ヨーロッパ中世のジェンダー問題―異性装・セクシュアリティ・男性性(世界人権問題叢書) [全集叢書]
    • ヨーロッパ中世のジェンダー問題―異性装・セクシュアリティ・男性性(世界人権問題叢書) [全集叢書]

    • ¥5,500165 ゴールドポイント(3%還元)
    • 在庫あり2025年8月2日土曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届け
100000009003742875

ヨーロッパ中世のジェンダー問題―異性装・セクシュアリティ・男性性(世界人権問題叢書) [全集叢書]

価格:¥5,500(税込)
ゴールドポイント:165 ゴールドポイント(3%還元)(¥165相当)
お届け日:在庫あり今すぐのご注文で、2025年8月2日土曜日までヨドバシエクストリームサービス便(無料)がお届けします。届け先変更]詳しくはこちら
出版社:明石書店
販売開始日: 2023/07/28
お取り扱い: のお取り扱い商品です。
ご確認事項:返品不可

カテゴリランキング

店舗受け取りが可能です
マルチメディアAkibaマルチメディア梅田マルチメディア博多にて24時間営業時間外でもお受け取りいただけるようになりました

ヨーロッパ中世のジェンダー問題―異性装・セクシュアリティ・男性性(世界人権問題叢書) の 商品概要

  • 目次

     はじめに

    第一章 衣服のジェンダー論
     1 衣服とは何か――衣服の文化論
     (1)何のために衣服を着るか
     (2)ジェンダーを決定する衣服
     (3)ジェンダーとセックス
     2 衣服の権力論
     (1)権力とジェンダー
     (2)衣服条例とは何か
     (3)ジェンダー構造を維持するための衣服条例
     (4)衣服規制とファッション
     3 前近代の服装論
     (1)旧約聖書の服装論
     (2)新約聖書の服装論
     (3)教父たちのおしゃれ批判
     (4)トマス・アクィナスの衣服論
     (5)ルネサンスの衣装論

    第二章 異性装論
     1 異性装という問題
     (1)「異性装」という言葉の登場
     (2)禁じられている異性装
     2 聖女たちによる男装
     (1)女性の聖人たち
     (2)『黄金伝説』に登場する男装の聖女たち
     (3)ヤコブスは男装聖女たちをどのように見ていたか
     (4)シェーナウのヒルデグントの場合
     (5)女たちはなぜ男装をしたのか
     (6)男になる
     3 騎士となった女性――『シランス』の場合
     (1)『シランス』という物語
     (2)名は体を表す
     (3)行動がジェンダーを決定する
     (4)マーリン
     (5)封建制
     (6)〈生まれ〉と〈育ち〉
     4 手段としての女装
     (1)女に近づく手段としての女装
     (2)売春の手段としての女装
     (3)演劇空間における女装
     (4)『女性への奉仕』を読む
     (5)ウルリヒはなぜ女装をしたのか
     (6)ウルリヒの女装は男装者とどのように違っていたのか
     (7)マスキュリニティと女装

    第三章 セクシュアリティとジェンダー
     1 西洋中世におけるレイプの構造
     (1)レイプは歴史を持っているか
     (2)古代ローマの法に見るレイプ
     (3)ゲルマン部族法におけるレイプ
     (4)聖書解釈学者たちのまなざし――旧約聖書に見られるレイプとその解釈の歴史
     (5)教会法におけるレイプ
     (6)女に対する性犯罪としてのレイプの成立
     2 レイプ犯罪の現実を見る
     (1)襲われたジョーン
     (2)グランヴィルとブラクトン
     (3)実際に起訴されたレイプ犯罪の数
     (4)女を恐れる男たち
     3 中世末期の娼婦たち
     (1)教会人の売春観
     (2)中世都市と売春
     (3)中世末期のロンドンと売春
     (4)サザクを概観する
     (5)サザク娼館条令を読む
     (6)生活者としての娼婦

    第四章 西洋中世における教会とジェンダー
     1 教会法による結婚
     (1)教父たちの結婚論
     (2)教会法に見る結婚
     (3)アレクサンデル三世による結婚論の完成
     (4)教会法による結婚の問題性
     2 カトリックと女性聖職者
     (1)カトリック教会における聖職からの女の排除
     (2)宣言
     (3)書簡
     (4)教父たち
     (5)教会法
     (6)スコラ哲学者たち
     (7)開かれた議論のために
     (8)神学的議論から歴史的議論へ
     (9)叙階に関しての問題
     (10)女助祭
     (11)当時の人々にとって女助祭は助祭であった
     3 教皇になった女性
     (1)女教皇の登場
     (2)女教皇の存在が受容される
     (3)女教皇をめぐる論争とその存在の否定
     (4)女教皇のファンタジー

    第五章 中世のマスキュリニティ
     1 グレゴリウス改革とマスキュリニティ
     (1)グレゴリウス改革
     (2)グレゴリウス改革とはなんであったか
     (3)聖職者はなぜ結婚してはいけないのか
     (4)教会との結婚
     2 中世におけるハゲとマスキュリニティ
     (1)カール禿頭王は禿げていたか
     (2)長髪の王たち
     (3)短髪の王たち
     (4)なぜカールはハゲ王と呼ばれたか
     (5)トンスラ
     (6)頭髪をめぐる戦い――男らしさをめぐって

     おわりに

     あとがき
  • 内容紹介

    西洋中世世界のジェンダー構造について、とりわけキリスト教における性の観念に注目し、男装と女装、レイプ・売春、マスキュリニティ(男性性)といった観点から、一般読者にもわかりやすい語り口で詳述する。現代のジェンダー問題への示唆にも富む一冊。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    赤阪 俊一(アカサカ シュンイチ)
    元埼玉学園大学教授。現関西学院大学大学院非常勤講師
  • 著者について

    赤阪 俊一 (アカサカ シュンイチ)
    元埼玉学園大学教授。現関西学院大学大学院非常勤講師。
    主な著作に、『西洋中世史〔下〕』(共著、ミネルヴァ書房、1995年)、『神に問う――西洋中世における秩序、正義、神判』(嵯峨野書院、1999年)、『流行と社会――過去から未来へ』(共著、白桃書房、2004年)、『対話で入門 西洋史』(森話社、2008年)、『パンデミック――病の文化史』(共著、人間と歴史社、2014年)。主な編著に、『文化としての暴力』(森話社、2006年)、『罪と罰の文化誌』(森話社、2009年)、『生活と福祉(ジェンダー史叢書8)』(明石書店、2010年)。主な訳書に、ジョン・ベラミ『ロビン・フッド――歴史学からのひとつの試み』(法律文化社、1992年)、メクゼーパー/シュラウト『ドイツ中世の日常生活――騎士・農民・都市民』(共訳、刀水書房、1995年)、ジョージ・ハッパート『西洋近代をつくった男と女』(朝日新聞社、1996年)、シーリア・シャゼル他『現代を読み解くための西洋中世史――差別・排除・不平等への取り組み(世界人権問題叢書89)』(明石書店、2014年)、ユミ・ムン『日本の朝鮮植民地化と親…

ヨーロッパ中世のジェンダー問題―異性装・セクシュアリティ・男性性(世界人権問題叢書) の商品スペック

商品仕様
出版社名:明石書店
著者名:赤阪 俊一(著)
発行年月日:2023/08/10
ISBN-10:475035614X
ISBN-13:9784750356143
判型:B6
発売社名:明石書店
対象:一般
発行形態:全集叢書
内容:社会
言語:日本語
ページ数:432ページ
縦:20cm
他の明石書店の書籍を探す

    明石書店 ヨーロッパ中世のジェンダー問題―異性装・セクシュアリティ・男性性(世界人権問題叢書) [全集叢書] に関するレビューとQ&A

    商品に関するご意見やご感想、購入者への質問をお待ちしています!