下町九十九心縁帖(富士見L文庫) [文庫]

下町九十九心縁帖(富士見L文庫) [文庫] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  大学生の春人には後悔していることがある。それは謝れないまま祖父が亡くなったこと。以来祖父が愛したような古い品物も、人と深く関わることも、苦手になった。しかし事故で古伊万里の壷を割った直後から、動物の姿をした付喪神が見えるようになる。割れた壷の付喪神・イマリに迫られ、彼の力を取り戻すため、春人は付喪神たちの願いを叶えて「神心」を集めることに。元の持ち主に会いたい、一度だけでも人の役に立ちたい、亡き持ち主の娘から本当の思いを聞きたい。奮闘するうちに、願いが春人の周りに縁を紡ぎ―。

• 目次

  プロローグ
  第一章　イマリとの出会いと初めての依頼
  第二章　役に立ちたいアズミノさん
  第三章　交差点に立つ少女と寄り添う付喪神
  エピローグ

• 出版社からのコメント

  孤独な青年と高慢な付喪神がその願い、叶えます――縁が紡ぐ癒やしの幻想譚

• 内容紹介

  　大学生の春人には後悔していることがある。それは謝れないまま祖父が亡くなったこと。以来祖父が愛したような古い品物も、人と深く関わることも、苦手になった。
  　しかし事故で古伊万里の壺を割った直後から、動物の姿をした付喪神が見えるようになる。割れた壺の付喪神・イマリに迫られ、彼の力を取り戻すため、春人は付喪神たちの願いを叶えて「神心」を集めることに。元の持ち主に会いたい、一度だけでも人の役に立ちたい、亡き持ち主の娘から本当の思いを聞きたい。奮闘するうちに、願いが春人の周りに縁を紡ぎ――。
  
  ＝＝登場人物＝＝
  
  春人
  人と関わるのが苦手な大学生。
  イマリには下僕と見なされている。
  
  イマリ
  元・古伊万里の壺の付喪神、現・春人のスマホの付喪神。
  甘いものに目がない。
  
  桜
  春人が働くこととなった「古道具みやび堂」の孫娘。
  しっかり者の高校1年生。
  
  洋蔵
  「古道具みやび堂」の店主で、桜の祖父。
  初対面のはずの春人について、何かを知っているようで……。
  
  図書館選書
  古伊万里の壺を割ってしまった大学生の春人は、付喪神の姿が見えるようになった。戸惑ったのも束の間、割れた壺に宿っていた付喪神・イマリに迫られ、彼の力を取り戻すため付喪神たちの願いを叶えることとなり――。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  佐々木 薫(ササキ カオル)
  「下町付喪神話譚」が、第５回富士見ノベル大賞で佳作を受賞。本書は改題・改稿のうえ、上梓した

下町九十九心縁帖(富士見L文庫) [文庫] の商品スペック