何か本当に重要なことがあるのか?―パーフィットの倫理学をめぐって [単行本]
    • 何か本当に重要なことがあるのか?―パーフィットの倫理学をめぐって [単行本]

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何か本当に重要なことがあるのか?―パーフィットの倫理学をめぐって [単行本]

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出版社:勁草書房
販売開始日: 2023/08/29
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何か本当に重要なことがあるのか?―パーフィットの倫理学をめぐって の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    もし客観的な道徳的真理と規範的真理が存在しなければ、何も重要でないことになるのか?『重要なことについて』刊行直前のセミナーに名だたる哲学者が招かれた。このセミナーが「倫理学における客観主義」の議論に刺激を与え、ここに重要な一冊として結実するとともに、『重要なことについて第3巻』をも生んだ。
  • 目次

    序文/謝辞[ピーター・シンガー 訳・森村 進]

    第1章 パーフィットの一生は無駄だったか?――『重要なことについて』第Ⅵ部に関する考察[ラリー・S・テムキン 訳・三浦基生]
     1 序論
     2 規範的理由の因果的効力
     3 内在主義と外在主義の距離を狭める
     4 パーフィットの一生は無駄だったか?
     5 結論

    第2章 メタ倫理学の山の二つの面?[ピーター・レイルトン 訳・森村 進]
     1 序論
     2 「決定的な戦場」
     3 概念と性質――ソフトな自然主義者のディレンマ
     4 自然主義の諸タイプ
     5 概念と性質――第二の峠
     6 規範的な概念と規範的な役割
     7 「異なるカテゴリーにあることは否定できない」――規範性の反論

    第3章 規範的概念と意見の不一致に関するパーフィットの見解[アラン・ギバード 訳・森村 進]
     1 パーフィットの非自然主義
     2 もしわれわれが非因果的な応答を説明にとって基本的なものとしなかったら
     3 概念と性質
     4 重要であるということ

    第4章 オール・ソウルズの夜[サイモン・ブラックバーン 訳・森村 進]
     1 あるアナロジー
     2 アナロジーを応用する
     3 どこが間違ったのか
     4 それ自体のために
     5 誤読と停滞

    第5章 パーフィットの誤ったメタ倫理学[マイケル・スミス 訳・森村 進]
     1 理由原理主義と信念への理由
     2 行為への理由
     3 欲求や目的やその他の態度への理由
     4 価値の分析
     5 結論

    第6章 「本当は」何も重要でない、しかしそれは重要なことでない[シャロン・ストリート 訳・山本啓介]
     1 序論
     2 通常の規範的な意味における理由の概念が原始的で還元不可能だということにわれわれは皆賛同できる
     3 通常の規範的な意味における理由の概念は外的理由の概念ではない
     4 分析的外在主義?
     5 通常の規範的な意味における理由があるということにわれわれは皆賛同できる
     6 ウィリアムズへの短い回帰と認識論的懸念への移行
     7 進化論的暴露論法に対するパーフィットの返答が失敗している理由
     8 実在論、有神論、因果的な脅威としてのニヒリズム

    第7章 重要なことを知る[リチャード・Y・チャペル 訳・森村 進]
     1 因果的源泉に基礎を置く懐疑主義
     2 積極的見解
     3 現実の意見の不一致と可能であるにすぎない不一致
     4 結論

    第8章 ニーチェと規範に関する収斂の希望[アンドルー・ハドルストン 訳・森村 進]
     1 序論
     2 ゲームの規則
     3 遣稿の問題
     4 ニーチェと苦しみの価値
     5 ニーチェの平等主義観
     6 ニーチェの道徳批判
     7 メタ倫理学とメタ価値論
     8 結論

    第9章 倫理学における還元主義を擁護する[フランク・ジャクソン 訳・森村 進]
     1 共通の基礎
     2 必然的同一外延を支持する議論
     3 ライプニッツの法則のトラブル?
     4 倫理的性質と自然的性質の必然的同一外延が持つ意義
     5 パーフィットの瑣末性の議論
     6 リアルな意見の不一致からの議論

    第10章 メタ倫理学のどこが重要なのか?[マーク・シュローダー 訳・森村 進]
     1 なぜパーフィットの生涯は無駄でなかったのか
     2 保守的な還元的実在論
     3 瑣末性の反論
     4 造山運動

    第11章 道徳的直観主義の擁護[ブルース・ラッセル 訳・森村 進]
     1 認識論と実践的領域における直観
     2 直観とその役割に関する非認知主義者の見解
     3 意見の不一致
     4 自然主義

    第12章 道徳・非難・内的理由[スティーヴン・ダーウォル 訳・太田寿明]
     1 道徳的要求と説明責任
     2 非難・二人称的能力・動機づけ
     3 道徳と客観性

    第13章 客観性と「倫理学の最も深い問題」に関するパーフィットの見解[カタジナ・デ・ラザリ=ラデク ピーター・シンガー 訳・森村 進]
     1 序論
     2 実践理性の二元論
     3 ストリートのダーウィン的ディレンマ
     4 いかなる道徳的信念が進化論の批判を生き残れるか?
     5 二元論の解消
     6 結論

    訳者解説
    索 引
    執筆者紹介・訳者紹介
  • 内容紹介

    もし客観的な道徳的真理と規範的真理が存在しなければ、何も重要でないことになるのか? パーフィットをめぐる多角的な議論がここに!

    『重要なことについて』刊行直前にシンガーが開催したセミナーには、パーフィットと反対の立場をとるジャクソン、シュローダー、ブラックバーンら、名だたる哲学者が招かれた。このセミナーが「倫理学における客観主義」の議論にも刺激を与え1冊の重要な本書として結実するとともに『重要なことについて 第3巻』をも生んだのである。
    【原著】Peter Singer ed., Does Anything Really Matter: Essays on Parfit on Objectivity (Oxford University Press, 2017)
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    シンガー,ピーター(シンガー,ピーター/Singer,Peter)
    プリンストン大学とメルボルン大学

    森村 進(モリムラ ススム)
    一橋大学名誉教授、前日本法哲学会理事長。東京大学法学部卒業。博士(法学)。専門は法哲学

    太田 寿明(オオタ トシアキ)
    熊本大学大学院人文社会科学研究部准教授。一橋大学大学院法学研究科博士後期課程修了。博士(法学)。専門は法哲学・法思想史

    三浦 基生(ミウラ モトキ)
    一橋大学大学院・法学研究科講師。一橋大学大学院法学研究科法学・国際関係専攻博士後期課程修了。博士(法学)。専門は法哲学

    山本 啓介(ヤマモト ケイスケ)
    清泉女学院大学・短期大学非常勤講師。一橋大学大学院法学研究科博士後期課程修了。博士(法学)。専門は法哲学
  • 著者について

    ピーター・シンガー (ピーター シンガー)
    ピーター・シンガー(Peter Singer)

    1946年生まれ. 1971年オックスフォード大学哲学士号(B. Phil.)取得. プリンストン大学生命倫理学教授, メルボルン大学応用哲学・公共倫理学研究所教授. 主著:Animal Liberation(1975:邦訳『動物の解放』(改訂版), 人文書院, 2011年), Practical Ethics(1979:邦訳『実践の倫理』(第二版), 昭和堂, 1999年), One World(2002:邦訳『グローバリゼーションの倫理学』昭和堂, 2005年), The Life You Can Save(2009:邦訳『あなたが救える命』勁草書房, 2014年)他

    森村 進 (モリムラ ススム)
    森村 進(もりむら すすむ)

    一橋大学名誉教授・日本法哲学会前理事長。専門:法哲学。業績:『法哲学講義』(筑摩書房、2015年)、『幸福とは何か』(筑摩書房、2018年)、『法哲学はこんなに面白い』(信山社、2020年)、『自由と正義と幸福と』(信山社、2021年)、『正義とは何か』(講談社、2024年)など。



    太田 寿明 (オオタ トシアキ)
    太田 寿明(おおた としあき)
     
    熊本大学大学院人文社会科学研究部准教授.一橋大学大学院法学研究科博士後期課程修了.博士(法学).専門は法哲学・法思想史.主な業績に,「アダム・スミスの刑罰論:理論史的探究」『一橋法学』18巻3号(2019年),「アダム・スミスの所有権論:分析と再構成」『一橋法学』19巻1号(2020年).

    三浦 基生 (ミウラ モトキ)
    三浦 基生(みうら もとき)

    一橋大学大学院法学研究科・講師。一橋大学大学院法学研究科法学・国際関係専攻博士後期課程修了。博士(法学)。専門は法哲学。主な業績として「強制性と法の概念:フレデリック・シャウアーのThe Force of Law」『一橋法学』19巻1号(2020年)、「達成語としての強制概念は法の強制性を説明できるか」『一橋法学』19巻3号(2020年)、分担翻訳としてピーター・シンガー編『何か本当に重要なことがあるのか?』(第1章担当、2023年、勁草書房)。

    山本 啓介 (ヤマモト ケイスケ)
    山本 啓介(やまもと けいすけ)

    清泉女学院大学・短期大学非常勤講師.一橋大学大学院法学研究科博士後期課程修了.博士(法学).専門は法哲学.主な業績に,「哲学的アナーキズムと市民的不服従」『一橋法学』20巻2号(2021年).

何か本当に重要なことがあるのか?―パーフィットの倫理学をめぐって の商品スペック

商品仕様
出版社名:勁草書房
著者名:ピーター シンガー(編)/森村 進(監訳・訳)/太田 寿明(訳)/三浦 基生(訳)/山本 啓介(訳)
発行年月日:2023/08/20
ISBN-10:4326103256
ISBN-13:9784326103256
判型:B5
対象:専門
発行形態:単行本
内容:倫理学
言語:日本語
ページ数:368ページ
その他: 原書名: DOES ANYTHING REALLY MATTER?ESSAYS ON PARFIT ON OBJECTIVITY〈Singer,Peter〉
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