言語哲学がはじまる(岩波新書) [新書]
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出版社:岩波書店
販売開始日: 2023/10/24
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言語哲学がはじまる(岩波新書) [新書] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    フレーゲからラッセル、そしてウィトゲンシュタインへ。十九世紀末から二〇世紀初頭にかけて、言葉についての問いと答えは重なり合いつながり合っていった。天才たちの挑戦は後に花開く言語哲学の源流を形作る。言葉とは何なのだろうか。本書では三人の哲学者の考え方を丁寧に辿り、ふだん何気なく使っている言葉の根本に迫る。
  • 目次

     はじめに

    第一章 一般観念説という袋小路
     1 どうして言葉は新たな意味を無限に作り出せるのか
      新たな意味の産出可能性という問題
      言語は有限の語彙と文法からなる
     2 「猫」の意味は何か
      「富士山」と「猫」
      指示対象説
     3 個別の猫と猫一般
      太郎は「猫」の意味が分からない
      個別性と一般性のギャップという問題
     4 心の中に猫の一般観念を形成する?
      「猫」は猫の一般観念を指示するという考え
      批判その1――一般観念とは何か
      批判その2――一般観念説はコミュニケーションを不可能にする
      批判その3――観念もまた個別的でしかない
      どこで引き返せばよかったのか

    第二章 文の意味の優位性
     1 私たちはただ対象に出会うのではなく、事実に出会う
      『論理哲学論考』の出だし
      語の意味から出発するのではなく、文の意味から出発する
     2 語は文との関係においてのみ意味をもつ
      要素主義
      銘記されるべきは、完全な文の全体
     3 文と事実の関係
      文は事実の名前か
      言葉と世界の基本的関係は真偽
     4 述語を関数として捉える
      「……は猫だ」の意味
      命題関数
      曖昧な述語
      関係述語
      命題関数を考えるメリット
      命題関数と文脈原理
     5 固有名の意味と文脈原理
      指差して名づければ指示対象が定まるというわけではない
      名前を尋ねることができるために、何を知っていなければならないのか
     6 新たな意味の産出可能性の問題に答える
      やっぱり要素主義の方がいい?
      そんなことはない
      積み木とレゴブロック
      「猫はよく寝る」と「猫が寝ている」
      「猫が富士山に登った」
     7 合成原理
      語の意味から文の意味へ
      合成原理と文脈原理は矛盾している?
      子どもの言語学習

    第三章 「意味」の二つの側面
     1 文の「意味」
      驚くべき帰結
      「意味」の意味
     2 指示対象と意義
      外延と内包
      外延と内包という考え方を拡張する
      文の意義
      述語の意義
     3 固有名の意義
      同一性を主張する文の謎
      信念文の謎
      私はフレーゲの解答についていけない
      フレーゲ的枠組

    第四章 指示だけで突き進む
     1 日本の初代大統領は存在する?
      指示対象が存在しない固有名は無意味か
      「日本の初代大統領」という表現は無意味か?
      フレーゲの解答
      ラッセルの解答
     2 記述理論
      定冠詞“the”の意味
      もうなんでもかんでも存在すると言わなくていい
      確定記述と記述理論
     3 本当の固有名
      同一性問題と信念文の問題への応答
      それは本当に固有名なのか
      固有名と述語
      「これ」
      本当の固有名を巡る問題と解答
     4 文の意味と命題
      文の指示対象
      命題はそれを判断する人が構成する
      ウィトゲンシュタインの批判

    第五章 『論理哲学論考』の言語論
     1 『論理哲学論考』の構図
      『論理哲学論考』のめざしたもの
      言語と思考
     2 言語が可能性を拓く
      ラッセルの誤解
      事実から対象を取り出して可能的な事態に組み立て直す
      対象を組み立て直すには言語が必要
     3 論理形式と論理空間
      対象を分節化するには可能性を了解していなければならない
      対象の論理形式は語の論理形式から把握される
      為すべきは説明ではなく解明
      論理形式の理解
      全体論的言語観
     4 論理空間と文の意味
      論理空間の構成
      文の意味を論理空間を用いて規定する
      要素文と真理関数
     5 フレーゲ、ラッセルとの対比
      指示対象と意義
      文の構造を捉えねばならない
     6 フレーゲからの挑戦に答える
      単純な対象
      同一性問題
      信念文の問題
     7 『論理哲学論考』から『哲学探究』へ
      要素文同士の論理的関係
      静的言語観から動的言語観へ

     注
     おわりに

     索 引
  • 出版社からのコメント

    言葉とは何か。この問いにフレーゲ、ラッセル、ウィトゲンシュタインはどう挑んだのか。とびきりたのしい言語哲学の説き語り。
  • 内容紹介

    フレーゲからラッセル、そしてウィトゲンシュタインへ――二十世紀初頭、言葉についての問いと答えが重なりあい、つながりあっていった。天才たちの挑戦は言語哲学の源流を形作っていく。その問いを引き受け、著者も根本に向かって一歩一歩考え続ける。読めばきっとあなたも一緒に考えたくなる。とびきり楽しい言葉の哲学。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    野矢 茂樹(ノヤ シゲキ)
    1954(昭和29)年、東京都に生まれる。東京大学大学院博士課程単位取得退学。東京大学大学院総合文化研究科教授を経て、立正大学文学部教授。専攻は哲学
  • 著者について

    野矢 茂樹 (ノヤ シゲキ)
    野矢茂樹(ノヤ シゲキ)
    1954(昭和29)年,東京都に生まれる.東京大学大学院博士課程単位取得退学.東京大学大学院総合文化研究科教授を経て,現在,立正大学文学部教授.専攻は哲学.
    著書―『『論理哲学論考』を読む』(哲学書房,2002年/ちくま学芸文庫,2006年)
       『入門! 論理学』(中公新書,2006年)
       『語りえぬものを語る』(講談社,2011年/講談社学術文庫,2020年)
       『心という難問』(講談社,2016年)
       『まったくゼロからの論理学』(岩波書店,2020年)
       『『哲学探究』という戦い』(岩波書店,2022年)
    訳書―ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』(岩波文庫,2003年)
       ほか多数.

言語哲学がはじまる(岩波新書) [新書] の商品スペック

商品仕様
出版社名:岩波書店
著者名:野矢 茂樹(著)
発行年月日:2023/10/20
ISBN-10:4004319919
ISBN-13:9784004319917
判型:新書
対象:一般
発行形態:新書
内容:哲学
言語:日本語
ページ数:270ページ
縦:17cm
横:11cm
厚さ:1cm
重量:178g
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