教養・読書・図書館―ヴァイマル・ナチス期ドイツの教養理念と民衆図書館 [単行本]
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教養・読書・図書館―ヴァイマル・ナチス期ドイツの教養理念と民衆図書館 [単行本]

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出版社:晃洋書房
販売開始日: 2023/08/16
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教養・読書・図書館―ヴァイマル・ナチス期ドイツの教養理念と民衆図書館 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    焚書とともに幕が開けたナチスの時代。そのイメージとは裏腹に、図書館はドイツ全土で盛んに設立され、新しい「教養」が掲げられていった。当時の人々は、何を読んだのか/読めたのか。ヴァイマルからナチス時代にかけての、「読書」と「図書館」の展開と顛末を追った一冊。
  • 目次

    序 章
     0-1 問題の所在
     0-2 ドイツ図書館史研究の研究動向
     0-3 教養・読書・図書館をめぐって
     0-4 本書の構成

    第1章 1910~1920 年代民衆図書館における路線論争
     1-1 閉架制と開架制の対立としての路線論争
     1-2 同時代的背景とコンテクスト
     1-3 路線論争に関わる先行研究の検討
     1-4 路線論争の構造と経緯
     1-5 旧路線ラーデヴィヒの立場
     1-6 新路線ホーフマンの立場
     1-7 民衆層の読書能力をめぐる対立としての路線論争

    第2章 1920 年代ヴァイマル期ドイツ民衆教育における素人教養論争
     2-1 ヴァイマル期ドイツにおける民衆教育
     2-2 素人 教養論争の史的背景──ヴァイマル期ドイツにおける教養の亀裂──
     2-3 素人教養論争の経緯とその論争点の再構成
     2-4 教養をめぐる亀裂の表象としての民衆

    第3章 ヴァルター・ホーフマンの教養論と図書館論
     3-1 ヴァ イマル期民衆教育の先駆者──先行研究におけるホーフマン像──
     3-2 ホーフマンの形成的民衆教養論
     3-3 教養財としての図書とその選別
     3-4 形成的民衆教養展開の場としての民衆図書館
     3-5 読者研究による利用者の把握
     3-6 ホーフマンの限界

    第4章 ヴァイマル期ドイツにおける読書論争
     4-1 俗悪図書をめぐるたたかい
     4-2 先行研究の検討
     4-3 GBJSS前史──俗悪図書の流布と俗悪図書に対する闘争──
     4-4 GBJSSの制定過程──議事録の検討から──
     4-5 教養市民層は民衆層の読書をどのように捉えたのか
     4-6 排除項目としての民衆の読書
    第5章 ナチ期ドイツにおける教養理念の変容とその構造
     5-1 ナチ期ドイツにおけるBildung 理念
     5-2 世紀転換期からヴァイマル期マイヤー事典におけるBildung理念
     5-3 ナチ・マイヤーにおけるBildung理念
     5-4 ナチ期Bildung理念の論拠
     5-5 ナチ期Bildung理念の構造とその歴史的性格

    第6章 ナチ期ドイツの民衆図書館の構造とその理念
     6-1 ナチ期ドイツにおける図書館組織の変容
     6-2 民衆図書館における図書の制限
     6-3 民衆図書館の増加
     6-4 ナチ期ドイツにおける民衆図書館──ナチ政権の言説から──
     6-5 教養市民と「教養の終焉」──ドイツ民衆図書館員連盟会長ヴィルヘルム・シュスター──
     6-6 教養 から民族へ──帝国民衆図書館局長官フランツ・シュリーヴァー──

    第7章 ナチ 期民衆図書館の活動──青少年の読書に着目して──
     7-1 民族の読書としての青少年の読書
     7-2 『ディー・ビューヘライ』誌の成立とその性格
     7-3 『ディー・ビューヘライ』誌における青少年の読書への意義付け
     7-4 『ディー・ビューヘライ』誌における青少年の読書
     7-5 戦時下図書館における青少年の読書
     7-6 ナチ下における青少年の読書の意義

    第8章 本の 排除・推薦・焚書──図書リスト作成と読書規範──
     8-1 何を読ませようと/読ませまいとしたのか?
     8-2 図書リストの分析と検討
     8-3 図書リストの著者重複率の検討
     8-4 図書リストの特徴

    終 章
     9-1 本書のまとめ
     9-2 本書が明らかにしたこと
     9-3 本書の意義と今後の課題
  • 内容紹介

    焚書とともに幕が開けたナチスの時代。そのイメージとは裏腹に、図書館はドイツ全土で盛んに設立され、新しい「教養」が掲げられていった。当時の人々は、何を読んでいたのか、何を読むことができたのか?――
    ヴァイマルからナチス時代にかけての、「読書」と「図書館」の展開と顛末を追った一冊。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    松井 健人(マツイ ケント)
    1992年和歌山県和歌山市生まれ。2023年4月‐現在、東洋大学文学部助教(有期)
  • 著者について

    松井 健人 (マツイケント)
    東京大学大学院教育学研究科博士課程修了・博士(教育学)
    現在、東洋大学文学部助教(有期)
    主な業績として、「ナチ時代の公共図書館における子どもの読書──Die Bücherei 誌の分析を中心に」『図書館文化史研究』(36号,日本図書館文化史研究会,2019年)、「ドイツ民衆図書館における路線論争──開架制と閉架制を巡る対立」『図書館界』(71巻4号,日本図書館研究会,2019年)、「阿部次郎の読書論と教養論──大正教養主義と読書の関係性についての一考察」(『出版研究』(51号,日本出版学会,2021年)、「教養主義」(山口輝臣・福家崇洋編『思想史講義【大正篇】』筑摩書房,2022年)など。
    (本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

教養・読書・図書館―ヴァイマル・ナチス期ドイツの教養理念と民衆図書館 の商品スペック

商品仕様
出版社名:晃洋書房
著者名:松井 健人(著)
発行年月日:2023/08/10
ISBN-10:4771037590
ISBN-13:9784771037595
判型:A5
発売社名:晃洋書房
対象:専門
発行形態:単行本
内容:外国歴史
言語:日本語
ページ数:224ページ
縦:22cm
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