ナショナリズムとナショナル・インディファレンス―近現代ヨーロッパにおける無関心・抵抗・受容 [単行本]
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ナショナリズムとナショナル・インディファレンス―近現代ヨーロッパにおける無関心・抵抗・受容 [単行本]

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出版社:ミネルヴァ書房
販売開始日: 2023/06/28
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ナショナリズムとナショナル・インディファレンス―近現代ヨーロッパにおける無関心・抵抗・受容 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    本書は、幅広い射程を持つ「ナショナル・インディファレンス(国民への無関心)」現象の歴史的な意義を追究する。19世紀から20世紀後半までの、ソ連を含むヨーロッパ各地の多彩な事例を取り上げ、様々なアプローチのもと、ナショナリズム理解に画期的な切り口を与える。本書を読めば、この先「ナショナル・インディファレンス」を念頭に置かずにナショナリズムの過去・現在・未来を見ることはできなくなるだろう。
  • 目次

    はじめに

    序 章 ナショナル・インディファレンスと近代ヨーロッパ・ナショナリズムの歴史(マールテン・ヴァン=ヒンダーアハター/ジョン・フォックス[金澤周作訳])
     1 「ナショナル・インディファレンス」と「想像の非共同体」の定義
     2 課題と挑戦
     3 本書の概要

    第1章 他のことで頭はいっぱい──19世紀ベルギーにおける国民文化プロジェクトの障害と限界(トム・ヴルスハフル[中辻柚珠訳])
     1 多言語的過去と現在への対応
     2 両立性の構築
     3 わずかなナショナリズムではあるものの
     4 道徳的義務としてのナショナリティ
     5 家 業
     6 頭の中の他所事
     7 推進力の喪失

    第2章 ナショナル・インディファレンスと国民的献身の往還──第一次世界大戦期ロシアにおけるトレンティーノ出身戦争捕虜の軌跡(シモーネ・A・ベッレッツァ[林 孝洋訳])
     1 トレンティーノにおける帰属意識とロシア帝国の捕虜政策
     2 開戦に対するナショナル・インディファレンス
     3 祖国を選ぶこと
     4 下からの国民化,上からの国民化
     5 国民の代わりとしての宗教
     6 結 論──帰属の大戦

    第3章 移行途上の迷い?──アドリア海北部におけるハプスブルク帝国の遺産,国家と国民形成,新ファシスト秩序(マルコ・ブレシャーニ[濱口忠大訳])
     1 ハプスブルク帝国消滅後にみるナショナル・インディファレンス
     2 日々の敗北
     3 フラストレーションとノスタルジーのあいだで
     4 あまりに少数のナショナリスト,あまりに多数の「オーストリアびいき」
     5 イストリア──ナショナリストのための土地?
     6 イストリア農村部のファシズム
     7 結 論

    第4章 ナショナル・インディファレンスとトランスナショナル企業──チェコの製靴会社バチャのパラダイム(ザカリー・ドルシャル[中辻柚珠訳])
     1 ポーランドでの事件
     2 大規模なナショナル・インディファレンス
     3 バチャの発展
     4 企業都市をつくる
     5 国民的なものに無関心な管理職社員たち
     6 ナショナル・インディファレンスを教える
     7 ナショナリストの要求
     8 ミュンヘン後の排外主義
     9 結 論

    第5章 ナショナリズムと無関心のあいだ──戦間期ユーゴスラヴィアにおける無関心の緩慢な排除(フィリプ・エーデルヤッツ[村上 亮訳])
     1 ユーゴスラヴィアにおける無関心の実像
     2 職業とエンターテインメントとしての政治活動
     3 ユーゴスラヴィア国家に対する国民的ではない反対
     4 国民化する不満
     5 どちらかの側に与する
     6 混乱したナショナリズム
     7 結 論

    第6章 フランス人らしさへの複数の道──ナショナル・インディファレンスとアルザスのフランス復帰,1919-1939年(アリソン・キャロル[谷口良生訳])
     1 フランスにおける国民統合とナショナル・インディファレンス
     2 フランスとドイツのあいだで
     3 アルザスのフランス復帰
     4 ナショナル・インディファレンスを求めて
     5 フランス人らしさへの複数の道

    第7章 政治を越えて──日常的民族実践としてのナショナル・インディファレンス(ガーボル・エグリ[姉川雄大訳])
     1 ナショナル・インディファレンスか,日常的民族実践か
     2 戦間期ルーマニアの事例
     3 結 論──資料と展望

    第8章 国民への無関心・統計・構築主義パラダイム──戦間期ポーランドの国勢調査におけるトゥテイシ(「ここ出身の人々」)欄(モルガン・ラベ[福元健之訳])
     1 ナショナル・インディファレンスで統計を問う
     2 統計とナショナリティ
     3 ポーランドの国勢調査におけるトゥテイシ
     4 ポーランド統計局の裏側で──ナショナリティ問題研究所
     5 「痕跡」の歴史に向かって
     6 国民と結びつかない共同体の地政学
     7 誰がトゥテイシなのか?──国勢調査から民族学的調査へ
     8 結 論

    第9章 20世紀前半の上シレジアにおける道具的ナショナリズム(ブレンデン・カーチ[河合竜太訳])
     1 道具的ナショナリズムと価値主導的ナショナリズム
     2 分割された領土,分割された忠誠心
     3 妥協の民族共同体
     4 「ドイツ人」から「ポーランド人」へ
     5 結 論

    第10章 「わたしは諸国民の境を取り払った」──第二次世界大戦終結期上シレジアにおける国民の乗り換えとローマ・カトリック教会(ジム・ビョーク[河合竜太訳])
     1 国民の乗り換えは罪か──明確な教義の不在
     2 カトリックの諸言説
     3 ドイツ民族リスト上の人々──裏切り者か,英雄か
     4 ナショナル・インディファレンティズム
     5 結 論

    第11章 「ソヴィエト連邦市民──なんと荘厳な響きでしょう」──ポスト・スターリニズム期ソ連の投書・ナショナリティ政策・帰属意識(アナ・ウィティントン([福元健之訳])
     1 ある市民の手紙から
     2 ソヴィエトの理論および実践における民族,国民,公民意識
     3 投書する市民と1977年憲法
     4 ソヴィエト人民の現実化
     5 結 論

    第12章 結 論──(再論)ナショナル・インディファレンスと近代ヨーロッパ・ナショナリズムの歴史
        (ジョン・フォックス/マールテン・ヴァン=ヒンダーアハター/ジェイムズ・M・ブロフィ[桐生裕子訳])
     1 地理的拡張
     2 時間的拡張
     3 適用方法の精緻化
     4 展 望

    訳者解題1 新しいナショナリズム研究への展望(福元健之・中辻柚珠)
    訳者解題2 ナショナル・インディファレンス研究と東中欧(桐生裕子)

    おわりに
    人名・事項・地名索引
  • 出版社からのコメント

    近現代ヨーロッパ各地の事例を題材に様々なアプローチのもと「国民への無関心」現象の歴史的な意義を追究する。
  • 内容紹介

    本書は、幅広い射程を持つ「ナショナル・インディファレンス(国民への無関心)」現象の歴史的な意義を追究する。19世紀から20世紀後半までの、ソ連を含むヨーロッパ各地の多彩な事例を取り上げ、様々なアプローチのもと、ナショナリズム理解に画期的な切り口を与える。本書を読めば、この先「ナショナル・インディファレンス」を念頭に置かずにナショナリズムの過去・現在・未来を見ることはできなくなるだろう。
    原著:Maarten Van Ginderachter and Jon Fox, eds., National Indifference and the History of Nationalism in Modern Europe (Abingdon: Routledge, 2019)
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    金澤 周作(カナザワ シュウサク)
    京都大学大学院文学研究科教授。イギリス近代史

    桐生 裕子(キリュウ ユウコ)
    神戸女学院大学文学部准教授。中・東欧近現代史
  • 著者について

    マールテン・ヴァン=ヒンダーアハター (Maarten Van Ginderachter)
    2023年現在
    アントウェルペン大学准教授

    ジョン・フォックス (Jon Fox)
    2023年現在
    ブリストル大学上級講師

    金澤 周作 (カナザワ シュウサク)
    *2023年6月現在
    京都大学大学院文学研究科教授

    桐生 裕子 (キリュウ ユウコ)
    2023年6月現在
    神戸女学院大学文学部准教授

ナショナリズムとナショナル・インディファレンス―近現代ヨーロッパにおける無関心・抵抗・受容 の商品スペック

商品仕様
出版社名:ミネルヴァ書房
著者名:マールテン ヴァン=ヒンダーアハター(編著)/ジョン フォックス(編著)/金澤 周作(監訳)/桐生 裕子(監訳)
発行年月日:2023/06/30
ISBN-10:4623094359
ISBN-13:9784623094356
判型:A5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:外国歴史
言語:日本語
ページ数:432ページ
縦:22cm
横:15cm
厚さ:3cm
重量:720g
その他: 原書名: National Indifference and the History of Nationalism in Modern Europe〈van Ginderachter,Maarten;Fox,Jon〉
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