家族―千葉皓史句集 [単行本]

家族―千葉皓史句集 [単行本] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  『家族』は私の第二句集である。本句集には、『郊外』以後、ほぼ平成末年までの作品を収めた。（著者）

• 内容紹介

  ◆第二句集
  
  濤音のどすんとありし雛かな
  
  『家族』は私の第二句集である
  本句集には、『郊外』以後、ほぼ平成末年までの作品を収めた。
  
  
  ◆自選十七句
  敲いてはのし歩いては畳替
  外套の中なる者は佇ちにけり
  青空の端に出されし福寿草
  幼子の遊びくらせる二月かな
  ひとつこと済みたるものの芽なりけり
  みづうみにみづあつまれる紫雲英かな
  菜の花を挿す亡き者に近々と
  櫻貝夜深き風は聞くばかり
  濤音のどすんとありし雛かな
  明易き森の中なる灯がともり
  遠国の石を配せる牡丹かな
  萍のうごかぬ水の減りにけり
  いづこへか下る石段夜の秋
  白波に乗る何もなしきりぎりす
  はなびらの間のひろき野菊かな
  コスモスを大人数の去りしなり
  青空の光つてゐたる秋の暮

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  千葉 皓史(チバ コウシ)
  昭和２２年東京生まれ。早大卒。「泉」石田勝彦、綾部仁喜に師事。昭和６０年度「泉賞」受賞。同人誌「夏至」創刊に参加。句集『郊外』で平成３年度俳人協会新人賞受賞。俳人協会会員

• 著者について

  千葉皓史 (チバコウシ)
  昭和22年東京生まれ。早大卒。
  「泉」石田勝彦、綾部仁喜に師事。
  昭和60年度「泉賞」受賞。
  同人誌「夏至」創刊に参加。『現代俳句ニューウェイブ』（共著）。句集『郊外』で平成3年度俳人協会新人賞受賞。
  俳人協会会員。

家族―千葉皓史句集 [単行本] の商品スペック