文学は地球を想像する―エコクリティシズムの挑戦(岩波新書) [新書]
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出版社:岩波書店
販売開始日: 2023/09/22
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文学は地球を想像する―エコクリティシズムの挑戦(岩波新書) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    環境問題を考える手がかりは文学にある。ソロー、石牟礼道子、梨木香歩、アレクシエーヴィチ、カズオ・イシグロらの作品に、環境をめぐる文学研究=エコクリティシズムの手法で分け入ろう。人間に宿る野性、都市と絡み合う自然、惑星を隅々まで学習するAI―地球と向き合う想像力を掘り起こし、未来を切り開く実践の書。
  • 目次

     まえがき
      想像力の危機は環境の危機
      物語の力
      本書の構成

    序章 エコクリティシズムの波動
      環境危機と文学研究
      エコクリティシズム宣言
      「環境批評」や「文学と環境」という別称
      実態と言説のあいだ

    1章 近代化、わきたつ野性――綴り直される感覚
     1 ネイチャーライティングと散歩者の夢想――ヘンリー・D・ソロー『森の生活』
      自然を知るということ
      私という社会
      歩くという実践哲学
      野性を映す過剰の文学
      野性にこそ世界は保たれる
      ネイチャーライティングとは
     2 山の身になって考える――アルド・レオポルド『野生のうたが聞こえる』
      科学と美の融合
      美が心の目をひらく
      自然保護から土地倫理へ
      凶暴な緑色の炎
      〈生存の文化〉と〈進歩の文化〉

    2章 森を出て環境を知る――〈自然らしさ〉という神話
     1 自然は逃避先なのか――生の網の目、搾取の網
      自然志向に関する誤謬
      環境正義エコクリティシズム
      ポストコロニアル的転回
      アフリカの国立公園が意味するもの
      アメリカの国立公園が意味するもの
     2 都市のなかの自然――『兎の眼』と『オレンジ回帰線』
      ハエと少年
      きれいは汚い、汚いはきれい
      空き地と基地
      北回帰線が動くとき
      境界をかき回す
      ホームとしてのフリーウェイ
      危惧される〈経験の絶滅〉
      技術圏の自然

    3章 危機が叫ばれる時代に――つくられた共生、生きられた共生
     1 「自然との調和」を再考する
      「自然との調和 」はエコロジカルなのか
      生物多様性国家戦略にみる〈共生〉のレトリック
      プラスチック・ワードのなめらかさ
      連なるいのち、あるいは、生きものを殺して食べる罪の自覚
     2 切れないいのち――石牟礼道子『苦海浄土』
      「水俣病わかめといえど春の味覚 」の過剰さ
      海とともにある人
      ビオスに還元されないいのち
      絡まりあいの多声性
      水俣という場所、マルチスピーシーズの里山・里海
     3 暮らしのなかの脱成長――梨木香歩『雪と珊瑚と』
      真似したくなる節度ある豊かさ
      経済成長社会に幻視される別の道
      「チーム ・自分」の共同体
      手から生まれる快楽と連帯

    4章 人新世を考えるために――〈人間以上〉を描く作家たち
     1 核の時代の祈り――スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチと小林エリカ
      メタ言語としての科学技術
      放射能発見からたかだか一二〇年
      廃棄と封じ込めの思考
      誰にとっても未知の場所
      見えない光への感応
      官能の境界侵犯性
     2 人工親友がいる日常――カズオ・イシグロ『クララとお日さま』
      画面の向こうには何があるのか
      AIの記憶にみる他=多のふるまい
      機械から仲間へ
      技術圏のトリックスター
      ロボットに人間らしさが感じられるとき
     3 惑星規模の思考へ――多和田葉子とリチャード・パワーズ
      人間による、人知を超えた、ありふれた危機
      地球に同調する子どもたち
      まるい地球の曲線に沿って考える
      いつまでも地球のお客さん気分でいちゃいけない
      活動的な静寂、あるいは人間の擬樹化
      技術圏で森の身になって考える

    終章
      想像力の再調整
      危機とともに生きるために

     あとがき
     引用参照文献
  • 出版社からのコメント

    環境問題を考える手がかりは文学にある。地球と向き合う想像力を、エコクリティシズムの手法でひらく。
  • 内容紹介

    環境問題を考える手がかりは文学にある。ソロー、石牟礼道子、梨木香歩、アレクシエーヴィチ、カズオ・イシグロらの作品に、環境をめぐる文学研究=エコクリティシズムの手法で分け入ろう。人間に宿る野性、都市と絡みあう自然、惑星を隅々まで学習するAI──地球と向き合う想像力を掘り起こし、未来を切り開く実践の書。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    結城 正美(ユウキ マサミ)
    1969年生まれ。フルブライト大学院留学プログラム奨学生として、ネヴァダ大学リノ校大学院に設置された世界初の「文学と環境」プログラムで学ぶ(Ph.D.)。金沢大学教員を経て、2020年より青山学院大学文学部英米文学科教授。専門はエコクリティシズム、アメリカ文学
  • 著者について

    結城 正美 (ユウキ マサミ)
    結城正美(ユウキ マサミ)
    1969年生まれ.フルブライト大学院留学プログラム奨学生として,ネヴァダ大学リノ校大学院に設置された世界初の「文学と環境」プログラムで学ぶ(Ph.D.).金沢大学教員を経て,2020年より青山学院大学文学部英米文学科教授.専門はエコクリティシズム,アメリカ文学.著書に,日米の環境文学を論じた『水の音の記憶――エコクリティシズムの試み』,石牟礼道子ら4人の作家のインタビューを交えた『他火のほうへ――食と文学のインターフェイス』(いずれも水声社),共編書に『文学から環境を考える――エコクリティシズムガイドブック』(勉誠出版),訳書に,デイヴィッド・エイブラム『感応の呪文――〈人間以上の世界〉における知覚と言語』(論創社・水声社)など.

文学は地球を想像する―エコクリティシズムの挑戦(岩波新書) の商品スペック

商品仕様
出版社名:岩波書店
著者名:結城 正美(著)
発行年月日:2023/09/20
ISBN-10:4004319889
ISBN-13:9784004319887
判型:新書
対象:一般
発行形態:新書
内容:文学総記
言語:日本語
ページ数:248ページ
縦:18cm
横:11cm
厚さ:1cm
重量:170g
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