ヴァーチャル日本語役割語の謎(岩波現代文庫) [文庫]
    • ヴァーチャル日本語役割語の謎(岩波現代文庫) [文庫]

    • ¥1,38642 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年8月5日火曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届け
ヴァーチャル日本語役割語の謎(岩波現代文庫) [文庫]
画像にマウスを合わせると上部に表示
100000009003705940

ヴァーチャル日本語役割語の謎(岩波現代文庫) [文庫]

価格:¥1,386(税込)
ゴールドポイント:42 ゴールドポイント(3%還元)(¥42相当)
フォーマット:
お届け日:在庫あり今すぐのご注文で、2025年8月5日火曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:岩波書店
販売開始日: 2023/05/18
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可

カテゴリランキング

店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

ヴァーチャル日本語役割語の謎(岩波現代文庫) [文庫] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    「そうじゃ、わしが博士じゃ」と言う博士や「ごめん遊ばせ、よろしくってよ」としゃべるお嬢様。現実には存在しなくても、いかにもそれらしく感じてしまう言葉づかい、これを「役割語」と名づけよう。誰がいつ作ったのか、なぜみんなが知っているのか。そもそも一体何のために、こんな日本語があるのだろう?
  • 目次

     役割語の世界への招待状

    第一章 博士は〈博士語〉をしゃべるか
     1 お茶の水博士
     2 天馬博士
      〈博士語〉をしゃべらない博士
      〈博士語〉は〈老人語〉?
      「現実」とのずれ
     3 〈博士語〉をさかのぼる
      手塚治虫の初期作品
      日本SFの祖・海野十三
      『少年倶楽部』
      『立川文庫』と演芸速記本
      戯作の世界
      『四谷怪談』から
      江戸語の形成
      〈博士語〉〈老人語〉の起源

    第二章 ステレオタイプと役割語
     1 ステレオタイプって何
      小説家の悩み
      ステレオタイプの研究
     2 「現実」対「仮想現実」
      役割語と位相・位相差
      現実と役割語との距離
     3 文化・メディアとステレオタイプ
      サブタイプ化
      二重処理モデル
      分離処理モデル
     4 ヒーローの旅

    第三章 〈標準語〉と非〈標準語
     1 〈田舎ことば〉はどこの言葉か
      「夕鶴」から
      〈田舎ことば〉の起源
     2 〈標準語〉の構造と役割語
      役割語としての〈標準語〉
      話しことばと書きことば
      役割語度
      役割語度と自己同一化
     3 〈標準語〉の成立
      〈標準語〉以前
      言文一致運動と標準語
      マスメディアと〈標準語〉
      転落する〈上方語〉
     4 大阪人・関西人キャラクターの変遷
      パーやん
      大阪人・関西人のステレオタイプ
      大阪人・関西人のルーツ
      近代マスメディアの中の大阪人・関西人
      好色・暴力と大阪人・関西人
      ステレオタイプの変容

    第四章 ルーツは〈武家ことば〉――男のことば
     1 〈標準語〉の変化
      雨ふり
      役割語度の変化
     2 〈男性語〉の歴史
      〈書生ことば〉
      「~たまえ」の歴史
      ボクとキミ
      ボクとオレ
     3 仮面(ペルソナ)としての役割語

    第五章 お嬢様はどこにいる――女のことば
     1 お蝶夫人
     2 言葉の性差
      文法的特徴から
      男女専用表現と傾向的表現
     3 『浮世風呂』の女たち
     4 江戸語と近代〈女性語〉
     5 「てよだわ」の発生
      『浮雲』の母と娘
      非難されていた「てよだわ」
     6 「てよだわ」世にはばかる
      メディアとしての女学校
      小説に見る「てよだわ」
     7 「てよだわ」なおも広まる
      女学校の外へ
      全国への拡散
     8 「てよだわ」の衰微
      戦後の〈女性語〉の変化
      「~てよ」の文法
      少女と〈お嬢様ことば〉
      役割語としての〈男性語〉〈女性語〉

    第六章 異人たちへのまなざし
     1 〈アルヨことば〉
     2 異人の分類
     3 言語の投影
      さまざまな投影
      黒人と〈田舎ことば〉
     4 〈アルヨことば〉の原型と展開
      ピジンの適用
      Yokohama Dialect
      アリマス系とアル系
      中国人へのまなざし
      「のらくろ」から
     5 役割語を超えて

     附録役割語の定義と指標
     用例出典一覧
     参考文献
     あとがき
     現代文庫版あとがき

     解説……………田中ゆかり

     語彙索引
     人名・題名索引
     事項索引
  • 出版社からのコメント

    現実世界にそんな言葉づかいの人物がいなくても、いかにもそれらしく感じてしまう役割語は、何のためにある?
  • 内容紹介

    「そうじゃ、わしが博士じゃ」という博士や「ごめん遊ばせ、よろしくってよ」としゃべるお嬢様。現実には存在しなくても、いかにもそれらしく感じてしまう言葉づかい、これを役割語と名づけよう。誰がいつ作ったのか、なぜみんなが知っているのか。そもそも一体何のために、こんな日本語があるのだろう?(解説=田中ゆかり)
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    金水 敏(キンスイ サトシ)
    放送大学大阪学習センター所長、大阪大学名誉教授。1956年4月大阪生まれ。1982年東京大学大学院人文科学研究科博士課程退学。大阪女子大学助教授、神戸大学助教授、大阪大学教授を経て、2022年より現職。日本語文法の歴史的変化と役割語(言語のステレオタイプ)を研究している。日本学士院会員
  • 著者について

    金水 敏 (キンスイ サトシ)
    金水 敏(きんすいさとし)
    放送大学大阪学習センター所長,大阪大学名誉教授.1956年4月大阪生まれ.1982年東京大学大学院人文科学研究科博士課程退学.大阪女子大学助教授,神戸大学助教授,大阪大学教授を経て,2022年より現職.日本語文法の歴史的変化と役割語(言語のステレオタイプ)を研究している.日本学士院会員.文化功労者.著書に『コレモ日本語アルカ?──異人のことばが生まれるとき』(岩波書店),『日本語存在表現の歴史』(ひつじ書房,新村出賞受賞)ほか,編書に『役割語研究の地平』『役割語研究の展開』(以上,くろしお出版),「シリーズ日本語史」(全4巻,岩波書店),『〈役割語〉小辞典』(研究社)ほか.

ヴァーチャル日本語役割語の謎(岩波現代文庫) [文庫] の商品スペック

商品仕様
出版社名:岩波書店
著者名:金水 敏(著)
発行年月日:2023/05/16
ISBN-10:4006004664
ISBN-13:9784006004668
旧版ISBN:9784000068277
判型:文庫
対象:一般
発行形態:文庫
内容:日本語
言語:日本語
ページ数:270ページ
縦:15cm
横:11cm
厚さ:1cm
重量:152g
他の岩波書店の書籍を探す

    岩波書店 ヴァーチャル日本語役割語の謎(岩波現代文庫) [文庫] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!