冷戦アジアと華僑華人 [単行本]

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冷戦アジアと華僑華人 [単行本]

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出版社:風響社
販売開始日: 2023/04/10
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冷戦アジアと華僑華人 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    分断の祖国と不安定な在地。明日の見えない世界で活路を求め、血縁や「幇」など様々なつながりをたぐりながら生きた日々。聞き取りと史料から暮らしや社会活動のディテールを掘り起こし、現代に至る人々の「根」を探る。
  • 目次

    まえがき(陳 來 幸)

    総論(陳 來 幸)


    ◆◆第一部 日本華僑の戦後──────◆◆


        ◆華僑と⽇本の社会運動◆

    第一章 戦後日本の社会運動と華僑(安井三吉)

      はじめに
      一 華僑運動の場としての戦後日本
      二 楊春松の死と復活
      三 華僑民主促進会と日本の社会運動
      四 日中友好協会の創立
      五 日本共産党の「五〇年問題」と華僑
      六 「廖承志講話」(一九五四年)以後
      おわりに

    第二章 戦後中国人留日学生団体と日本共産党・中国共産党
          ──中国留日同学総会執行部と日共中国人細胞(支部)の関係を中心に(荒川 雪)

      はじめに
      一 戦後留日学生・華僑の団体の乱立と統合過程
      二 同学総会の設立と執行部の構成
      三 日共在日中国人細胞(支部)と同学総会
      おわりに

        ◆大阪華僑史の再構築◆

    第三章 大阪川口居留地と華僑社会の形成(蔣 海 波)

      はじめに
      一 川口居留地の開設・拡張と清国人
      二 関帝廟の再興と清国人避病院の設置
      三 清国商人と職人の生態――麦梅生と張法寿の場合
      四 商人団体の結成と変遷
      おわりに

    第四章 戦後大阪神戸における山東幇の生存戦略――山東系中華料理店のビジネスモデルを中心に(上田貴子)

      はじめに
      一 関西における山東幇
      二 関西における中華料理業界
      三 関西における北京料理店の客たち
      おわりに

    第五章 戦後冷戦初期日本の華僑学校の再建をめぐる抗争――国共による争奪戦か地域の競争か(陳 來 幸)

      はじめに
      一 大阪中華学校バナナ基金成立の経緯
      二 一九五〇年代日本における台湾政府の華僑学校補助金
      三 神戸中華同文学校への政府補助金と建校資金
      おわりに

        ◆在日台湾人と台湾◆

    第六章 戦後在日台湾人の帰国と帰郷(何 義 麟)

      はじめに
      一 在日台湾人の華僑社会への参入
      二 僑団の分裂と国籍登録の統一
      三 帰郷と墓参りの長い道のり
      おわりに

    第七章 中華民国派華僑組織の形成と台湾外省人(一九五〇―六〇年代)
          ――大陸を去った「日本帝国」と「中華民国」で生きた人びとに注目して(岡野翔太〈葉翔太〉)

      はじめに
      一 なぜ「中華民国」なのか――本研究の意義
      二 横浜学校事件と来日台湾外省人
      三 東京および大阪における中華学校の改組と来日台湾外省人校長の任用
      四 国民党駐日各支部への「秘書」の派遣と中華学校
      おわりに

    第八章 東西冷戦期における台湾の“社会福利”(劉 雯)

      はじめに
      一 日本統治下の台湾社会事業
      二 戦後の台湾“社会福利”
      三 現代的“社会福利”の進展
      おわりに


    ◆◆第二部 東南アジア華僑の戦後──────◆◆


        ◆インドネシア◆

    第九章 「台湾籍民」から華僑へ――インドネシアの台湾人(一八九五~一九六〇)(鍾 淑 敏)

      はじめに
      一 台湾籍民と本島人の同胞
      二 冷戦下の華人華僑
      おわりに

    第一〇章 二つの「中国」とジャカルタの華人社会――国民党派の動向を中心に(工藤裕子)

      はじめに
      一 インドネシア共和国の成立と華人社会の再興
      二 北京派と台北派の対立
      三 台北派への圧力
      おわりに

    第一一章 『生活報』に見られる冷戦初期のインドネシア華人と中国(北村由美)

      はじめに
      一 『生活報』の発刊
      二 『生活報』初期の社説
      三 『生活報』の発展
      おわりに

    ●コラム① 神戸とジャカルタの二人の「潘」さん――雑貨貿易がつないだ客家系華商の移動と定着(⼯藤裕子)

        ◆フィリピン◆

    第一二章 東南アジアの中国系移民とその子孫に関する親族研究と冷戦――音素的な解釈を越えて(宮原 曉)

      はじめに
      一 近代化論のコンテクスト
      二 冷戦初期の社会人類学的な親族研究
      三 標準市場圏
      四 音素的な解釈
      五 Speech Community
      おわりに

    ●コラム② 「商い」を仕舞うとき――フィリピン賠償貿易と神戸華僑(宮原曉/岡野翔太〈葉翔太〉)

    ●コラム③ ある⾦⾨⼀族のファミリーネットワーク(陳 來 幸)

        ◆ベトナム◆

    第一三章 一九六三年軍事クーデター直後のサイゴン
           ――軍事政権の華僑政策に対する華僑社会の期待と不安(岩瀨真央美)

      はじめに
      一 ジエム政権下の華僑教育政策
      二 ズオン・ヴァン・ミン政権下の対華僑教育政策に対する華僑社会の期待
      おわりに


    ◆◆第三部 太平洋を越えて──────◆◆


    第一四章 冷戦初期における上海商業儲蓄銀行の海外展開の紆余曲折(易 星 星)

      はじめに
      一 国民政府下での期待と警戒(一九四五~一九四九年)
      二 人民政府の下で「新生」の期待と私営銀行の消滅(一九四九~一九五二年)
      三 事業展開を通じた海外への資産移転
      四 香港における難局と再生
      おわりに

    第一五章 ペルー華僑の出入国問題と冷戦期に至る中秘関係(貴志俊彦)

      はじめに
      一 二〇世紀前半のペルー華僑の状況
      二 揺れ動く華僑入国の制限・禁止策
      三 大戦直後における華僑出入国管理制度
      おわりに

    あとがき(陳 來 幸)

     参考地図〈アジア諸国の建国と戦後冷戦初期の対立〉
     年表〈冷戦期アジア華僑華人関連〉
     写真図表一覧
     索引〈事項〉
     索引〈学校・企業・団体〉
     索引〈人名〉
  • 出版社からのコメント

    聞き取りと史料から、暮らしや社会活動のディテールを掘り起こし、現代に至る人々の「根」を探る。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    陳 來幸(チン ライコウ)
    1956年神戸生まれ。1986年神戸大学大学院文化学研究科博士課程単位取得満期退学。博士(文学)。専攻は歴史学、華僑華人研究。現在、ノートルダム清心女子大学教授。兵庫県立大学名誉教授

冷戦アジアと華僑華人 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:風響社
著者名:陳 來幸(編)
発行年月日:2023/03/25
ISBN-10:489489338X
ISBN-13:9784894893382
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:外国歴史
言語:日本語
ページ数:476ページ
縦:21cm
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