世俗化論の生成―宗教という問いのゆくえ(MINERVA社会学叢書) [全集叢書]
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世俗化論の生成―宗教という問いのゆくえ(MINERVA社会学叢書) [全集叢書]

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出版社:ミネルヴァ書房
販売開始日: 2023/07/24
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世俗化論の生成―宗教という問いのゆくえ(MINERVA社会学叢書) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    近現代における宗教の変容を指すのに用いられてきた「世俗化」という概念について、長い間激しく交わされてきた議論の歴史を振り返る。思想史や社会学史の上にこの概念の形成過程をたどるとともに、今日宗教社会学内外にわたって繰り広げられている世俗化に関する議論を詳細に分析、近現代社会において宗教を問うことの意味を明らかにする。
  • 目次

    凡 例

    序 章 問題の所在と本書の構成
     1 本書の構成
     2 世俗化論とは何か
     3 従来の学説史理解の問題点
     4 本書における世俗化論の扱い


     第Ⅰ部 世俗化の概念史――19・20世紀思想における展開

    第1章 19世紀の世俗化概念――SecularizationとVerweltlichung
     1 世俗化概念の発端
     2 ドイツ語圏での展開
     3 オーギュスト・コントの場合 
     4 ヴィクトル・クザンとその影響
     5 19世紀英語圏における世俗化概念 
     6 世俗主義運動の登場

    第2章 神学と社会学のはざま――世俗化概念のキーワード化へ 
     1 マックス・ヴェーバーの場合 
     2 エルンスト・トレルチの場合 
     3 エミール・デュルケームの場合 
     4 カール・シュミットによる新しい用法
     5 ドイツ神学の展開とフリードリヒ・ゴーガルテン 

    第3章 ヨーロッパからアメリカへ――世俗化諸理論の登場前夜 
     1 ドイツからの思想の移動
     2 アメリカ宗教論の展開
     3 アメリカにおける「宗教復興」とウィル・ハーバーグ
     4 英米における世俗神学の流行
     5 フランスにおける「非キリスト教化」論の動向
     6 宗教社会学における世俗化諸理論の登場

    第Ⅰ部小括 世俗化論の歴史性


     第Ⅱ部 世俗化の基本的諸理論――宗教社会学における興隆

    第4章 ブライアン・ウィルソン――新宗教運動と世俗化 
     1 ウィルソンの世俗化認識
     2 ウィルソンのセクト研究 
     3 セクト・新宗教運動と世俗化
     4 ウィルソンにおける宗教の規定
     5 宗教の衰退命題とウィルソン 

    第5章 デイヴィッド・マーティ――削除の提言から「一般理論」へ
     1 マーティンの世俗化概念批判 
     2 マーティンの「世俗化の一般理論」
     3 ペンテコステ運動とその近代性 

    第6章 タルコット・パーソンズ――社会進化と世俗化  
     1 『社会システム論』における〈宗教〉
     2 初期における世俗化論批判 
     3 パーソンズの市民宗教論
     4 社会進化論と宗教 

    第7章 ロバート・ベラー――市民宗教論の提示と転進 
     1 ベラーの宗教進化論
     2 市民宗教論とその2側面 
     3 市民宗教論の反響 
     4 ベラーにおける市民宗教概念の放棄
     5 ベラーの世俗化論批判 

    第8章 トーマス・ルックマン――人間学的宗教論と宗教の私事化  
     1 宗教の私事化論  
     2 ルックマンにおける宗教の「定義」 
     3 ルックマンによる宗教の規定の意味
     4 私事化の歴史的必然性  
     5 超越の幅の縮小論  
     6 ルックマンの世俗化論批判

    第9章 ピーター・バーガー――世俗化の知識社会学的解釈と自説撤回
     1 バーガーの近現代宗教論
     2 世俗化の知識社会学的解釈
     3 死の問題の枢要性
     4 バーガーの「自説撤回」 

    第Ⅱ部小括 世俗化の批判的再検討とその「失敗」


     第Ⅲ部 世俗化論批判の諸相――論争の拡大と座礁

    第10章 宗教の存続を根拠とした批判 
     1 アンドリュー・グリーリーによる世俗化論批判 
     2 ダニエル・ベルの「聖なるものの回帰」論 
     3 宗教の合理的選択理論
     4 ヨーロッパ例外論
     5 教会外的宗教性への注目

    第11章 世俗化論の修正と護持 
     1 世俗化諸理論の再解釈と総合 
     2 ニクラス・ルーマンの世俗化理論  
     3 イギリス宗教社会史における論争
     4 スティーヴ・ブルースによる世俗化論護持
     5 チャールズ・テイラーの「世俗の時代」論  

    第12章 宗教の政治問題化
     1 ホセ・カサノヴァの公共宗教論 
     2 フランスのライシザシオン論
     3 ユルゲン・ハーバーマスのポスト世俗社会論 

    第Ⅲ部小括 「世俗化の神話」という神話?


    補 論 日本における世俗化論の受容
     1 世俗化論の受容過程
     2 日本宗教史に対する世俗化論の適用 
     3 日本における批判的姿勢の背景 

    終 章 宗教概念と宗教社会学――残余範疇としての宗教
     1 「宗教の定義」という問題設定の誤り
     2 宗教概念批判論の問題提起
     3 宗教概念と他者理解
     4 宗教概念の残余的性格
     5 社会学的宗教概念批判という研究実践

    あとがき

    参考文献
    人名索引/事項索引
  • 内容紹介

    近現代における宗教の変容を指すのに用いられてきた「世俗化」という概念について、長い間激しく交わされてきた議論の歴史を振り返る。思想史や社会学史の上にこの概念の形成過程をたどるとともに、今日、宗教社会学内外にわたって繰り広げられている世俗化に関する議論を詳細に分析、近現代社会において宗教を問うことの意味を明らかにする。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    諸岡 了介(モロオカ リョウスケ)
    1976年生まれ。東北大学文学研究科(人間科学専攻・宗教学)博士課程後期修了。文学博士(東北大学、2007年)。現在、島根大学学術研究院教育学系教授
  • 著者について

    諸岡 了介 (モロオカ リョウスケ)
    2023年7月現在
    島根大学学術研究院教育学系教授

世俗化論の生成―宗教という問いのゆくえ(MINERVA社会学叢書) の商品スペック

商品仕様
出版社名:ミネルヴァ書房
著者名:諸岡 了介(著)
発行年月日:2023/07/20
ISBN-10:4623095177
ISBN-13:9784623095179
判型:A5
対象:専門
発行形態:全集叢書
内容:社会
言語:日本語
ページ数:276ページ
縦:21cm
横:15cm
厚さ:2cm
重量:520g
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