東北学/忘れられた東北(岩波現代文庫) [文庫]
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東北学/忘れられた東北(岩波現代文庫) [文庫]
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東北学/忘れられた東北(岩波現代文庫) [文庫]

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出版社:岩波書店
販売開始日: 2023/06/17
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東北学/忘れられた東北(岩波現代文庫) [文庫] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    「弧状なす列島の歴史を、たったひとつの物差しで裁断できると無邪気に信じられた時代に、訣れを告げなければならない」―柳田国男の限界を乗り越え、「ひとつの日本」という呪縛をほどく手がかりをえるために、一九九二年より東北の地を拠点としてはじまった野辺歩き。驚きと喜びに満ちた旅から「いくつもの東北」が姿を現し、日本文化像の転換を迫る。「東北学」を掲げ画期をなした著作の、増補決定版。
  • 目次

    プロローグ 東北へ/東北から
     東北へ/はじまりの旅
     東北にて/野良仕事の旅
     東北から/冬の旅

    1 歴史を笑え、と幼い詩人に祖父は教えた
     東北への旅立ち
     バッタリのある村にて
     なつかしい移民史への訣れ

    2 サイの河原に、早池峰を仰ぐ児らがいた
     高原のサイの河原にて
     仏教以前へのまなざし
     あの世からの言伝て

    3 ナマハゲの鬼は男鹿の山から来た、という
     虹の立つ半島にて
     ナマハゲの今と昔
     南/北の秘密結社の祭り

    4 日時計の向こうに、縄文の夕陽が沈んだ
     環状列石のかたわらで
     死者を抱えこんだ円環
     日時計はだれの墓か

    5 大同二年に、窟の奥で悪路王は死んだ
     達谷の窟にて
     田村麻呂伝説をめぐって
     大同、歴史のはじまりに

    6 その晩、鮭の大助は月光川をのぼる
     鮭の千本供養塔
     鮭の大助という謎
     サケ・マス文化論を越えて

    7 山に生かされた者らよ、と石の環が囁く
     マタギ伝承をめぐって
     マタギ/アイヌ文化
     ある記録映画から

    8 鉱山で、山の神の代官たちが福音を説いた
     銀山の跡を訪ねて
     鉱山とキリシタン
     大同年号を携える人々

    9 ネブタ囃しに、遠く異族の血が燃えて騒ぐ
     ネブタと竿灯
     能代の鯱流しの夜に
     ネブタの起源伝承

    10 不意に、埋もれた記憶が黄昏の底に甦る
     秋祭りの遠野にて
     修験とオシラサマ
     オシラサマ遊び

    11 北からの呼び声に、いま岩谷の扉が開かれる
     オシラサマの古層へ
     オナカマという巫女
     ある研究者との出会い

    12 箕を携えた姫が、大同の庭に降り立った
     箕作りのむらにて
     次年子、もうひとつの歴史
     お里姫の伝承

    13 さらば芭蕉、と囁きかける川風を聴いた
     遊女としての東北
     語られざる東北へ
     川の民の村から

    14 雪の野づらに、木地屋の夢が紡がれる
     漆器の町・川連にて
     木地屋という問題
     こけし起源譚をめぐって

    15 たちのぼる煙の下に、山の人生が転がっていた
     ある炭焼きの人生
     雪国の春の底に
     木地屋の移住史へ

    16 なめとこ山の夜、熊たちの祭りがはじまる
     小国の熊祭りを訪ねて
     東北のマタギとアイヌ
     なめとこ山の思想

    断章 呟きの声、とりあえずの終わりに
     宛て先のない手紙
     稲の呪縛からの解放
     ひとつの種族/ひとつの習俗

    エピローグ あすの東北学のために
     東北から/いくつもの日本へ
     北へ/北からの比較民俗学
     東北学/あらたな知の地平に向けて

     増補1 幻像としての常民
     増補2 山師の子どもはやがて、山に還る
     増補3 巫女になった夜に
     増補4 樹をあるく旅から――タブの杜を訪ねて
     増補5 旅と聞き書き、そして東北学

     あとがき(『東北学へ1 もうひとつの東北から』)
     講談社学術文庫版まえがき
     岩波現代文庫版あとがき
  • 出版社からのコメント

    野辺歩きの驚きや喜びに満ちた紀行、考察にして、「東北学」という方法を掲げた記念碑的著作。
  • 内容紹介

    「東北はやがて、ある特権的な知の闘いの現場と化してゆくに違いない」。柳田国男の限界を乗りこえ、「ひとつの日本」という呪縛をほどく手がかりをえるために、一九九二年より東北の地を拠点としてはじまった野辺歩き。その驚きと喜びに満ちた紀行、考察にして、「東北学」という方法のマニフェストともなった、記念碑的著作。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    赤坂 憲雄(アカサカ ノリオ)
    1953年、東京都生まれ。東京大学文学部卒。学習院大学教授。東北学を提唱し、1999年に雑誌『東北学』を創刊。岩波現代文庫に『岡本太郎の見た日本』(Bunkamuraドゥマゴ文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞受賞)などがある
  • 著者について

    赤坂 憲雄 (アカサカ ノリオ)
    赤坂憲雄(あかさか のりお)
    1953年,東京都生まれ.東京大学文学部卒.学習院大学教授.東北学を提唱し,1999年に雑誌『東北学』を創刊.『異人論序説』『王と天皇』(ちくま学芸文庫),『境界の発生』『結社と王権』(講談社学術文庫),『東西/南北考』『武蔵野をよむ』(岩波新書),『遠野/物語考』(荒蝦夷),『震災考』(藤原書店),『性食考』『ナウシカ考』(岩波書店),『民俗知は可能か』(春秋社),『災間に生かされて』(亜紀書房),『奴隷と家畜』(青土社)など,著書多数.岩波現代文庫に『象徴天皇という物語』『岡本太郎の見た日本』(Bunkamuraドゥマゴ文学賞,芸術選奨文部科学大臣賞受賞),『排除の現象学』がある.

東北学/忘れられた東北(岩波現代文庫) [文庫] の商品スペック

商品仕様
出版社名:岩波書店
著者名:赤坂 憲雄(著)
発行年月日:2023/06/15
ISBN-10:4006004680
ISBN-13:9784006004682
判型:文庫
対象:一般
発行形態:文庫
内容:日本文学評論・随筆
言語:日本語
ページ数:388ページ
縦:15cm
横:11cm
厚さ:2cm
重量:218g
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