社会
     3 近代化による変化
     4 カーストの起源
     5 今後の課題

    ◇28 金東勲『国際人権法とマイノリティの地位』

    ◇29 「現代的人権」に基づく「もうひとつの世界」建設―阿部浩己『抗う思想/平和を創る力』

    ◇30 知の暴力をいかに乗り越えるか―阿部浩己『国際法の暴力を超えて』
     フオーマットされた知
     国際法の暴力性と排除された者たちの招喚
     国際法と制度の「自然化」
     新たな知の可能性

    ◇31 岡本雅享『民族の創出―まつろわぬ人々,隠された多様性』

    ◇32 漫画『ギャングース』

    ◇33 「科学研究」の名で正当化されてきた差別―科学は当事者の存在に敬意を払い,彼らの声を聴け―金子マーティン『ロマ民族の起源と言語―インド起源否定論批判』

    ---

    ・あとがき
    ・初出一覧
    ・索 引
  • 出版社からのコメント

    第二次世界大戦後の「人権の国際的保障」の発展のダイナミズムを、国際社会、フランス・カナダ、日本という3つのレベルで検討。
  • 内容紹介

    ◆主体的な「知」の構築と他者の痛みへの共感◆
    「知の民主化はいかに可能か」という問題意識に基づき、第二次世界大戦後の「人権の国際的保障」の発展のダイナミズムを、国際社会(第Ⅰ部)、フランス・カナダ(第Ⅱ部)、日本(第Ⅲ部)という3つのレベルで検討。相互対話を通じて「知」を繰り上げ、すべての人の「結ぶ幸せ」を実現する、共生社会建設を目指す。第Ⅳ部には書評8編も収録。
  • 著者について

    窪 誠 (クボ マコト)
    大阪産業大学経済学部教授

人権法・人権政策のダイナミズム-知の民主化を目指して(学術選書) の商品スペック

商品仕様
出版社名:信山社
著者名:窪誠(著)
発行年月日:2023/03
ISBN-10:4797282509
ISBN-13:9784797282504
判型:A5
発売社名:信山社出版
対象:専門
発行形態:全集叢書
内容:法律
言語:日本語
ページ数:392ページ
縦:22cm
横:16cm
厚さ:2cm
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