マクドナルド化するソーシャルワーク―英国ケアマネジメントの実践と社会理論 [単行本]
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マクドナルド化するソーシャルワーク―英国ケアマネジメントの実践と社会理論 [単行本]

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出版社:明石書店
販売開始日: 2023/04/08
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マクドナルド化するソーシャルワーク―英国ケアマネジメントの実践と社会理論 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    「合理性の非合理性」に対抗するために。効率性や予測可能性、計算可能性に主眼をおいたケアマネジメントの導入は、ソーシャルワーク実践にどのような影響を及ぼすのか。英国の公共セクターにおける政策的背景や実践例をもとに、各種社会理論も援用して、市場型経済におけるソーシャルワークをめぐる課題を明らかにし、進むべき道を探し出す。
  • 目次

     謝辞
     用語解説
     はじめに

    第Ⅰ部:マクロ的視点 ケアマネジメントの導入を理解する――理論と文脈

    第1章 社会変動の理論化
     はじめに
     第1節 ソーシャルワークへの社会理論の関連性
     第2節 モダニティとポストモダニティ
     第3節 ニュー・ライトの経済、「あらゆるものの商品化」、ポスト・フォーディズム福祉国家
     第4節 フォーディズム、ポスト・フォーディズム、そしてテイラリズム
     第5節 フォーディズム/ポスト・フォーディズムの労働条件とケアマネジメント
     第6節 ポスト・フォーディズムのサービス部門におけるマネジャリアリズムとプロフェッショナリズム
     第7節 フォーディズム、マネジャリアリズム、X理論とY理論
     結論

    第2章 社会変動の文脈――グローバリゼーション、マクドナルド化、そしてケアマネジメントの導入
     はじめに
     第1節 西側の新自由主義的民主主義の特徴としてのケアマネジメント
     第2節 英国のソーシャルワークに影響をあたえる変化の文脈
     第3節 英国のケアマネジメントにおける主な行為者
     第4節 英国の福祉国家の変化――国民国家から準市場国家へ
     第5節 英国におけるケアの場所の変化――施設ケアからコミュニティケアへ
     第6節 英国のソーシャルワークの役割の変化――ケースワークからケアマネジメントへ
     第7節 ソーシャルワーク理論――精神力動理論からケアマネジメントまで
     第8節 英国のソーシャルワークに対するケアマネジメントの影響――密猟者から猟場番人への転向
     結論

    第Ⅱ部:ミクロ的視点 ケアマネジメント役割についてのソーシャルワーカーの認識――調査からの研究結果

    第3章 ソーシャルワーク実践におけるケアマネジメントの影響
     はじめに
     第1節 変化した諸構造――SSD組織の再編成
     第2節 役割と肩書きの変化
     第3節 マネジャリアリズムの高まりと専門職の裁量への制限
     第4節 X理論とY理論のマネジメント・アプローチ
     第5節 ストレスと葛藤
     第6節 単純作業化――仕事に必要とされる技能レベルの低下
     第7節 関係の構築
     第8節 予防的役割の喪失
     第9節 ニーズ主導、サービス主導、そして資源主導のサービス
     第10節 さまざまな反応
     結論

    第4章 ケアマネジメント・サービスにおける消費者主義、選択、エンパワメント
     はじめに
     第1節 選択肢を増やすための努力
     第2節 サービス利用者のエンパワメント
     第3節 サービス利用者の権利
     第4節 消費者や市民よりもクライエントとしてとらえられたサービス利用者
     結論

    第5章 ケアマネージャーとしてのソーシャルワーカー――その実践の専門的地位
     はじめに
     第1節 ソーシャルワーク――それは専門職か?
     第2節 自由裁量、不確定性、信頼、説明責任
     第3節 ワークの他領域への移動
     第4節 英国ソーシャルケア一般協議会(GSCC)――登録制の利点と欠点
     結論

    第Ⅲ部:マクロとミクロを考察する 過去を振り返り、将来をみる

    第6章 ケアの商品化としてのケアマネジメント――後期資本主義としてのポストモダニティにおいて
     はじめに
     第1節 ソーシャルケアの準市場での選択
     第2節 理想と現実
     第3節 英国のケアマネジメントのパイロット・プロジェクト――周辺から主流の研究問題へ
     第4節 後期資本主義の状況対応としてのマクドナルド化ソーシャルワーク――効率性、予測可能性、計算可能性、制御
     第5節 ケースワークとケアマネジメントとの間の連続性――媒介、統合、代理、監視
     第6節 シーボーム体制の規範的役割からグリフィス体制の手段的役割へ――ソーシャルワークにおける専門的役割としてのマクドナルド化
     ケアマネジメント
     結論

    第7章 ケアマネジメントの専門領域におけるソーシャルワーク実践
     はじめに
     第1節 ケアマネジメント官僚制で働くソーシャルワーカーへの影響
     第2節 (マクドナルド化された)近代でありポストモダンである文脈での実践
     第3節 「いかにして進むべきか」を知る――科学またはアートとしてのソーシャルワーク実践
     第4節 対話と人権
     第5節 文脈における真実
     第6節 倫理
     第7節 マクドナルド化されケアマネジメント化されたサービス内のアイロニーと不合理性
     第8節 マクドナルド化したケアマネジメントの意図せざる影響に対抗する
     結論

     参考文献・資料
     訳者あとがき
     索引
  • 内容紹介

    効率性や予測可能性、計算可能性に主眼をおいたケアマネジメントの導入は、ソーシャルワーク実践にどのような影響を及ぼすのか。英国の公共セクターにおける政策的背景や実践例をもとに、各種社会理論も援用して、「合理性の非合理性」に対抗する視座を提起する。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    ダスティン,ドナ(ダスティン,ドナ/Dustin,Donna)
    ロンドン・メトロポリタン大学応用社会科学部主任講師として1992年から勤務ののち、2010年に退任(名誉研究員)。現在、高齢者とその家族のためのコミュニティ支援プログラム「Zacchaeus Project」運営委員長

    小坂 啓史(コサカ ヒロシ)
    武蔵大学大学院人文科学研究科社会学専攻博士後期課程単位取得満期退学。現在、日本福祉大学教育・心理学部子ども発達学科教授

    圷 洋一(アクツ ヨウイチ)
    首都大学東京大学院人文科学研究科社会行動学専攻社会福祉学教室博士後期課程修了。博士(社会福祉学)。現在、東京都立大学人文社会学部人間社会学科教授

    堀田 裕子(ホッタ ユウコ)
    名古屋大学大学院人間情報学研究科社会情報学専攻博士課程単位取得満期退学。現在、摂南大学学長付特任教授
  • 著者について

    ドナ・ダスティン (ドナ ダスティン)
    ロンドン・メトロポリタン大学応用社会科学部主任講師として1992年から勤務ののち、2010年に退任(名誉研究員)。現在、高齢者とその家族のためのコミュニティ支援プログラム「Zacchaeus Project」運営委員長。
    〔主要業績〕
    ・‘Skills and Knowledge Needed to Practice as a Care Manager: Continuity and Change' Journal of Social Work,(6)13: 293-314, 2006.
    ・The McDonaldization of Social Work, Ashgate, 2007.(本訳書)
    ・‘Using Social Theory to Reflect on Anti-Oppressive Practice with Final Year BSc Social Work Students' Social Work Education(The International Journal), Vol. 29 No. 4, 201…

    小坂 啓史 (コサカ ヒロシ)
    武蔵大学大学院人文科学研究科社会学専攻博士後期課程単位取得満期退学。現在、日本福祉大学教育・心理学部子ども発達学科教授。
    〔主要業績〕
    ・「ケアの動機とアフォーダンスについての考察―知覚的経験と社会的行為としてのケア―」日本福祉大学研究紀要『現代と文化』144(144)
    ・「イデオロギー装置としての福祉国家―その成立と政策、実践に関する新自由主義的側面についての考察―」東京経済大学現代法学会誌『現代法学』(34)
    ・「〈ケア関係〉の形成についての相互行為分析―『重度身体障害者』対象の生活介護事業所でのビデオ映像データに基づいて―」日本福祉大学研究紀要『現代と文化』第135号

    圷 洋一(アクツ ヨウイチ)
    首都大学東京大学院人文科学研究科社会行動学専攻社会福祉学教室博士後期課程修了。博士(社会福祉学)。現在、東京都立大学人文社会学部人間社会学科教授。
    〔主要業績〕
    ・『福祉国家』(単著,法律文化社,2012年)
    ・「福祉国家の目標をめぐる今日的議論」『季刊社会保障研究』第51巻第3・4号
    ・「ティトマス贈与関係論の再検討―その現代的意義を考える―」日本社会福祉学会関東部会『社会福祉学評論』第19号

    堀田 裕子 (ホッタ ユウコ)
    名古屋大学大学院人間情報学研究科社会情報学専攻博士課程単位取得満期退学。現在、摂南大学学長付特任教授。
    〔主要業績〕
    ・『意識としての身体―在宅療養現場のビデオ・エスノグラフィー』(東信堂,2022年)
    ・「手の回路によるコミュニケーションのビデオエスノグラフィー―発声と動作が困難な者のケース―」『現象と秩序』第12号
    ・「残されるモノの意味―線条体黒質変性症患者とその介護者の事例より―」『質的心理学研究』第15号

マクドナルド化するソーシャルワーク―英国ケアマネジメントの実践と社会理論 の商品スペック

商品仕様
出版社名:明石書店
著者名:ドナ ダスティン(著)/小坂 啓史(訳)/圷 洋一(訳)/堀田 裕子(訳)
発行年月日:2023/03/31
ISBN-10:4750354457
ISBN-13:9784750354453
判型:B5
発売社名:明石書店
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:325ページ
縦:21cm
その他: 原書名: The McDonaldization of Social Work〈Dustin,Donna〉
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