手拭の糸―松井努句集(第一句集シリーズ〈2〉) [単行本]

手拭の糸―松井努句集(第一句集シリーズ〈2〉) [単行本] の 商品概要

• 目次（「BOOK」データベースより）

  第１章　始発列車（平成二十三年～令和元年）
  第２章　森の匂（令和二年）
  第３章　下駄占ひ（令和三年）
  第４章　天馬（令和四年～令和五年）

• 内容紹介

  ●第一句集シリーズⅡ
  
  子の背中まあるく洗ふ素秋かな
  
  努俳句の特徴は、些細な身辺の出来事を実に楽しそうに一句にまとめ上げることである。必然的に子供や妻を詠んだ句が多いのだが、そのいずれもが実に明るく健康的で屈託のない作品であり、集中を通して次のような佳句を多く見ることができ、読み手の心を和ませると同時に、己が来し方をも改めて思い起こさせてくれる。
  
  序より・佐怒賀直美
  
  
  ●自選十句
  下萌や逆からのぼる滑り台
  二対二のシーソー傾ぐ花薺
  福耳の母と座りて虫を聞く
  ジーパンの妻つまみたる蜥蜴の尾
  湯の街の下駄占ひや秋の蟬
  紅葉散る弁当箱へ子の膝へ
  羊日や洗濯物を子と畳む
  鳥の巣の高さ天狗の飛ぶ高さ
  秋晴や句帳に吾子の描く天馬
  手拭の糸解れたる漱石忌

• 著者紹介（「BOOK著者紹介情報」より）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

  松井 努(マツイ ツトム)
  昭和４９年３月４日山形県鶴岡市生。令和２年第３８回「橘」新人賞受賞。「橘」同人。俳人協会会員

• 著者について

  松井努 (マツイツトム)
  昭和49年3月4日　山形県鶴岡市生。
  平成８年 明治大学法学部法律学科卒。
  平成29年 「橘」入会。佐怒賀直美に師事。
  令和2年 第38回「橘」新人賞受賞。「橘」同人。
  俳人協会会員

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