ことばの教育と平和―争い・隔たり・不公正を乗り越えるための理論と実践 [単行本]
    • ことばの教育と平和―争い・隔たり・不公正を乗り越えるための理論と実践 [単行本]

    • ¥2,97090 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年7月28日月曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届け
100000009003714323

ことばの教育と平和―争い・隔たり・不公正を乗り越えるための理論と実践 [単行本]

佐藤 慎司(編著)神吉 宇一(編著)奥野 由紀子(編著)三輪 聖(編著)
価格:¥2,970(税込)
ゴールドポイント:90 ゴールドポイント(3%還元)(¥90相当)
お届け日:在庫あり今すぐのご注文で、2025年7月28日月曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:明石書店
販売開始日: 2023/04/01
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可
店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

ことばの教育と平和―争い・隔たり・不公正を乗り越えるための理論と実践 の 商品概要

  • 目次

    序章 平和をめざすことばの教育の枠組みを考える[佐藤慎司・奥野由紀子・三輪聖・神吉宇一]
     1.はじめに
     2.平和の定義とことばの教育
     3.平和と国家
     4.コミュニケーションと対話と平和
     5.「ことばの教育と平和」の理論的枠組み
     6.本書の構成

    第1部 「ことばの教育と平和」考える編

    第1章 シティズンシップとことばの学び――シリア出身の日本語学習者の語りから[市嶋典子]
     1.はじめに
     2.シリアの日本語教育
     3.シリア紛争とシティズンシップ
     4.インタビュー調査の概要
     5.インタビューの結果と考察
     6.結論

    第2章 複数の文化・言語の中を生きる子どもたちにとっての「日本語」の意味――平和な社会づくりを目指した「継承日本語教育」[三輪聖]
     1.平和な社会づくりと「継承語教育」
     2.ドイツの「継承日本語教育」の現状と課題
     3.子どもたちに必要なことばの力――ドイツの教育を例に
     4.ヨーロッパの文脈における「継承日本語教育」の実践ツールの紹介
     5.おわりに
     [対談]継承語って継承しないといけないの?

    第3章 コミュニケーション論から考える「ことばの教育と平和」――日本における英語の教育はいつまで「英語教育」でなければならないのか[榎本剛士]
     1.はじめに
     2.「コミュニケーション」をどう理解するか:三つのモデル
     3.「出来事」中心のコミュニケーション論がもたらす「平和」への契機
     4.「英語教育」はそもそも「平和」を拒む思考の枠組みなのか?
     5.おわりに:再帰的反省を推進力にして

    第2部 「ことばの教育と平和」取り組む編

    第4章 自らのコミュニケーションを振り返り、他者にかかわる――Facebookによる日米大学生の交流実践[嶋津百代・佐藤慎司]
     1.はじめに
     2.ことば・文化の教育と平和に関する研究
     3.日米大学生による交流実践:Facebookを用いたコミュニケーション
     4.自らのコミュニケーションを振り返り、他者にかかわるための視点と意識化
     5.おわりに:平和なコミュニケーションとことばの教育、そして未来のコミュニティ形成へ

    第5章 戦争当事国の学生と学ぶ貧困問題を題材としたことばの教育――批判的思考力と当事者意識の高まりに着目して[奥野由紀子]
     1.はじめに
     2.批判的思考力と当事者意識
     3.本実践の枠組み
     4.戦争当事国出身者を含む日本語L2および日本語L1の学生との実践
     5.考察
     6.おわりに
     [対談]授業で取り扱っているテーマに乗れない学生が教室にいる場合にはどうしたらいいのか?

    第6章 小さなクラスから平和を考える――「貧困」と「いのち」をテーマとした日本語授業の実践[元田静]
     1.はじめに
     2.実践の背景
     3.授業の概要
     4.最終インタビュー
     5.実践の振り返りと教師の足場かけ(scaffolding)
     6.「小さなクラスから平和を考える」ということ
     7.おわりに
     [対談]教室における教師の役割と「中立」であること

    第7章 ことばの教育と「歴史教育」――日本語で学び合うナチ時代の負の遺産、次世代につなげるための過去との対話[村田裕美子]
     1.はじめに
     2.実践の背景
     3.授業デザイン
     4.授業の成果
     5.本実践の総括
     6.結びにかえて
     [対談]ドイツにおける日本語の授業で「ナチス」をテーマにすること

    第8章 日韓がともに生きるためのシティズンシップを育む――対話・交流型授業実践を通して[森山新]
     1.はじめに
     2.先行研究
     3.日韓大学生国際交流セミナー紹介
     4.実践研究の概要
     5.その他の実践とその成果について
     6.共生に向けたシティズンシップ教育としてのことばの教育

    第9章 センシティブなトピックについて議論を重ねる――英語で実施される、交換留学生・学部正規生の混合クラス[山本冴里]
     1.はじめに
     2.センシティブなトピックとは
     3.なぜセンシティブなトピックを扱うか
     4.センシティブなトピックについて議論を重ねる

    [コラム]
     1 ドイツの学校制度
     2 ドイツの「政治教育」
     3 国民国家と言語
     4 ケアの倫理
     5 白バラの抵抗運動
     6 ロバーズ・ケーブでの野外実験
     7 Byramの理論に基づいた実践と評価
     8 接触仮説から発展した3つのモデル

     あとがき
     編著者紹介
  • 内容紹介

    本書では、言語教育の目的を言語習得に限定するのではなく、言語を通して次世代を育んでいくことに置き、いかに平和なコミュニティや社会の未来を創造しうるのか、「ことばの教育と平和」の理論的枠組みを提示する同時に教育現場での実践を紹介する。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    佐藤 慎司(サトウ シンジ)
    コロンビア大学ディーチャーズカレッジ人類学と教育プログラム修了(Ph D)。ハーバード大学、コロンビア大学講師等を経て、現在、プリンストン大学東アジア研究学部University Lecturer。専門は、教育人類学、日本語教育

    神吉 宇一(カミヨシ ウイチ)
    大阪大学大学院言語文化研究科博士後期課程単位取得満期退学。海外産業人材育成協会(AOTS)、長崎外国語大学を経て、武蔵野大学グローバル学部教授。専門は、日本語教育学、言語教育政策

    奥野 由紀子(オクノ ユキコ)
    広島大学大学院教育学研究科修了(教育学博士)。横浜国立大学准教授等を経て、東京都立大学教授。専門は、第二言語習得研究、日本語教育学

    三輪 聖(ミワ セイ)
    京都大学人間・環境学研究科博士後期課程単位取得満期退学。ベルリン自由大学、ハンブルク大学などを経て、現在、テュービンゲン大学専任講師。関心のある研究領域は、言語教育政策、民主主義教育(政治教育)、継承語教育、言語学
  • 著者について

    佐藤 慎司 (サトウ シンジ)
    コロンビア大学ディーチャーズカレッジ人類学と教育プログラム修了(Ph D)。ハーバード大学、コロンビア大学講師等を経て、現在、プリンストン大学東アジア研究学部University Lecturer。専門は、教育人類学、日本語教育。
    [主な著書・論文]
    『文化、ことば、教育』(ドーア根理子と共編著、明石書店、2008年)
    『かかわることば』(佐伯胖と共編著、東京大学出版会、2017年)
    『コミュニケーションとは何か』(編著、くろしお出版、2019年)
    『ともに生きるために』(尾辻恵美、熊谷由理と共編著、春風社、2021年)

    神吉 宇一 (カミヨシ ウイチ)
    大阪大学大学院言語文化研究科博士後期課程単位取得満期退学。海外産業人材育成協会(AOTS)、長崎外国語大学を経て、現在、武蔵野大学グローバル学部教授。専門は、日本語教育学、言語教育政策。
    [主な著書・論文]
    『文化・ことば・教育』(共著、明石書店、2008年)
    『未来を創ることばの教育をめざして:内容重視の批判的言語教育の理論と実践』(編著、ココ出版、2018年)
    『The Global Education Effect and Japan: Constructing New Borders and Identification Practices( Politics of Education in Asia)』(共著、Routledge、2020年)
    「共生社会を実現するための日本語教育とは」(『社会言語科学』24(1)、2021年)
    『Open Borders, Open Society?: Immigration and Social Integration in Japan』(共著、VerlagBarb…

    奥野 由紀子 (オクノ ユキコ)
    広島大学大学院教育学研究科修了(教育学博士)。横浜国立大学准教授等を経て、現在、東京都立大学教授。専門は、第二言語習得研究、日本語教育学。
    [主な著書・論文]
    『第二言語習得過程における言語転移の研究――日本語学習者による『の』の過剰使用を中心に』(単著、風間書房、2005年)
    『日本語教師のためのCLIL(内容言語統合型学習)入門』(編著、凡人社、2018年)
    『超基礎 第二言語習得研究』(編著、くろしお出版、2021年)
    『日本語×世界の課題を学ぶ――日本語でPEACE』(編著、凡人社、2021年)
    『日本語でPEACE――CLIL実践ガイド』(編著、凡人社、2022年)
    『第二言語学習の心理――個人差研究からのアプローチ』(福田倫子・小林明子との共編著、くろしお出版、2022年)

    三輪 聖 (ミワ セイ)
    京都大学人間・環境学研究科博士後期課程単位取得満期退学。ベルリン自由大学、ハンブルク大学などを経て、現在、テュービンゲン大学専任講師。関心のある研究領域は、言語教育政策、民主主義教育(政治教育)、継承語教育、言語学。
    [主な著書・論文]
    「ドイツにおける学校教育について――見学報告」「民主的シティズンシップ教育としての日本語教育を考える」「複言語・複文化主義に基づく対話に焦点を当てた日本語教育を考える――民主的シティズンシップ教育と文化間教育の観点から」(名嶋義直編『民主的シティズンシップの育て方』ひつじ書房、2019年)
    「ドイツの「政治教育」の教材――「政治」を「自分ごと」として捉えることから始める」「ドイツにおける政治教育の現場から見えてくること」(名嶋義直・神田靖子編『右翼ポピュリズムに抗する市民性教育』明石書店、2020年)
    『民主的シティズンシップ教育としての日本語教育には何が必要か――「政治教育」の教材から見えてくること』(『ヨーロッパ日本語教育』25、2021年)
    「自分のことばをつくっていく意味」(松田真希…

ことばの教育と平和―争い・隔たり・不公正を乗り越えるための理論と実践 の商品スペック

商品仕様
出版社名:明石書店
著者名:佐藤 慎司(編著)/神吉 宇一(編著)/奥野 由紀子(編著)/三輪 聖(編著)
発行年月日:2023/04/25
ISBN-10:4750355798
ISBN-13:9784750355795
判型:A5
発売社名:明石書店
対象:一般
発行形態:単行本
内容:教育
言語:日本語
ページ数:334ページ
縦:21cm
他の明石書店の書籍を探す

    明石書店 ことばの教育と平和―争い・隔たり・不公正を乗り越えるための理論と実践 [単行本] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!