神遊―春田のりこ句集(はるもにあ叢書) [単行本]

神遊―春田のりこ句集(はるもにあ叢書) [単行本] の 商品概要

• 目次（「BOOK」データベースより）

  １　曲がりたくなれば
  ２　夜の椅子
  ３　傘さして
  ４　うすき本棚
  ５　光の板

• 内容紹介

  ◆第一句集
  
  鴨の背を雨滴転がる遅日かな
  
  私はのりこさんの俳句に、
  あるときは華やかさとつつましさとの、
  またあるときはひたむきさと悠長さとのマリアージュを見る。
  
  （帯より・満田春日）
  
  ◆自選十五句
  曲がりたくなれば曲がりて春日傘
  よく眠る母を見てをり梅雨の月
  向き合ひて額涼しき人であり
  紙コップくしゆつとつぶし冬木の芽
  傘さして人あひ似たる栗の花
  コンビニのうすき本棚桜の実
  ざぶざぶと雨踏んでゆく桐の花
  自販機のごとりごとりと熱帯夜
  秋の芽や白衣のままにくつろいで
  熱の手に本の重たき裕明忌
  蔦の葉に蔦のかたちの春の雪
  夏めくや髪にとぶ種つけしまま
  牽牛花手に吸ひついて破れけり
  ベビーカーへ小さく手打熊手市
  冬の海光の板となつてゐる

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  春田 のりこ(ハルタ ノリコ)
  １９４９年大阪市生まれ。２００９年～２０２０年「はるもにあ」編集人。俳人協会会員

• 著者について

  春田のりこ (ハルタノリコ)
  本名・紀子
  
  1949年　大阪市生まれ
  1998年　「 海つくば支部句会」で満田春日さんの指導を受ける。「海」入会
  2001年　「海」退会
  2003年　「ゆう」入会
  2005年　「ゆう」終刊
  2006年　「はるもにあ」創刊より参加
  2009年～2020年　「はるもにあ」編集人
  
  俳人協会会員

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