髪をもたない女性たちの生活世界―その「生きづらさ」と「対処戦略」 [単行本]
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髪をもたない女性たちの生活世界―その「生きづらさ」と「対処戦略」 [単行本]

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出版社:生活書院
販売開始日: 2023/09/28
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髪をもたない女性たちの生活世界―その「生きづらさ」と「対処戦略」 の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    彼女たちは「髪は女のいのち」という根強いジェンダー規範に満ちたこの社会をどう生きてきたのか。「生きづらさ」を軽減/解消させながら、この社会をしなやかに生き抜いてきた、髪をもたない女性たち。その生活世界と多様な対処戦略に焦点を当て、「女性に髪があるのは自然であたりまえ」「女性の髪は美しいほうが望ましい」という常識的知を問い直す。
  • 目次

    序章 問題の所在――髪をもたない女性たちの生きられた経験を聞き取る
    1 研究の目的と背景
    2 先行研究の検討
    (1)構成の類似性
    (2)引用/解釈される語り
    (3)先行研究に残された課題と本書の目的
    3 研究の方法と分析の対象

    第1章 髪をもたない女性たちの「生きづらさ」
    1 分析の対象
    2 事例の検討
    (1)「治らない」――治療にともなう問題経験
    (2)「隠しながら生活するのは大変」――かつらの着用にともなう問題経験
    (3)小括――問題経験の生成メカニズムと軽減/解消をめぐる困難

    第2章 「ウィッグ生活」という対処戦略
    1 分析の対象
    2 事例の検討
    (1)「つけたほうがかわいい」――Aさんのライフストーリー
    (2)「下着をつけるのと同じ感覚」――Bさんのライフストーリー
    (3)小括――「女らしさ」の主体的実践という意味づけ

    第3章 「このゆびとまれ」という対処戦略
    1 分析の対象
    2 事例の検討――Cさんのライフストーリー
    (1)発症当時
    (2)治療とかつらの着用
    (3)当事者の会の立ち上げ
    3 Cさんが訴えたこと――個人的問題から社会問題へ
    (1)当事者同士の交流の場作り
    (2)当事者の会の組織体制作り
    (3)病気の啓発活動
    (4)差別と偏見に対する啓発活動
    4 小括――「社会問題」という意味づけ

    第4章 「さらす」という対処戦略
    1 分析の対象
    2 事例の検討――信子さんのライフストーリー
    (1)発症当時
    (2)当事者の会との出会いと変化
    (3)転機としての温泉
    (4)メディアへの出演と葛藤
    (5)MFMSとの出会いと会長への就任
    3 信子さんの「カミングアウト法」
    (1)「話す」――さらっと言う/詳しく説明する
    (2)「見せる」――外す/さらす
    4 「さらす」という対処戦略のもつ機能
    (1)「伝わらない」への対処
    (2)「面倒さ」への対処
    (3)「さらす」ことの相対化
    5 小括――「病気」という意味づけ

    第5章 「スキンヘッド生活」という対処戦略
    1 分析の対象
    2 事例の検討――由利子さんのライフストーリー
    (1)発症当時
    (2)かつらの着用と治療の開始
    (3)治療をやめた契機
    (4)かつらの着用をやめた契機
    3 「隠す生活」から「隠さない生活」へ――由利子さんの四つの生活実践
    4 「スキンヘッド生活」という対処戦略のもつ機能
    5 小括――「障害」という意味づけ

    終章 髪をもたない女性たちの多様な意味世界に接近するために
    1 本書で得られた知見
    2 本書の理論的貢献と実践的貢献
    3 おわりに――今後の課題と展望

    補論1 「髪の喪失」を問う
    補論2 隠すでも、隠さないでもなく――パートナーとの日常生活を通して

    初出一覧
    あとがき
    参考文献
  • 内容紹介

    彼女たちは「髪は女のいのち」という根強いジェンダー規範に満ちたこの社会をどう生きてきたのか。

    「生きづらさ」を軽減/解消させながら、この社会をしなやかに生き抜いてきた、髪をもたない女性たち。
    その生活世界と多様な対処戦略に焦点を当て、
    「女性に髪があるのは自然であたりまえ」「女性の髪は美しいほうが望ましい」という常識的知を問い直す。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    吉村 さやか(ヨシムラ サヤカ)
    1985年東京生まれ。日本大学大学院社会学専攻博士後期課程修了。博士(社会学)。日本学術振興会特別研究員(DC2、PD)などを経て、現在、日本大学文理学部社会学科助手、早稲田大学文化構想学部ほか非常勤講師
  • 著者について

    吉村さやか (ヨシムラ サヤカ)
    吉村さやか(よしむら・さやか)
    1985年東京生まれ。
    日本大学大学院社会学専攻博士後期課程修了。博士(社会学)。
    日本学術振興会特別研究員(DC2, PD)などを経て、
    現在、日本大学文理学部社会学科助手、早稲田大学文化構想学部ほか非常勤講師。
    主要業績に、
    『障害社会学という視座――社会モデルから社会学的反省へ』(共著、2019年、新曜社)、「『エンパワーメントの語り』を継承する――私が調査を続ける理由」(『語りの地平』6号、2021年)、「『見た目問題』と生きる――ライフコースの視点から」(『社会福祉研究』147号、2023年)など。

髪をもたない女性たちの生活世界―その「生きづらさ」と「対処戦略」 の商品スペック

商品仕様
出版社名:生活書院
著者名:吉村 さやか(著)
発行年月日:2023/09/15
ISBN-10:4865001565
ISBN-13:9784865001563
判型:B6
発売社名:生活書院
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:280ページ
縦:19cm
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