キリストと性―西洋美術の想像力と多様性(岩波新書) [新書]
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キリストと性―西洋美術の想像力と多様性(岩波新書) [新書]

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出版社:岩波書店
販売開始日: 2023/10/24
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キリストと性―西洋美術の想像力と多様性(岩波新書) の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    キリスト教は性にたいして厳格で保守的であるといわれる。しかし中世からルネサンスにかけて、人々は、時にジェンダーの境界をさまよい、時に「クィア」と呼ばれる性的嗜好を先取りしたキリストを描いた。正統と異端のあいだで揺れる神の子のさまざまな姿に、図像と言説から迫る。民衆の豊かな想像力を伝える西洋美術史。
  • 目次

     はじめに

    Ⅰ クィアなキリスト

     1 キリストとヨハネ
      「最後の晩餐」のなかの使徒ヨハネとイエス
      イエスとヨハネのツーショット
      「イエスの愛しておられた弟子」ヨハネ
      師との「愛」をめぐる弟子たちの葛藤――ヨハネとペテロの場合
      外典のなかのヨハネ
      マグダラのマリアの愛を捨ててイエスのもとに走るヨハネ
      カップルにしてライヴァル、似た者同士の使徒ヨハネとマグダラのマリア
      ガニュメデスとしてのヨハネ
      ソドムの罪

     2 イスカリオテのユダとキリスト
      ユダは本当に裏切り者なのか
      ユダをめぐる解釈の葛藤
      外典『ユダの福音書』
      イエスとユダのどこかクィアな関係――スコセッシの『最後の誘惑』
      もうひとりのユダ――ノーマン・ジュイソンの『ジーザス・クライスト・スーパースター』
      ユダはなぜイエスにキスしたのか
      ユダのキスのさまざまなかたち
      クィアな口づけ
      カイン+モーセ+オイディプス=イスカリオテのユダ
      もうひとりのユダ

     3 マリアとキリスト
      娘エクレジアを生む母キリスト
      マリア・エクレジアの子宮
      花嫁マリアと花婿イエス
      ジェンダーをまたぐ「花嫁」
      母マリアと子キリストの結婚

    Ⅱ 交差するジェンダー

     4 もしもキリストが女性だったら
      女性のキリスト――「クリスタ」
      十字架のイエスの異性装
      ウィルゲフォルティスのモデル――ルッカの《聖顔》の異性装
      中世におけるさまざまな異性装
      異性装の聖人たち
      女教皇ヨハンナ

     5 「傷(ウルヌス)」、「子宮(ウルウァ)」、「乳首(ウベル)」
      女性器としてのキリストの傷
      護符としての女陰と男根
      イエスの割礼と包皮
      聖遺物としてのイエスの包皮
      傷のなかへと入る
      豊かな乳房をもつキリスト
      「あなたの乳房はぶどう酒にもまして快く」
      両性具有としてのキリスト

     6 「スピリット」とは何か
      「聖霊」のかたち
      「聖霊」のジェンダー、男性性と女性性の揺れ
      「カリタス」としての聖霊
      「ソフィア(知恵)」としての聖霊、あるいは神の女性性
      グノーシス主義の「ソフィア」
      「聖霊」と聖母マリア
      女性としての聖霊
      三位一体と聖母戴冠
      三位一体を包み込むマリアの子宮

     おわりに

     参考文献
  • 出版社からのコメント

    西洋美術は正統な神学とともに民衆の信仰を養分として展開した。そこから生まれたのは例えばクィアなキリスト。多様な性に迫る。
  • 内容紹介

    今日、キリスト教は性に対して厳格、保守的であるといわれる。しかしキリスト教の長い歴史にあって、キリストは性をめぐって、じつにさまざまな姿で語られ、描かれてきた。ときに「クィア」と形容される性的嗜好を先取りし、ときにジェンダーをめぐっても攪乱されていく。人々の豊かな想像力が育んだ西洋美術の実相に迫る。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    岡田 温司(オカダ アツシ)
    1954(昭和29)年、広島県に生まれる。京都大学大学院博士課程修了。京都大学名誉教授。現在、京都精華大学大学院特任教授。専門は西洋美術史、思想史。著書―『モランディとその時代』(人文書院、2003年、吉田秀和賞受賞)『フロイトのイタリア』(平凡社、2008年、読売文学賞)ほか多数
  • 著者について

    岡田 温司 (オカダ アツシ)
    岡田温司(オカダ アツシ)
    1954(昭和29)年,広島県に生まれる.京都大学大学院博士課程修了.京都大学名誉教授.現在,京都精華大学大学院特任教授.専門は西洋美術史,思想史.
    著書
     『モランディとその時代』(人文書院,2003年,吉田秀和賞受賞)
     『マグダラのマリア』(中公新書,2005年)
     『フロイトのイタリア』(平凡社,2008年,読売文学賞)
     『デスマスク』(岩波新書,2011年)
     『黙示録』(岩波新書,2014年)
     『映画は絵画のように』(岩波書店,2015年)
     『西洋美術とレイシズム』(ちくまプリマー新書,2020年)
     『最後の審判』(中公新書,2022年)
     『ネオレアリズモ』(みすず書房,2022年)
     『反戦と西洋美術』(ちくま新書,2023年)
     ほか多数.

キリストと性―西洋美術の想像力と多様性(岩波新書) の商品スペック

商品仕様
出版社名:岩波書店
著者名:岡田 温司(著)
発行年月日:2023/10/20
ISBN-10:4004319927
ISBN-13:9784004319924
判型:新書
対象:一般
発行形態:新書
内容:芸術総記
言語:日本語
ページ数:220ページ
縦:18cm
横:11cm
厚さ:1cm
重量:158g
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