そこまでして覚えるようなコトバだっただろうか? [単行本]
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そこまでして覚えるようなコトバだっただろうか? [単行本]
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そこまでして覚えるようなコトバだっただろうか? [単行本]

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出版社:その他
販売開始日: 2023/05/19
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そこまでして覚えるようなコトバだっただろうか? [単行本] の 商品概要

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    故郷;イベリア半島に生息する生物;あカ佐タな;王国の行方―二代目の手腕
  • 内容紹介

    装丁 佐藤亜沙美
    装画 平井豊果


    ────コトバとも分かり合えない著者真骨頂の四篇

    たった一音が発音できずに自国から疎外された〝クィ〟が望む真の「故郷」
    サッカーからヒトの起源にまで自国をとび出し還っていく「イベリア半島に生息する生物」
    ひらがな、カタカナ、漢字……アトラクションさながら文字を乗り越えていく「あカ佐タな」
    〝お金を払ってまで覚えないといけないようなモノだっただろうか?〟著者デビュー作「廃車」「LIFE」に登場した猫木豊が子の国語習得の前で立ちつくす「王国の行方――二代目の手腕」


    【書評より】
    「故郷」
    日本語の音声体系を問い、音自体の微細な異なりに集中させる手腕が見事。自分が生まれたのではない言語の中に故郷を見出そうとするクィの姿は母語の外に出る旅はこのような形でもはじまるということを鮮烈に示した。言語をめぐる確かな手応えのある手腕が素晴らしい
    (岩川ありさ「文學界」)

    その試みが最良かつ最善の姿で昇華されたのが「故郷」と題された一作だろう。冒頭の数ページのぎこちないやりとりの理由も含め、タイトルの意味を理解したときには思わず立ち上がって声をあげてしまった
    (倉本さおり「文藝」)

    松波さんは、最初にも言いましたけど、どんどんおかしな方向に向かっていることは間違いない。「クィ」が登場するときに、謎の生き物誕生みたいな話になっているところも面白い。それがだんだん人間の形をとっていくわけだけど、最初はもっと不定形の、よくわからない生き物みたいなのに、いつの間にか語り手の分身のようになって展開していきます
    (佐々木敦「群像」)

    最後、滑舌の悪い者たちによる、輪郭がぼやけたままの、身体感覚をともなった言葉の応酬に感動する。とても好き
    (矢野利裕「文學界」)


    「イベリア半島に生息する生物」
    松波氏は言葉によってエロス的な身体性を表象にするのに成功しているんだよね。しかも、自分の身体がリビドーに乗っ取られている感じも、かなりキテいる。「頭部はもちあがりたがる。頸部がのびたがる。」なんて書かれているところはまさにそうでしょう
    (池田雄一「図書新聞」)


    「あカ佐タな」
    かな、カナ、漢字、画数、部首、音、アルファベットに記号。人の体の内外で言葉が形を変えていく、目にも楽しい奇妙な短篇は特集「ことばとからだ」のための書き下ろし。これが手書きなのか! という驚きが、この作家の作品を読むたびにずっとついてくる
    (鳥澤光「文學界」)


    「王国の行方――二代目の手腕」
    もっと複雑で豊かな「先…
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    松波 太郎(マツナミ タロウ)
    1982年三重県生まれ。文學界新人賞、野間文芸新人賞受賞
  • 著者について

    松波太郎 (マツナミタロウ)
    1982年三重県生まれ。文學界新人賞、野間文芸新人賞受賞。著書に『よもぎ学園高等学校蹴球部』、『LIFE』、『ホモサピエンスの瞬間』、『月刊「小説」』、『自由小説集』、『本を気持ちよく読めるからだになるための本』、近著に『カルチャーセンター』。

そこまでして覚えるようなコトバだっただろうか? [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:書肆侃侃房
著者名:松波 太郎(著)
発行年月日:2023/05/20
ISBN-10:4863855761
ISBN-13:9784863855762
判型:B6
発売社名:書肆侃侃房
対象:一般
発行形態:単行本
内容:日本文学小説
言語:日本語
ページ数:320ページ
縦:19cm
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