医療と介護の法律入門(岩波新書) [新書]
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医療と介護の法律入門(岩波新書) [新書]

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出版社:岩波書店
販売開始日: 2023/07/22
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医療と介護の法律入門(岩波新書) [新書] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    医療と介護は日々の生活に身近なものでありながら、その法制度は複雑である。医療安全、医療でのキーパーソンと後見人制度、医療データの利活用、臨床研究と倫理、人生の最終段階での医療のあり方…。それらにかかわる医療と介護の法制度を、国内外の例とともに具体的に語る。変わりゆく法制度を理解するための一冊。
  • 目次

     はじめに 医療と介護の場で法律が身近に
      変貌していく医療と介護の法律
      社会保障の「公助」「共助」「自助」
      感染症法と新型インフルエンザ等対策特別措置法
      この本でお話ししたいこと

    第1章 医療と介護の法律
     1 日本国憲法の中の医療・介護制度
      自由の世界とその限界
      公共の福祉の世界
      社会保険の登場
     2 医療法改正の軌跡
      戦前の国民医療法
      憲法、そして、医療法と医師法
      超高齢社会を視野に入れた医療法改正の歩み
      医療法の改正と一条の軌跡
      医療法一条が示す今後の方向

    第2章 医療安全と医療事故調査
     1 医療事故、そして医療不信
      一九九九年から激増した医療事故報道
      きっかけは三つの事故報道
      医療の問題点
      「異状」を届けるということ
      医療不信から医療崩壊へ
     2 医療安全の始まり
      増える医療過誤訴訟
      医療の品質保証(QA)
      品質改善(QI)へ
      不注意やエラーを制御する方法
      失敗から学ぶ組織文化、成功から学ぶ組織文化
      誤注射事故を考える
      アメリカ学術会議報告「人は誰でも間違える」
      「四万四〇〇〇人から九万八〇〇〇人」の根拠と批判
      医療の不確実性
     3 医療法改正
      森報告書「医療安全推進総合対策」
      高久報告書「今後の医療安全対策について」
     4 医療事故調査制度
      アメリカの医療事故調査の五つの側面
      記録に対する姿勢の違い
      内部討議の自由の保障
      医師免許制度の違い
      監察医などによる死因調査制度
      日本のモデル事業の発足
      医療の評価の方法
      日本医療安全調査機構の発足
      医療事故調査制度創設までの議論(1)検視との関係など
      医療事故調査制度創設までの議論(2)無過失補償制度との関係など
      第六次医療法改正と医療事故調査制度

    第3章 医療訴訟を考える
     1 損害賠償の原則
      過失責任主義と金銭賠償の原則
      金銭による塡補についての疑問
      過失責任主義の困難
      過失責任主義の例外
     2 日本の民事医療訴訟
      民事医療訴訟の件数の推移
      最高裁の二一件連続破棄判決
      司法制度改革と医療集中部の設置
      医療訴訟の審理
      専門知識の導入
      鑑定という手続
      和解の増加
     3 医療ADR
      裁判外紛争解決手続の利用の促進に関する法律
      医療ADRへの取り組み
     4 無過失補償制度
      フランスの選択
      日本の無過失補償制度
      医薬品副作用被害救済制度

    第4章 超高齢社会の介護と医療
     1 社会保障を支える社会的・経済的条件
      ケインズ・ベヴァリッジ型福祉国家の構想
      第二次世界大戦後の高度経済成長
      低成長経済への対応
     2 超高齢社会を前にした医療と介護の改革
      医療の改革
      介護の改革
      家族の介護力
     3 社会福祉基礎構造改革と介護保険
      社会福祉基礎構造改革とは
      社会保険としての介護保険
      介護保険における「措置から契約へ」
      成年後見制度の導入
      「親亡き後」のサポート
      「意思決定支援」という考え方
     4 医療の同意
      虐待防止法の制定
      患者の「自己決定権」の二つの側面
      「同意」をとること
     5 医療機関の「応招義務」
      医師法一九条の応招義務
      医師法の仕組み
      医師の業務独占
      医師の「応招」義務
      医療法との矛盾の拡大
      患者側の思い
      医師の働き方改革
      令和元年医政局長通知による医師法の解釈変更

    第5章 人生の最終段階の医療
     1 二つの裁判例
      名古屋高等裁判所昭和三七年一二月二二日判決
      横浜地方裁判所平成七年三月二八日判決
      誰がキーパーソンか
      現場の直面している問題
      「治療中止の是非」の問題の多様性
      「尊厳死」
      DNR
     2 医療に関する司法判断と「ガイドライン」
      いくら頑張っても、それ以上のことはできない
      最高裁の判断と厚生労働大臣の判断
      検察官の起訴便宜主義
     3 ガイドラインの形成
      終末期医療の決定プロセスに関するガイドライン
      ガイドラインの改訂
     4 アメリカにおける生命維持治療の中止や差し控え
      カレン・クインラン事件
      ナンシー・クルーザン事件
      生命倫理と司法制度の日米比較
     5 残された課題
      ひとりひとりの問題として社会全体で考える

    第6章 倫理委員会と医学研究
     1 人で試すということ
      創薬や医療技術の開発と倫理委員会
      安全性と有効性を確かめる手順――「治験」「臨床試験」
      ナチスの人体実験とニュルンベルク綱領
      ニュルンベルク綱領の残した課題
      ジュネーブ宣言
      ヘルシンキ宣言
      ヘルシンキ宣言における同意
     2 倫理委員会
      タスキギー梅毒放置実験、そしてベルモント・レポート
      レイマン・コントロール
      ミレニアム・プロジェクト
      研究倫理審査委員会の困難
      レイマン・コントロールを超えて
     3 利益相反(COI)の管理
      他人の利益を第一にする「フィデュシアリー」
      「情報」と「リスク」
      「利益相反」
      ムーア事件
      経済的利益のバイアス
     4 臨床研究法の制定と課題
      相次ぐ研究不正
      医学分野の研究不正の刑事事件
      臨床研究法、特定臨床研究審査委員会、そして臨床研究中核病院
      EUの工夫
      アメリカ、FDAの工夫
      元気の出る研究倫理を求めて

    第7章 医療情報の利活用
     1 医療情報の利活用は何をめざしているか
      高度情報社会の医療
      医療情報とプライバシー
      アメリカでのAI開発の例
     2 海外の法制度の動向
      OECDで最下位といわれた日本
      患者自身への診療情報の提供
      アメリカのHIPAA
      EUの一般データ保護規則
     3 個人情報保護法と次世代医療基盤法
      日本の個人情報保護法
      同意原則とその例外
      次世代医療基盤法
      今後への期待

     おわりに
     主な参考・引用文献
  • 出版社からのコメント

    医療事故、後見人制度、診療データの利活用、人生最終段階の医療等の法制度を国内外の例とともに語る。
  • 内容紹介

    医療と介護は身近でありながら、関連する法制度は複雑である。病院での医療事故、医療安全、医療のキーパーソンと後見人制度、医療と介護の連携、診療データの利活用、医学研究の倫理、人生最終段階の医療など――。それらをめぐる法制度を、国内外の例とともに語る。激変する医療と介護をより深く理解するための1冊。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    児玉 安司(コダマ ヤスシ)
    1958年生まれ。83年東京大学法学部卒業。91年新潟大学医学部卒業。アメリカ海軍横須賀病院インターン、司法修習生を経て、94年弁護士登録(第二東京弁護士会)。95年シカゴ大学ロースクール修士課程修了(フルブライト留学生)、シカゴとロンドンの法律事務所で勤務し、98年ニューヨーク州弁護士登録。2004年医学博士(新潟大学)。2004~15年東京大学大学院医学系研究科特任教授。2015~23年国立がん研究センター理事。現在―一橋大学法科大学院客員教授(医事法)、東京医科大学理事・評議員、東海大学客員教授、自治医科大学客員教授
  • 著者について

    児玉 安司 (コダマ ヤスシ)
    児玉安司(コダマ ヤスシ)
    1958年生まれ.83年東京大学法学部卒業.91年新潟大学医学部卒業.アメリカ海軍横須賀病院インターン,司法修習生を経て,94年弁護士登録(第二東京弁護士会).95年シカゴ大学ロースクール修士課程修了(フルブライト留学生),シカゴとロンドンの法律事務所で勤務し,98年ニューヨーク州弁護士登録.2004年医学博士(新潟大学).
    2004~15年東京大学大学院医学系研究科特任教授.2015~23年国立がん研究センター理事.
    現在─一橋大学法科大学院客員教授(医事法),東京医科大学理事・評議員,東海大学客員教授,自治医科大学客員教授
    著書─『生命倫理と法Ⅰ,Ⅱ』(共著,弘文堂),『医療の法律相談』(共編著,有斐閣),『患者の権利と医療の安全』(共著,ミネルヴァ書房),『医療安全と医事法』(共著,信山社)他

医療と介護の法律入門(岩波新書) [新書] の商品スペック

商品仕様
出版社名:岩波書店
著者名:児玉 安司(著)
発行年月日:2023/07/20
ISBN-10:400431979X
ISBN-13:9784004319795
判型:新書
対象:一般
発行形態:新書
内容:法律
言語:日本語
ページ数:254ページ
縦:18cm
横:11cm
厚さ:1cm
重量:170g
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