日本人が知らない戦争の話―アジアが語る戦場の記憶(ちくま新書) [新書]

日本人が知らない戦争の話―アジアが語る戦場の記憶(ちくま新書) の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  アジア・太平洋戦争において、後景に退きがちな大陸や東南アジアでの戦闘。激戦や苛酷な統治が繰り広げられたその場所で暮らす人びとは、当時をどう語り継いでいるのか。そもそも私たちは、かつて日本軍がしたことをどれだけ知っているだろうか。シンガポールにおける大検証と粛清、「戦場にかける橋」で出会った元英兵捕虜、バターン死の行進、帰国できなかった中国残留孤児…。長年アジアに残る戦争の記憶に耳を傾けてきた地理学者が、日本人がけっして忘れてはいけないことを明らかにする。

• 目次（「BOOK」データベースより）

  第１章　中国侵攻（満洲事変；日中全面戦争へ）
  第２章　マレー半島侵攻とシンガポールの陥落（日本軍のマレー半島侵攻；シンガポール陥落）
  第３章　日本占領下のシンガポールとマレー半島―暗黒の三年八か月（「大検証」と「粛清」；華人への強制献金と皇民化政策；教科書に書かれた日本軍のマレー半島侵攻）
  第４章　東南アジア各地への侵攻（インドネシア占領；「死の鉄道」泰緬鉄道；マニラ、バターン半島、そしてフィリピン占領）
  第５章　日本の敗戦（中国に残された日本人；勝者が裁く軍事裁判；シンガポールの血債問題；戦争から何を学ぶか）

• 内容紹介

  かつて、私たちは何をしたのか。長年アジア各地で人びとの声に耳を傾けてきた地理学者が、日本人がけっして忘れてはいけない戦争の理不尽な現実を明らかにする。

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  山下 清海(ヤマシタ キヨミ)
  １９５１年、福岡県生まれ。筑波大学大学院地球科学研究科博士課程修了。理学博士。秋田大学教育学部教授、東洋大学国際地域学部教授、筑波大学生命環境系教授、立正大学地球環境科学部教授などを歴任。筑波大学名誉教授。専門は、人文地理学、東南アジア・中国地域研究、華僑・華人研究

• 著者について

  山下 清海 (ヤマシタ キヨミ)
  山下清海（やました・きよみ）：1951年、福岡県生まれ。筑波大学大学院地球科学研究科博士課程修了。理学博士。秋田大学教育学部教授、東洋大学国際地域学部教授、筑波大学生命環境系教授、立正大学地球環境科学部教授などを歴任。筑波大学名誉教授。専門は、人文地理学、東南アジア・中国地域研究、華僑・華人研究。著書に、『横浜中華街――世界に誇るチャイナタウンの地理・歴史』（筑摩選書）、『華僑・華人を知るための52章』『世界のチャイナタウンの形成と変容──フィールドワークから華人社会を探究する』『改革開放後の中国僑郷――在日老華僑・新華僑の出身地の変容』（ともに明石書店）、『新・中華街――世界各地で〈華人社会〉は変貌する』（講談社選書メチエ）などがある。

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