けやき―和里田孝子歌集 [単行本]

けやき―和里田孝子歌集 [単行本] の 商品概要

• 要旨（「BOOK」データベースより）

  第一歌集。

• 目次（「BOOK」データベースより）

  柳萌ゆ
  雑詠
  紫陽花
  夏日抄
  秋
  転勤
  入学試験
  蓬餅
  四月
  土産
  空を飛ぶ
  四国へ
  夏逝きぬ
  牟岐線に乗る
  年の瀬
  冬の空
  冬の樹々
  水雪
  若葉萌ゆ
  夕立〔ほか〕

• 内容紹介

  ◆第一歌集
  
  日を透かし重なり合える欅若葉濃きと薄きの緑をなせり
  
  その時の光景、情景が鮮やかに甦り、
  自分の来し方にも思いを馳せることができて、
  まとめるという作業もよいものでした。
  （あとがき）
  
  
  ◆作品抄出
  若葉萌ゆる伊那の山並み水張田に姿映して収まりており
  葉を落とし欅は枝の細きまでくきやかに見す真青の空に
  手をのばし触わりてみたき白き雲八千メートルの高度飛びつつ
  アマゾンの川の恵みのあるがままに生くる人らぞ手を振りくるる
  梅雨の日に赤きサンダル求め来て夏の日射しを心待ちにす

• 著者について

  和里田孝子 (ワリタタカコ)
  昭和15年（1940）　東京都板橋区に生まれる
  36年（1961）　東京地方裁判所速記官
  42年（1967）　退職　結婚
  58年（1983）　大塚布見子主宰「サキクサ短歌会」入会
  平成12年（2000）　 退会、現在に至る
  日本語教師

けやき―和里田孝子歌集 [単行本] の商品スペック