たわごとレジデンス [単行本]

たわごとレジデンス [単行本] の 商品概要

• 出版社からのコメント

  シニア向け高級マンションで、ひと癖もふた癖もある令和の高齢者と彼らに振り回される若者世代。その確執を鋭く描いた人間図鑑。

• 内容紹介

  舞台はシニアのための高級マンション。
  ひと癖もふた癖もある令和の高齢者と
  彼らに振り回される若者世代との確執を
  奇想小説の名手が鋭く描いた人間図鑑
  虚言、妄信、陰謀論――
  セレブなシニアの真実はどこに
  
  「このままではレジデンスがスラム化する！」
  東京郊外の一等地にそびえ立つ高級分譲マンション 『レジデンス悠々』。
  最上階ともなれば分譲価格は二億円を下らない、
  セレブだけが入居できる終の棲家である。
  住人は何ひとつ不満のない老後を謳歌している……はずだった。
  「スポーツは悪だ！ 陰謀だ！」と声高に叫ぶ元教師。
  「皆さんと滑稽エンタメ映画を撮りたいの」 と言い出す往年の女流監督。
  「あたしの人生、リボーンするのよ！」と爆買いをやめない有閑マダム……。
  奇想天外な放言に振り回される、珠玉の５編

• 著者について

  原宏一 (ハラコウイチ)
  1954年生まれ。コピーライターを経て『かつどん協議会』で作家に。奇想天外な設定の中に風刺とユーモアがきいた作品を多く発表し、『床下仙人』（祥伝社文庫）が2007年啓文堂書店おすすめ文庫大賞に選ばれブレイク。近年は食小説など様々なジャンルに注力、好評を博す。著書に「佳代のキッチン」シリーズ、『天下り酒場』『ねじれびと』『うたかた姫』（いずれも祥伝社刊）『握る男』『星をつける女』『間借り鮨まさよ』「閉店屋五郎」シリーズ、「ヤッさん」シリーズなど。

たわごとレジデンス [単行本] の商品スペック