アウシュヴィッツを泳いだ男 [単行本]
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アウシュヴィッツを泳いだ男 [単行本]

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出版社:新小説社
販売開始日: 2023/09/30
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アウシュヴィッツを泳いだ男 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    いよいよ決行のときが来た。貯水池に着くと、アルフレッドはノアと一緒にためらうことなく囚人服を脱ぎ、ドボンと水に飛び込んだ。ああ神様、なんて素晴らしいんだろう…。僕たちはまだ人間なんだ、と自分に言い聞かせる。「ノア、僕たちはこうして泳ぐことで、まだちゃんと感情がある人間なんだということを証明した。単なる番号ではないんだ」その夜、収容者たちはこのとんでもない冒険についての詳細を聞きたがった。まるで脱走劇を聞くような気持ちになっただろう。もしくは、世界の果てへの冒険旅行だ。
  • 目次

    【目次】
    一九二八年夏、アルジェリア、コンスタンティーヌ 10
    一九四四年二月、シレジア地方、アウシュヴィッツ 14
    一九二九年五月、シディムシド・プール 20
    一九三〇年四月、コンスタンティーヌ 24
    一九三〇年七月、ポール 27
    一九四四年一月十日、トゥールーズからパリへの列車 30
    ピチポイ前の最終段階 35
    第六十六輸送列車 45
    アウシュヴィッツ、最初の日 49
    一九三一年九月、位置について、用意…… 55
    シェイクの音楽にのって 60
    一九四四年五月、幻影 64
    一九三三年一月、飛躍 70
    一九三四年春、ポール 82
    水の王 88
    一九三五年四月、テルアビブの企て 93
    アウシュヴィッツ、屋根裏部屋の中で 95
    一九三五年十二月 98
    一九三六年三月、パリ 100
    一九三六年八月、ベルリン 104
    一九三六年十二月、対決のとき 108
    一九三七年十月 111
    一九三七年十二月、パリ 112
    獅子鼻とずる賢そうな目 121
    アウシュヴィッツ、一撃 130
    一九四〇年六月、パリ 139
    一九四一年一月 143
    トゥールーズ、ドルフィンズ 146
    アウシュヴィッツ、兄弟の名において 152
    一九四一年六月、北アフリカのふるさとへの帰還 155
    アウシュヴィッツ、死よりも速く泳ぐ 160
    世界記録 168
    アウシュヴィッツ、分配 173
    一九四二年、夏 176
    一九四三年、トゥールーズ 185
    アウシュヴィッツ、医療棟 193
    トゥールーズ、一九四三年十二月二十日 198
    フォランの沈黙 205
    一九四四年四月、フリースポーツ 208
    一九四四年七月 両腕を左右に伸ばして 213
    一九四四年十月、共和党日刊紙『レコー・ダルジェ』 217
    クリスマス、一九四四年、アウシュヴィッツ 219
    撤退 222
    小さな兵士 224
    それはダメだ、ヴィクトール…… 227
    一九四五年四月十一日 239
    世界と再びつながる 241
    小さな手帳 248
    最後の勝負 255
    エピローグ 258
    あの人たちはどうなったのか? 262
    作者覚書 272
    訳者あとがき 274
    Glossary 278
    参考文献 284
  • 内容紹介

    【内容紹介】

    アウシュヴィッツ強制収容所を生き抜いたアルジェリア系フランス人の水泳選手、アルフレッド・ナカッシュの伝記物語。

    主人公のアルフレッドは、トップアスリートとして素晴らしい成績を残し、さらにはアウシュヴィッツに収容される壮絶な経験をしたあとにも世界新記録を出すという偉業を成し遂げているが、フランスにおいても現在の人々の記憶にしっかりと残っているわけではなかった。本作はそんなアルフレッドに光を当てた作品となっている。
    極限状態にあっても、他者を思いやり分かち合おうとするアルフレッドの姿は、打ちのめされた人たちの気持ちを救い勇気を与え、自身も、そうすることによって癒され慰められていく。
    「泳ぐこと」を生きる希望として収容所を生き抜いたアルフレッド・ナカッシュ。
    この物語が描いているのは、ナチズムの闇に埋もれた知られざる英雄の真の姿である。

    図書館選書
    泳ぐことを生きる希望としてアウシュヴィッツ強制収容所を生き抜いたアルジェリア系フランス人の水泳選手アルフレッド・ナカッシュの伝記物語。2022年フランスで最高のスポーツ文学作品に贈られるスポーツ・スクリプトム…
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    ルブロン,ルノー(ルブロン,ルノー/Leblond,Renaud)
    フランス、パリ生まれ。編集者、作家、ジャン=リュック・ラガルデール財団理事、『レクスプレス』誌元記者。本書で、優れたスポーツ文学作品に贈られる“スポーツ・スクリプトム賞”を受賞。大のスポーツ好きで、2012年には、自ら“ジュール・リメ・スポーツ文学賞”を創設している

    吉野 さやか(ヨシノ サヤカ)
    フランス語翻訳者。明の星女子短期大学仏語科卒業
  • 著者について

    ルノー・ルブロン
    【著者】ルノー・ルブロン
    フランス、パリ生まれ。編集者、作家、ジャン=リュック・ラガルデール財団理事、
    『レクスプレス』誌元記者。本書で、優れたスポーツ文学作品に贈られる〈スポーツ・スクリプトム賞〉を受賞。大のスポーツ好きで、2012年には、自ら〈ジュール・リメ・スポーツ文学賞〉を創設している。2008年『ゲノムを盗む(Main basse sur le génome)』、2009 年『カルトの力(Le pouvoir des sects)』、2013 年『エミール・ブトミー、パリ政治学院の父』、2014 年『ジュール・リメの日記(Le Journal de Jules Rimet)』、2021 年『ボールの子、ディエゴ・マラドーナ』(いずれも未訳)などを出版。

    吉野さやか (ヨシノサヤカ)
    【翻訳】吉野さやか
    フランス語翻訳者。明の星女子短期大学仏語科卒業。訳書にジャン=バティスト・マレ『トマト缶の黒い真実』(太田出版/翻訳協力)、『無垢なる者たちの煉獄』(竹書房/共訳)がある。

アウシュヴィッツを泳いだ男 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:アストラハウス
著者名:ルノー ルブロン(著)/吉野 さやか(訳)
発行年月日:2023/10/06
ISBN-10:490818447X
ISBN-13:9784908184475
判型:B6
発売社名:アストラハウス
対象:一般
発行形態:単行本
内容:外国文学小説
言語:日本語
ページ数:288ページ
縦:19cm
横:13cm
厚さ:3cm
その他: 原書名: LE NAGEUR D'AUSCHWITZ〈Leblond,Renaud〉
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