モノと権威の東アジア交流史―鑑真から清盛まで [単行本]
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モノと権威の東アジア交流史―鑑真から清盛まで [単行本]

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出版社:その他
販売開始日: 2023/05/31
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モノと権威の東アジア交流史―鑑真から清盛まで [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    古代東アジアにおいて、対外交易はごく限られた機会のものであったが、それだけに一層、各国の政治や文化の形成に大きなインパクトを与えてきた。特に日本においては、中国や朝鮮半島から伝わる最新の情報やモノは、権威の象徴としても重要な位置を占めるものであった。「モノ」「ヒト」「情報」など諸種の要素を仔細に検討することで、政治・経済・文化にわたる重層的な「対外交易」の実態と歴史的意義を照射。物質文化史・対外関係史・農業史・比較史など多角的な視点を駆使し、従来の歴史理解へ新たな観点を提示してきた著者による、長編の書き下ろしを含む最新論集。
  • 目次

    巻頭言 鈴木靖民(國學院大學名誉教授)

    第一章 九世紀日本の情報輸入体制
     はじめに
     一 暦の伝来
     二 医学撰書事業
     三 遣唐使に何が求められたか
     四 「遠効皇華」の使命
     五 数少ないエキスパート
     六 漢籍輸入の使命
     七 古代の漢籍型ITインフラ
     おわりに

    第二章 帰国後の遣唐使の待遇について
     はじめに
     一 遣唐使帰国後の叙位について
     二 叙位以外の待遇
     三 二人の遣唐使のキャリア
     おわりに


    第三章 唐・宋における日本蓬莱観と水銀輸入について
     はじめに
     一 徐福の日本渡来伝説はいつ、どこで生まれたか
     二 日本における蓬莱觀と扶桑觀
     三 中国における日本蓬莱觀と日本扶桑觀
     四 不老不死丹薬原料の産地日本
     五 日本における朱砂と水銀の使い方とその評価価値
     六 水銀の輸出国日本
     七 もう一つの水銀
     八 唐宋で至宝とされていた自然水銀
     おわりに

    第四章 水銀と虎の皮―日渤関係における特産品
     一 海を渡った人々
     二 新羅との交易
     三 唐との交易
     四 渤海の虎の皮、そして日本の水銀
     おわりに

    第五章 鑑真と香薬
     はじめに
     一 七・八世紀の香薬の用途
     二 「買新羅物解」に列挙されている香料
     三 新羅物のなかの薬物
     四 香薬輸入の依存率
     五 鑑真の香薬選定の意義
     六 国交における麝香

    第六章 遣唐使と大安寺
     はじめに
     一 大安寺の規模
     二 道慈と大安寺
     三 公的宿泊施設としての大安寺
     四 大陸との深い関係を物語る『大安寺資財帳』

    第七章 平安時代と唐物
     はじめに
     一 大陸との貿易の開幕
     二 大宰府による国際貿易の管理と商人の待遇
     三 海商と平安の公卿
     四 輸入された唐物
     五 国家貿易から自由貿易へ
     おわりに

    第八章 平清盛と唐船
     はじめに
     一 三つの「唐船」史料
     二 国際貿易船と国内貨物船の構造
     三 国内における廻船商人と「唐船」
     四 貿易品の国内輸送船

    第九章 平氏政権の貿易体制
     はじめに―清盛と宋商
     一 国際貿易のメリット―文化的財産の構築
     二 対外交易の費用と出資
     三 国際貿易と国内経済
     おわりに

    補論1 地中海文明と古代ペルシャ、そして日本の唐物
     はじめに
     一 古代地中海文明における工芸品の交易
     二 シルクロードの夢
     三 中国に花開いた隋唐の異国風文化
     四 そして日本の唐物

    補論2 仏教東流とキリスト教の西流―東シナ海と地中海の比較
     はじめに
     一 《地中海》を渡った資源材と文字と宗教
     二 《地中海》のルートと《東シナ海》のルート
     三 《東シナ海》を渡った資源材・鉄
     四 《東シナ海》を渡った学術と知識
     五 仏教が日本列島に伝わった経路
     六 製鉄技術の伝来から、仏教文化の誕生まで
     おわりに

    コラム 寧波の商人寄進石碑をめぐって

     初出一覧・謝辞
     解説  河内春人(関東学院大学准教授)

     索引
  • 出版社からのコメント

    対外交易の歴史的意義を探る
  • 内容紹介

    古代東アジアにおいて、対外交易はごく限られた機会のものであったが、それだけに一層、各国の政治や文化の形成に大きなインパクトを与えてきた。
    特に日本においては、中国や朝鮮半島から伝わる最新の情報やモノは、権威の象徴としても重要な位置を占めるものであった。
    「モノ」「ヒト」「情報」など諸種の要素を仔細に検討することで、政治・経済・文化にわたる重層的な「対外交易」の実態と歴史的意義を照射。
    物質文化史・対外関係史・農業史・比較史など多角的な視点を駆使し、従来の歴史理解へ新たな観点を提示してきた著者による、長編の書き下ろしを含む最新論集。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    フォン・ヴェアシュア,シャルロッテ(フォンヴェアシュア,シャルロッテ/von Verschuer,Charlotte)
    フランス・高等研究院歴史学部教授。専門は日本古代・中世の国際関係と物質文化の歴史。日本の経済史を対外貿易と国内生活の二面から研究している
  • 著者について

    シャルロッテ・フォン・ヴェアシュア (シャルロッテ フォン ヴェアシュア)
    シャルロッテ・フォン・ヴェアシュア(Charlotte von Verschuer)
    フランス・高等研究院歴史学部教授。
    専門は日本古代・中世の国際関係と物質文化の歴史。日本の経済史を対外貿易と国内生活の二面から研究している。
    著書に『モノが語る日本対外交易史―七~一六世紀』(河内春人訳、藤原書店、2011)、フランス語著書に『八~九世紀の日中関係』(1985)、『平安時代と五穀文化』(2003)、『史料の賛辞:古代から近世の日本を考える』(共編著、2004)、『欧文日本古代史料解題辞典』(共編著、2006)などがある。

モノと権威の東アジア交流史―鑑真から清盛まで [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:勉誠社
著者名:シャルロッテ フォン・ヴェアシュア(著)
発行年月日:2023/05/10
ISBN-10:4585320229
ISBN-13:9784585320227
判型:B6
発売社名:勉誠社
対象:専門
発行形態:単行本
内容:歴史総記
言語:日本語
ページ数:368ページ
縦:19cm
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