戦争と交渉の経済学―人はなぜ戦うのか [単行本]
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戦争と交渉の経済学―人はなぜ戦うのか [単行本]
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戦争と交渉の経済学―人はなぜ戦うのか [単行本]

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販売開始日: 2023/07/07
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戦争と交渉の経済学―人はなぜ戦うのか [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    平和とは、敵同士が損得勘定で戦争を避けることにほかならない。戦争が起きる「5つの原因」を、ギャングの抗争から世界大戦までの幅広い実例と、ゲーム理論で解説。「戦争がある世界」をリアルに理解し、実効ある「平和への道」を考えるための必読書。
  • 目次

    序章
    「なぜ殺し合うのか」という問いに直面するとき
    暴力はどれほど大きな問題か
    戦争は例外であり、通常は選択されない
    なぜ最も憎悪する敵同士でも戦争を避けるのか
    戦争が起きる5つの理由

    ★第1部 戦争を引き起こすもの

    第1章 人々はなぜ戦いを避けるのか
    犯罪組織でさえ抗争を避けビジネスを優先する
    ゲーム理論が示す「戦わないという戦略」の正しさ

    第2章 抑制されていない利益
    武装勢力の元司令官が語った「おとぎ話」
    独裁者や寡頭独裁者はなぜ問題となるのか
    アメリカ独立革命の不名誉な側面
    「抑制されていない私的利益」はどう働くか
    「抑制と均衡」は権力者のインセンティブを変える

    第3章 無形のインセンティブ
    戦いでしか得られないもののために戦う
    義憤――不公正への抗議そのものに喜びを感じる
    道義的憤りが交渉領域を大幅に縮小させる
    名誉と威信――命を危険にさらしても得たいもの
    イデオロギー――理念のため頑なに妥協を忌避する
    暴力そのものの喜びは無形のインセンティブか
    妥協を拒んで交渉領域が狭まることの意味

    第4章 不確実性
    ギャングのリーダーが自分の強さを誇示する理由
    敵と味方の実力差を評価する際の不確実性
    ブラフと私的情報は不確実性をより大きくする
    ライバルが多数いると評判はより重要になる
    アメリカ対サダム・フセイン――そこにあった不確実性
    第5章 コミットメント問題
    予防戦争――敵の台頭を阻止するための戦争
    第一次世界大戦は予防戦争だったか
    アテネ対スパルタのコミットメント問題
    パイ図で考えるコミットメント問題の論理
    ジェノサイド――少数派台頭への恐怖が暴走するとき
    内戦が長引きやすいのもコミットメント問題のせい
    再びイラクへ――不確実性とコミットメント問題
    「5つの原因」が重なり合い交渉領域を狭めた

    第6章 誤認識
    アインシュタインとフロイトの往復書簡
    「速い思考」に働く心理的バイアスの数々
    自分に対する誤認識――自分の能力を過信する
    他者を誤認識する――誤った投影と誤った解釈
    集団での意思決定に紛れ込むバイアス
    誤認識と激情の恐ろしい相互作用
    5つの論理を集約し診断ツールとして使う

    ★第2部 平和をもたらす術

    第7章 相互依存
    競争を平和裏に処理するための4つの方法
    宗教対立が起こりづらい都市の特徴
    経済的相互依存は交渉領域を広くする
    社会的な交流は分極化を抑制する
    遠くの人との道徳的、文化的な結び付き

    第8章 抑制と均衡
    内戦が終結し優れた大統領が就任すれば万全か
    なぜ安定した社会は多くの中心を持つのか
    多中心的な体制になれば戦争は起こりづらい
    抑制と均衡は権力との長い闘争の末に実現する

    第9章 規則の制定と執行
    犯罪組織間で取り決められた暴力を抑制する制度
    国家――暴力を抑制し鎮定する強力な存在
    無政府状態で暴力を抑制する「名誉の文化」
    半無政府状態にある国際社会での制度の意義

    第10章 介入
    カリスマ人権活動家の活躍と失敗
    戦争という「厄介な問題」に介入する5つの手段
    懲罰――経済制裁に効果はあるか
    執行――平和維持部隊の派遣などの効果
    調整――和平協議の仲立ちをする調停者
    社会化――自制、他人への共感、理性的判断など
    インセンティブ――戦わないことの価値を高める

    第11章 戦争についてのよくある議論の真偽
    戦争に関する直観的理解の妥当性を評価する
    女性がリーダーになれば戦争は減るか
    貧困をなくせば紛争は防げるか
    その他の直観的理解を裏切る事実
    戦って解決させる方がよい、という主張

    結論 漸進的平和工学者
    戦争の一挙解決を夢想することの危うさ
    平和工学者のための十戒
    Ⅰ.容易な問題と厄介な問題を見分けなさい
    Ⅱ.壮大な構想やベストプラクティスを崇拝してはならない
    Ⅲ.すべての政策決定が政治的であることを忘れてはならない
    Ⅳ.「限界」を重視しなさい
    Ⅴ.目指す道を見つけるためには、多くの道を探索しなければならない
    Ⅵ.失敗を喜んで受け入れなさい
    Ⅶ.忍耐強くありなさい
    Ⅷ.合理的な目標を立てなければいけない
    Ⅸ.説明責任を負わなければならない
    Ⅹ.「限界」を見つけなさい

    謝辞

    参考文献
    原注
  • 内容紹介

    平和とは、敵同士が損得勘定で
    戦争を避けることにほかならない

    戦争が起きる「5つの原因」を、ギャングの抗争から世界大戦までの幅広い実例と、ゲーム理論で解説。
    「戦争がある世界」をリアルに理解し、実効ある「平和への道」を考えるための必読書。

    戦争の原因は5つしかない

    【推薦の言葉】

    「ブラットマンは偉大なストーリーテラーであり、その洞察は我々全員にとって重要である」
    ――リチャード・セイラー(ノーベル経済学賞受賞者。『NUDGE 実践 行動経済学』著者)

    「ブラットマンは、経済学や政治学の分析手法を、暴力に悩まされたコミュニティでの
    広範な研究に応用することで、紛争の問題に重要な新しい視点を提供している」
    ――ロジャー・マイヤーソン(ノーベル経済学賞受賞者)

    「最も重要なトピックに関する、最も重要な本」
    ――タイラー・コーエン(経済学者。『大格差』著者)

    【内容より】
    ◎平和は必ずしも平等や公正を意味しない
    ◎取引で敵を譲歩させるのに必要なのは「脅す力」
    ◎敵が軍備拡張する前に攻撃したい…「予防戦争」
    ◎「女性リーダーは平和をもたらす」とは言えない
    ◎国連などの国際機関は戦争防止には無意味か
    ◎経済制裁・和平調停・PKO等に効果はあるか

    暴力や戦争については、数十年にわたり、経済学や政治学、心理学で研究され、
    さらには現実世界での介入の知見が蓄積されてきた。
    そして、そこからいくつもの直観に反する洞察が得られている。
    その1つが、「人々はめったに戦わない」ということだ。
    世界には何百万もの敵対する集団の組み合わせがあるが、暴力に発展するのはそのごく一部に過ぎない。
    ほとんどの敵同士は、取引で何らかの妥協をし、非暴力的に互いを憎み合うことを選択する。
    理由は簡単で、戦争はコストがかかり過ぎるからだ。
    戦争は、利害の対立を解決するには最悪の方法なのである。
    2つ目の直観に反する洞察は、「戦争の原因は少ない」ということだ。
    本書では、戦争の原因が、たった5つに類型化できることを示している。
    取引を拒絶し、大きすぎるコストも厭わず戦争に突入する原因は、5つしかないというのだ。
    では、どうすれば平和は実現するのか。
    本書では、敵対する集団同士が平和を望んでいる場合には、驚くほど簡単に暴力は終結し、
    ギャング同士でさえもそれを行っていることが示される。
    より困難な状況下でも、先の「5つの原因」に取り組むことで、暴力の動機を減らし、
    取引に向かう動機を増やせることが、実例とともに明らかにされる。
    本書は、「戦争がある世界」をリアルに理解し、実効ある「平和への道」を考えるための必読書である。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    ブラットマン,クリストファー(ブラットマン,クリストファー/Blattman,Christopher)
    シカゴ大学ハリス公共政策大学院教授。同校の開発経済センターの副センター長を務めている。経済学者、政治学者であり、その暴力、犯罪、貧困に関する世界的な研究は、ニューヨークタイムズ、ワシントンポスト、ウォールストリートジャーナル、フィナンシャルタイムズ、フォーブス、スレート、Vox、NPRなどで広く取り上げられている

    神月 謙一(カミズキ ケンイチ)
    翻訳家。青森県生まれ。東京都立大学人文学部卒業。国立大学の教員を13年間勤めたのち現職
  • 著者について

    クリストファー・ブラットマン (クリストファー ブラットマン)
    クリストファー・ブラットマン(Christopher Blattman)
    シカゴ大学ハリス公共政策大学院教授。同校の開発経済センターの副センター長を務めている。経済学者、政治学者であり、その暴力、犯罪、貧困に関する世界的な研究は、ニューヨークタイムズ、ワシントンポスト、ウォールストリートジャーナル、フィナンシャルタイムズ、フォーブス、スレート、Vox、NPRなどで広く取り上げられている。

    神月 謙一 (カミヅキ ケンイチ)
    神月 謙一(かみづき・けんいち)
    翻訳家。青森県生まれ。東京都立大学人文学部卒業。国立大学の教員を13年間勤めたのち現職。主な訳書に『私が陥った中国バブルの罠 レッド・ルーレット』(草思社)、『微生物・文明の終焉・淘汰』、『暇と退屈の心理学』(共にニュートンプレス)、『デジタル・エイプ』(クロスメディア・パブリッシング)、『格差のない未来は創れるか?』(ビジネス教育出版社)、『INSPIRED』(日本能率協会マネジメントセンター)など。

戦争と交渉の経済学―人はなぜ戦うのか [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:草思社
著者名:クリストファー ブラットマン(著)/神月 謙一(訳)
発行年月日:2023/07/12
ISBN-10:4794226624
ISBN-13:9784794226624
判型:B6
発売社名:草思社
対象:一般
発行形態:単行本
内容:政治含む国防軍事
言語:日本語
ページ数:552ページ
縦:20cm
その他: 原書名: Why We Fight:The Roots of War and the Paths to Peace〈Blattman,Christopher〉
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