河鍋暁斎の挑戦―狂画で拓いた新時代 [単行本]
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河鍋暁斎の挑戦―狂画で拓いた新時代 [単行本]

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出版社:東京大学
販売開始日: 2023/09/12
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河鍋暁斎の挑戦―狂画で拓いた新時代 [単行本] の 商品概要

  • 目次

    序 章 河鍋暁斎と狂画
     一 狂画軽視の傾向とその問題点
     二 本書の目的と先行研究
     三 本書の構成
     四 狂斎の「狂」
     五 狂画とは

    第I部 狂斎としての形成期――本画と狂画

    第一章 「狂斎」 以前――《竹生島詣》 と 《月下唐美人図》 を中心に
     一 ギメ東洋美術館蔵《竹生島詣》
     二 《竹生島詣》の造形的特徴と画題
     三 イスラエル・ゴールドマン・コレクション蔵《月下唐美人図》
     四 《月下唐美人図》の画題
     五 その他の初期作品との比較
     六 狩野派の本画から離れて――大津絵画題の重要性

    第二章 能狂言画が橋渡しをした版画の世界――『絵本大和錦』 と関連作品
     一 『絵本大和錦』と関連作品――『絵本大和錦 絵本大全』、『東都花競』他
     二 『絵本大和錦』の落款と制作時期の検討
     三 図に見られる変化
     四 狂言画における滑稽の要素

    第三章 幕末の狂画――時事的風刺浮世絵の時代
     一 新たな考察および解釈を加えることのできる作品
     二 暁斎作として新たに検討に加えるべき作品
     三 暁斎による幕末風刺浮世絵の特徴

    第四章 狂画としての春画
     一 暁斎の春画制作
     二 筆禍事件と春画
     三 揶揄する笑い
     四 逆転による笑い

    第II部 狂斎から暁斎へ――狂画が広げた表現の可能性

    第五章 新しさへの関心――イソップ物語と西洋
     一 西洋木版の挿絵の学習と応用――『通俗伊蘇普物語』におけるイソップ物語との出会い
     二 『通俗伊蘇普物語』の狂画化――錦絵「伊蘇普物語之内」および「暁斎楽画」シリーズ
     三 教科書の挿絵――『修身説約』と『小学修身書』
     四 再びジェームズ本に立ち返って――肉筆《イソップ物語》諸作品

    第六章 現実世界と絵空事の交差点――田鶴追善作品群
     一 イスラエル・ゴールドマン・コレクション蔵「幾世かがみ」
     二 河鍋暁斎記念美術館蔵《見立七福神之内 花見弁天図》
     三 『くまなき影』――「幾世かがみ」と《地獄極楽めぐり図》(静嘉堂文庫美術館蔵)との関連
     四 富裕層の子ども供養と出版事業
     五 《地獄極楽めぐり図》に見られる狂画的笑いと現実の要素

    第七章 蛙、鬼、鴉の表象に見られる自己投影
     一 狂画の伝統と今を生きる蛙たち
     二 「蛙の面に水」――弱くて強い存在
     三 「酒仲画鬼」――落款と鬼の像
     四 「画鬼」――暁斎が寄り添った鬼たち
     五 「[鴉]思」と「万国飛」――日々の習練と名声の象徴としての鴉
     六 イソップ物語と鴉

    第III部 晩年の暁斎――『暁斎画談』 のメッセージ

    第八章 『暁斎画談』 の成立――近世絵本文化からの連続
     一 底本イスラエル・ゴールドマン・コレクション本の書誌
     二 暁斎の画業における『画談』の位置づけとその成立
     三 異本の存在
     四 『画談』に影響を与えた近世絵本
     五 「古今」の世界観

    第九章 流派を超えて――新時代の画譜
     一 開かれた絵手本
     二 内容的広がり
     三 外篇の半生記と自画伝――「画狂」と「酒狂」の絵師として
     四 『画談』の中の狂画

    第十章 筆意と写生の合致――今日的問題に対する関心
     一 『画談』内篇における「筆意」
     二 対立概念としての「筆意」と「写真」および「写生」
     三 『画談』外篇における「写生」
     四 真図と画図
     五 様々な「写生」――その多義性
     六 筆意の学習と写生の訓練の統合

    終 章 「本」 と 「狂」 の融合――新しい時代の絵を模索して
     一 各部の要約とまとめ
     二 新しい時代の絵のかたち
     三 狂画が引き寄せた近代
     四 今後の課題

    あとがき

    河鍋暁斎略年譜
  • 内容紹介

    徳川の世から明治へと大きく変貌する時代を生きた、画鬼・暁斎。その卓越した画業を生み出したものは何だったのか。本書は、「狂画」という視点から暁斎の作品を綿密に分析、新しい技法や表現に挑み続けた絵師の全貌に迫る。従来の研究を問い直す、暁斎研究の最先端。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    定村 来人(サダムラ コト)
    1982年東京生まれ。現在、イスラエル・ゴールドマン・コレクション・キュレーター、大英博物館アジア部客員研究員
  • 著者について

    定村 来人 (サダムラ コト)
    イスラエル・ゴールドマン・コレクション・キュレーター、大英博物館アジア部客員研究員

河鍋暁斎の挑戦―狂画で拓いた新時代 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:東京大学出版会
著者名:定村 来人(著)
発行年月日:2023/08/31
ISBN-10:4130860666
ISBN-13:9784130860666
判型:B5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:絵画・彫刻
言語:日本語
ページ数:464ページ
重量:800g
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