ケアしケアされ、生きていく(ちくまプリマー新書) [新書]
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ケアしケアされ、生きていく(ちくまプリマー新書) [新書]

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出版社:筑摩書房
販売開始日: 2023/10/06
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ケアしケアされ、生きていく(ちくまプリマー新書) [新書] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    他人に迷惑をかけていい!弱者のための特別な営みではない。社会の抑圧や呪縛から抜け出して、お互いがケアし合う関係になろう。
  • 目次

     第一章 ケア? 自分には関係ないよ!
    一 「迷惑をかけるな憲法」
    他人に迷惑をかけてはならない/都合のいい子!?/大人から学んだ「いい子」
    二 しんどいと言えない
    意見を表明する権利/他人の顔色をうかがう/苦しいことと苦しみ
    三 自分自身を取り戻す
    ゼミで涙を流す学生/ペラペラしない他者/ about-ness からwith-nessへ
    四 面倒な中に豊かさがある
    ケア不在を超えるために/自分の魂に迷惑をかける?

    第二章 ケアって何だろう?
    一 確かに面倒なのだけれど
    めっちゃ可愛く、めっちゃややこしい/存在をぶつける/意見表明の主体としての子ども/一方的にケアされる存在ではない!
    二 自分へのケアと他人へのケア
    子どもの「開かれ」/自分の人生へのリミッター/忖度の危機/作られた悪循環/偽解決を超えるために
    三 他者へのケアの前に
    支援か支配か?/関係性のダンス/同調圧力に異を唱える/誰へのケア?
    四 互いが気にかけあう
    自分へのケア/共に思いやること/ with-ness で生活を回す/何を見ようとしてこなかったのか

    第三章 ケアが奪われている世界
    一 ケアのないわたし
    ケアレスとはなにか/同調圧力と「空気を読む」/自己責任とわきまえ/ケアレスな社会
    二 「昭和九八年」的世界
    労働ファースト/最も眠れていない国/頑張れば報われる、の呪い/前時代の大成功、ゆえに
    三 標準化・規格化の「大成功」の陰で
    昭和の成功を支えたもの/銀行型教育システムへの囚われ/「正解」幻想/昭和的価値観の限界
    四 ケアの自己責任化を超えて
    「発達」の「障害」?/置き去りにしてきたケア世界/自分が学んだことはこれなのか!/「ちゃんと」のリミッターを外す

    第四章 生産性至上主義の社会からケア中心の社会へ
    一 生産性とケア
    誰のための、何のための効率?/男性中心主義の外にある世界/能力主義の呪縛/「生産離脱者」の排除
    二 責任の共有化で楽になる
    依存先を増やす/関係性に基づくケア/懲罰ではなくエンパワーする責任/切り分けるのではなく、分かち合う責任
    三 共に思い合う関係性
    中核的感情欲求と向き合う/生き様の理解と支援/迷惑をかけるな、より大切なもの/他者の他者性に気づくこと
    四 ケア中心の社会へ
    己の唯一無二性とも出会い直す/魂の脱植民地化/葛藤を共に味わい社会化する/できる一つの方法論
  • 出版社からのコメント

    ケアは「弱者のための特別な営み」ではない。我々は赤ん坊の時から膨大な「お世話」=ケアを受けている。身の回りのケアに気づこう。
  • 内容紹介

    ケアは「弱者のための特別な営み」ではない。あなたが今生きているのは赤ん坊の時から膨大な「お世話」=ケアを受けたから。身の回りのそこかしこにケアがある。

    他人に迷惑をかけていい!!
    ケアは弱者のための特別な営みではない。社会の抑圧や呪縛から抜けだして、自分のありのままを大切にするような、お互いがケアしケアされるそんな社会を目指そう!
     
    <著者からひと言>
    この本は、ケアから逃げてきた私が、ケアと出会い直すことによって見えてきた世界を、みなさんにも馴染みがある3つの視点から考えてきた本です。

    1つめは20歳の大学生の世界です。私は大学生を20年近く定点観測してきました。その上で、今の学生が「他人に迷惑をかけてはいけない憲法」に縛られて、生きづらさを抱えているように思えます。それは一体どういうことなのか、を考えてみました。

    2つめは6歳の子どもの世界です。私の娘は今、6歳なのですが、「迷惑をかけまくって」楽しく生きています。安心して迷惑をかけられる環境で、のびのび生きています。でも、ちゃんとしなさい、と叱り続けると、そのうち親や教師を忖度する大学生になるのではないか、と心配しています。

    なぜ、のびのびした子どもが、その十数年後には「他人に迷惑をかけてはいけない」と縮こまる大学生になるのか?

    その背景を考えるうえで、3つめの世界、「昭和98年的世界」を生きる48歳の私の世界を考えています。昭和が終わって30年以上経っても、日本社会の基本的なOSは昭和時代のままです。理不尽な労働環境でもがまんする、抑圧的環境に「どうせ」「しゃあない」と諦める。それが、女性の管理職や政治家比率が低く、イノベーションが生まれにくい「失われた30年」の背景にあると私は考えています。そして、この世界は「ケアレス」な世界です。

    この閉塞感をこえるためには、日本社会がケア中心の社会に変われるか、が問われています。能力主義や男性中心主義の呪縛の外にある世界です。それは、共に思い合う関係性が重視されるし、そのためには自分自身の「唯一無二性」とも出会い直す必要があります。そんなの無理だよ!と理性の悲観主義に陥らず、ではどうやったらケア中心世界は可能なのか、について、できる一つの可能性を模索したのが、本書です。

    中高生にも読んでもらえるよう、わかりやすい文体を目指しました。よかったら、読んでモヤモヤしてくださると、嬉しいです。
    竹端寛
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    竹端 寛(タケバタ ヒロシ)
    1975年京都市生まれ。兵庫県立大学環境人間学部准教授。専門は福祉社会学、社会福祉学
  • 著者について

    竹端 寛 (タケバタ ヒロシ)
    竹端寛(たけばた・ひろし):1975年京都市生まれ。兵庫県立大学環境人間学部准教授。専門は福祉社会学、社会福祉学。主著は『「当たり前」をひっくり返す―バザーリア・ニィリエ・フレイレが奏でた「革命」』、『権利擁護が支援を変えるーセルフアドボカシーから虐待防止まで』(共に現代書館)、『枠組み外しの旅ー「個性化」が変える福祉社会』(青灯社)、『家族は他人、じゃあどうする?』(現代書館)など。

ケアしケアされ、生きていく(ちくまプリマー新書) [新書] の商品スペック

商品仕様
出版社名:筑摩書房
著者名:竹端 寛(著)
発行年月日:2023/10/10
ISBN-10:4480684638
ISBN-13:9784480684639
判型:新書
発売社名:筑摩書房
対象:一般
発行形態:新書
内容:社会
言語:日本語
ページ数:208ページ
縦:18cm
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