整形外科医のための手術解剖学図説 [単行本]
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整形外科医のための手術解剖学図説 [単行本]

Piet・de Boer(著)Richard Buckley(著)川口 善治(監訳)田中 康仁(監訳)酒井 昭典(監訳)
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出版社:南江堂
販売開始日: 2023/06/28
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整形外科医のための手術解剖学図説 [単行本] の 商品概要

  • 目次

    【書評】
     『Surgical Exposures in Orthopaedics:The Anatomic Approach』(編集:Stanley Hoppenfeld,Piet de Boer,Rićhard Buckley)の初版は1984年に刊行され,2005年にその著書の日本語訳である『整形外科医のための手術解剖学図説(原書第3版)』が南江堂から刊行されました.「患者体位」,「ランドマーク」,「皮切」,「internervous plane」,「浅層の展開」,「深層の展開」,「注意すべき組織」と「術野拡大のコツ」と,手術進入の順序に沿った構成を有する本書は,手術を行ううえで非常に重宝され,多くの整形外科医が購読し,活用しています.

     医療は絶えず進化しており,新しい手術法や低侵襲法が開発されています.手術のための解剖書の改訂は,これらの最新の技術に適応したより効率的,効果的な手術を行うために必要です.たとえば,脊椎外科,関節外科や外傷分野での低侵襲的なアプローチは,従来法と異なる解剖学的な視野やアクセスポイントを必要とすることがあり,新しい解剖情報が必要です.新しい手術法や低侵襲法における正確な解剖学的知識は,手術の安全性を向上させ,合併症のリスクを低減するのにも役立ちます.したがって,アプローチに対する解剖学的知識の更新は継続的に行われるべきなのです.そのため,本書の「原書第6版の序」で述べられているように,新しい内容が含まれた第6版が刊行されることは,私たち整形外科医にとって非常に有益なことです.

     手術を実施する際,局所の解剖学を平面的ではなく三次元的にとらえることが不可欠です.この点,本書は初版から一貫して,手術アプローチを三次元的な視点でとらえるため,合理的に構成されています.一つに神経の損傷リスクを回避するため,internervous plane(神経脱落面)を手術展開に活用しています.すなわち,異なる神経に支配された筋肉同士が接する領域であるinternervous planeが手術アプローチを規定する重要な要素として認識することにより,その筋肉は麻痺(神経損傷)を受けにくくなります.本書を利用している多くの整形外科医は,常に自然とこの概念を意識することになります.

     加えて,整形外科手術における浅層と深層の展開が明確に区別されており,浅層と深層の展開についての重要なポイントを述べています.浅層の展開と深層の展開を考えることによって,局所の解剖がより理解しやすくなります.さらに,正確な三次元的解剖アプローチの図が提供されており,これらの図は体表から筋層,深部臓器,骨にいたるまでの段階をわかりやすく示しています.特に解剖学的に重要な箇所では,矢状面や横断面で微妙な色調と影を活用した三次元的解剖アプローチの図が立体的な感覚をもたらします.

     各手術手技においての解剖学的に重要なランドマークや注意すべき組織,術野拡大のコツなどを包括的にわかりやすく掲載している点には,教育的な意義があります.解剖学的ランドマークの詳細な説明は,特に手術を学ぶ若い医師にとって,信頼性の高いリファレンスとなり,手術中のナビゲーション性を向上させます.進入の現在地や方向について理解できるため,高い安全性を伴う効率的な手術が実現します.また,手術領域における重要な組織を正確に把握することは,手術領域の環境がより透明になり,目的の部位に安全に到達できるようになります.手術は時に複雑なプロセスが必要とされ,予期せぬ状況が発生することがあります.手術が順調にすすまない場合,術野拡大は有効な解決策を導く適切な対処方法になります.これらは臨床的な対応力を向上させ,手術を円滑に進行させるための確かなサポートになります.

     索引について,本書では「図題索引」,「内容項目索引」,そして「用語索引」という三つのカテゴリーに分けられています.この体系は,読者が必要な情報を迅速にみつけるのに役立ちます.さらに,各章の最後に掲載されるオリジナル文献リストは,最新の情報や証拠に基づいたアプローチを示し,さらにそれぞれの文献に触れることは,手術アプローチに関連する知識を深めるのに非常に役立ちます.

     手術を行う際,臨床的な安全性は最優先事項です.適切なアプローチは,合併症のリスクを最小限に抑え,患者の安全を確保することを可能にします.本書は,臨床的な整形外科手術のアプローチに欠かせない解剖学的情報を的確かつ網羅的に提供しており,構造的で合理的な手術領域の把握は,手術における臨床スキルの向上に著しい貢献をもたらします.これからも本書は,整形外科領域の手術アプローチに対する必要な知識の獲得を支援する優れた教育的な役割を担っていくものと確信します.歴史のある解剖書は,医学の発展において不可欠な資源であり,私たちにとって宝物です.これらの解剖書を現代に継承し,新しい世代に伝えるために翻訳や監修に携わった先生方の熱意と努力に対して,心からの感謝の意を捧げます.

    臨床雑誌整形外科75巻1号(2024年1月号)より転載
    評者●大分大学整形外科教授・加来信広


    【原書第6版の序】
     本書初版の発刊にさいして著者の一人に寄せられた優れた助言の1つに,“序文を読む人はいても少数”であるので,序文は長くないほうがよいというものがあった.では,なぜ第6版でも序文を書くのかということになるが,それに対しての答えは,本版でどのような変更がなされたか,その変更の理由は何かをお知らせすることにある.

     「整形外科医のための手術解剖学図説」は37年前に初版が発刊された.本書は外科医が患者を治療するために作られたものであり,初版以来その目的を達成している.その後本書は常にベストセラーとなり,電子版や剽窃版を含め世界の各国で使われている.いくつかの医療センターではこの中のもっとも重要な図版をラミネートコピーし,手術室で外科医のために壁に貼っているところもある.現著者の2人は,50年以上にわたって外傷学を教えている教授で,この本が使われていなかった国は皆無であったと述べている.初版の緒言では「本書は一般的に用いられている整形外科手術のアプローチのテクニックを説明し,そのアプローチに関連する解剖を解説している」と述べている.この緒言は本書の基本的な考えを表している.

     著者らは,本書は多くの場合,A.K. Henry の「古典的な」外科的アプローチを解説した解剖学書を用いて勉強しているレジデントによって使われていることを,フォーカスグループの調査から認識している.しかしもっとも経験豊かな外科医でさえ,まれな手術のさいには本書に含まれている情報の有用性を評価している.

     第6版を作成するには,多くの理由があった.整形外科手術は進歩しない学問ではない.基本的な解剖学的知識は決して変化しないが,手術と外科的技術のテクニックは絶えず進化している.本書には21の新たな外科的アプローチを含めた.

     *初版で解説された肋骨骨折の固定についての見解は当時としては風変わりなようだったかもしれない.しかし,この記述は現在では多発外傷のさいのフレイルチェストの管理の一部として認識されている.本書にある2つの外科的アプローチは,胸壁の解剖を学ぶとともに,肋骨の骨折部位を展開するための記載である.

     *上腕骨近位骨折のためのネイルのデザインが変更されたため,このネイルの挿入に使用される外科的アプローチの記載の変更が必要となった.また,脛骨ネイルの挿入の技術は進歩した.よってとくに本書では近位骨折の処置に役立つネイル挿入のための膝蓋骨上部アプローチの記載を追加した.

     *鎖骨に対する最小侵襲手術法を,これまでの手術アプローチとともに追加した.また肩への後方進入アプローチは修正し,肩甲骨骨折に対する固定術の重要性を反映して拡大記載した.

     *上腕骨遠位部に対する上腕三頭筋温存後方アプローチを追加することによって,上腕三頭筋の機能を温存しつつ上腕骨遠位への展開を図りたいと考える一部の外科医の要求に答えた.

     *内側顆上部の骨切りをせずに展開することができる肘関節への前内側アプローチを追加した.

     *橈骨頭への後外側アプローチの記載を,Kaplan の基本線と肘筋と尺側手根伸筋の間にある古典的な神経間隙を区別するために拡大した.肘関節への前方アプローチの最近の記述を,尺骨の鉤状突起への到達のために加えた.

     *高エネルギー外傷によって引き起こされる骨盤と寛骨臼骨折の発生率は先進国で減少しているが,発展途上国では増加している.骨盤前柱への古典的な腸骨鼡径アプローチを用いることは少なくなっているが,それにとって代わって前方骨盤内アプローチ(Stoppa アプローチ)が骨盤および寛骨臼ユニットに使用されることが多くなっている.このアプローチの記載をこれまでの骨盤アプローチのレビューとともに含めた.

     *股関節脱臼を整復するために必要な転子骨切り術の記載を,Noetztli 教授からアドバイスを受けて変更した.

     *大腿骨遠位部への3つのアプローチ法を,とくに垂直面(Hoffa 骨折)の骨折のような末梢の関節骨片の固定を行うために追記した.

     *開放式半月切除術(open meniscectomy)は今となっては歴史的に行われていた手技であるといえる.関節鏡の手技がこれに取って代わった.開放式半月切除術は本書からは削除した.前十字靱帯再建術におけるover the top アプローチは精密なジグが導入されたために削除した.

     *関節と足趾へのアプローチの章は,距骨,立方骨,舟状骨とLisfranc 関節への8つの新しい外科的アプローチが記載され,大幅に拡張された.

     *外固定に関する章は修正された.貫通ピンは,もはや使われなくなったからである.架橋型創外固定器が頻繁に使用されるようになり,足部の外固定については,本書で初めて詳細に記載した.

     読者の多くは本書に含まれる引用文献を使用してはいないが,著者らはこれらの引用文献の多くが時代遅れであることに気がついていた.よって本書では新しい引用文献を必要に応じて新しく含めた.文献検索にはPubMed を用いた.

     この本の強みは初版から一貫して外科医の視点から手術のアプローチを図を用いて明確に解説していることである.古典的なアプローチは,今でももっともよく使用される.われわれは,安全な手術の鍵は解剖についての確かな知識であると信じている.アプローチがより縮小していくと,逆に解剖学的知識の必要性はより増してゆく.したがって,われわれは,本書のタイトルが“Surgical Exposures in Orthopaedics -The Anatomic Approach”であるように,これが今日でも適切な名称であると考えている.

     最後に,本書の全項目が新たなものとなり,多数の小さな訂正が行われた.この作業にはスイスのバーゼル大学ORTP 助手,Peter S. Saubermann 博士のかけがえのない援助なしでは不可能であった.彼は,文章の一字一句を調べ上げ,有用な改訂案を提案し,そのおかげで本書は作成された.

    Piet de Boer
    Richard Buckley



    【Stanley Hoppenfeld -個人的な回想】
     2020年,本書の筆頭編集者であるStanley Hoppenfeld が亡くなった.彼を友人として知っている私たちにとって彼の死は,多くの悲しみをもたらすと同時に,多くの思い出を呼び起こした.以下は,彼に関する私の回想である.

     1980年,私は彼から本書の執筆を依頼された.彼は,脊柱側弯症の治療を中心に臨床に携わっていた.私はロンドンのSt Thomas病院から米国に派遣された客員研究員であった.彼と私は2人ともブロンクスのJacobi病院に勤務していた.この病院は,Albert Einstein医科大学を拠点とする研修プログラムを実施していた.長年にわたって彼はYeshiva大学で局所解剖学の講義をしていたが,彼はアイルランドの解剖学者で,Cairo大学の解剖学教授として長年活躍していたA.K. Henryの研究に興味を持っていた.Henryが提唱した,外科医が骨や関節に安全にアクセスするためにinternervous planes を利用するという考え方に,彼は魅了されていた.そして彼は,Henryの概念に基づいた外科的アプローチの教科書を作ることを思いついたのである.

     解剖学を教えるとき,彼にはいつもHugh Thomasがついていた.Hugh はそうして解剖学を学び,芸術的才能を医学の分野で発揮するようになった.Hughと彼は,本書の執筆前に,すでに2冊の教科書“Orthopaedic Neurology”“Physical Examination of the Spine and Extremities”を完成させていた.この2冊は,Columbia大学で英語を専攻していたRick Huttonが編集したもので,しばらくの間,彼は,Hugh とRick の3人でニューヨークの独身アパートをシェアしていた.

     本書執筆に着手する際,彼自身は執筆の時間がないことを十分承知していた.そんなとき,彼は渡米中の英国人客員研究員が英国のプライマリーフェローシップ試験に合格するために解剖学の広範な知識を持っていることに気づいたのである.私は本書の執筆を依頼された最初の客員研究員ではないが,私は彼からの執筆依頼の申し出を引き受けた.私が最初に取り組んだのは,橈骨への前方アプローチについて解説することであった.これは,昔も今も,私の好む解剖学的アプローチであった.彼とRickのいる打ち合わせの席で最初に返された私の原稿は,すべてのページが赤いインクで覆われており,原文がまったく残っていなかった.Rickが「君の言葉はラテン語で書かれているんだよ」と話していたのを覚えている.私は,手術の方法を説明するときの言葉づかいを学んでいった.

     この本の最終的な構成が決まるのに半年近くがかかった.どのアプローチも同じような構成で,ランドマークや皮切などが説明されることとなった.彼は完璧な助言者であった.偉大な教育者である彼は,何が効果的で何が効果的でないかを知っていた.そして,教育的な文章を書くために何が必要であるかを知っていた.それは他に類をみないものであった.最終的な文章を完成するのにさらに1年がかかった.夜,原稿を書き,翌日,彼にそれを渡し,あくる日までに彼の研究室のタイピストがタイピング原稿を完成させるという作業が続いた.ブロードウェイのHughのオフィスでは,ドン・ジョヴァンニの音楽が聞こえるなか,彼と一緒に何時間も座りながら外科的アプローチを示す医学イラストを完成させていった.

     そしてついに,凍えるような寒さのマンハッタンで,
  • 出版社からのコメント

    手術手技の発展にともない新たな21の手術アプローチと文献が追加された整形外科医のためのバイブル.
  • 内容紹介

    約40年にわたり安全な整形外科手術を支えてきた,まさにレガシーというべき書籍の全面改訂版.手術手技の発展にともない新たな21の手術アプローチと文献が追加され,外科医の視点からわかりやすく解説された局所解剖図はその数圧巻の900点.基本的で確実なアプローチとテクニックのみならず,今改訂の訳本でも訳者らの手術時の工夫が掲載され,さらに充実した1冊となっている.
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    川口 善治(カワグチ ヨシハル)
    富山大学整形外科教授

    田中 康仁(タナカ ヤスヒト)
    奈良県立医科大学整形外科教授

    酒井 昭典(サカイ アキノリ)
    産業医科大学整形外科教授

整形外科医のための手術解剖学図説 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:南江堂
著者名:Piet・de Boer(著)/Richard Buckley(著)/川口 善治(監訳)/田中 康仁(監訳)/酒井 昭典(監訳)
発行年月日:2023/07/01
ISBN-10:4524203737
ISBN-13:9784524203734
旧版ISBN:9784524237777
判型:規大
発売社名:南江堂
対象:専門
発行形態:単行本
内容:医学・薬学・歯学
言語:日本語
ページ数:898ページ
縦:29cm
その他: 原書名: SURGICAL EXPOSURES IN ORTHOPAEDICS〈Boer,Piet・de〉
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