切実なる批評―ポスト団塊/敗退期の精神 [単行本]

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切実なる批評―ポスト団塊/敗退期の精神 [単行本]

高 啓(著)
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出版社:その他
販売開始日: 2023/09/08
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切実なる批評―ポスト団塊/敗退期の精神 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    「オウム真理教」論、立中潤論、『全共闘記』論、アンダーグラウンド以降の演劇論、“路上”論、連合赤軍事件、テロリズム、転向、戦後民主主義教育などなど、“ちょっと重め”の論考だんし。
  • 目次

    はしがき

    1 オウム その不可能性の中心

    2 先験的自立者の憂鬱  立中潤ノオト
    (1) 非連続現実〈夢〉からの出立
    (2)〈全共闘運動〉論
    (3) 詩の〈根拠〉―〈死者〉とはなにか
    (4)〈輪郭〉論 ―〈姉〉とはなにか

    3 『全共闘記』論  〈関係の相対性〉の絶対性について
    (1) 自己同一性の否定とその結晶化
    (2) 倫理的純化主義から〈絶対的な相対性〉へ

    4 〈アンダー・グラウンド〉以降への一視角
    序 〈構造〉とその死 ―浅田彰『構造と力』―
    (1)〈夢の遊眠社〉
    (2)〈柄谷行人〉
    (3)〈第三エロチカ〉

    5 真壁仁論 「進歩的地方文化人」の一典型としての
    (1) <真壁仁>との邂逅
    (2) 転向の真壁的形態について
    (3) 真壁はなぜ教育に関与したのか

    6 黒田喜夫論 《演劇的な詩》とその行方について
    はじめに
    (1) 黒田詩の方法について―《映像的な詩》から《映画的な詩》へ―
    (2) 否定の弁証法の到達地点としての《演劇的な詩》について

    7 秋山清論  ニヒリズム・アナキズム・テロリズムの転形過程
    (1) 共同体の記憶と固有名詞
    (2) 日本アナキズムの特質
    (3) 秋山清におけるアナキズムとニヒリズム
    (4) テロリズムの不可能性

    8 吉行淳之介論  堕胎・嬰児殺し・子捨ての観念はどこからくるか
    (1) 人間性の文学
    (2) 「暗室」の作品世界
    (3) 吉行淳之介のアポリア
    (4) 〈未知の生〉に対する畏怖
    (5) 〈母〉の不在もしくは機能欠損
    (6) 性愛の意味

    9 草彅剛のヒトラー ブレヒト劇 ―だれが、なにを、異化するのか―

    10 〈路上〉なんてものはない 『イージー☆ライダー』と『ノマドランド』にみる〈特権〉
    (1) 旅とは衝迫である
    (2) 『イージー☆ライダー』に〝時代的特権〟を視る
    (3) 『ノマドランド』に〝強いられた尊厳〟を視る
    (4) 〝特権〟は彼我の〈路上〉を消失させる

    11 連合赤軍事件をどうとらえるか  若松孝二監督作品「実録・連合赤軍」に触れて

    12 極私的「戦後民主主義教育」論  原武史著『滝山コミューン一九七四』をめぐって

    13 吉本隆明さん、お世話になりました。

    14 【 解 題 】
  • 出版社からのコメント

    団塊の時代に〝遅れてきた〟「先験的自立者」が「今を生きるすべての世代」に向けて発する渾身の社会・思想・文芸批評。
  • 内容紹介

     1975年に23歳で自死した詩人・立中潤へオマージュを捧げつつ、「団塊の時代」に〝遅れてきた〟彼と我を「先験的自立者」と規定し、「今を生きる1952年以降に生まれたすべての世代」に向けて発する著者渾身の社会・思想・文芸批評。
     宮台真司・兵頭正俊・浅田彰・柄谷行人・西堂行人・野田秀樹・川村毅・原武史・白井晃・ブレヒト・真壁仁・黒田喜夫・秋山清・吉行淳之介・安田有・笠井潔・今村仁司・若松孝二・吉本隆明ほかを猟渉しつつ、オウム真理教が開示した<不可能性の中心>、全共闘運動の本質的意味、アンダー・グラウンド〝以降〟ポストモダンを超える演劇の課題、〝戦後詩の極北〟黒田喜夫の到達点、「進歩的地方文化人」としての真壁仁批判と「転向論」批判、吉行淳之介の畏怖と性愛の行方、映画「ノマドランド」と「イージー☆ライダー」の比較考察による団塊世代批判、連合赤軍事件と〝共産主義化〟の本質、秋山清論とテロリズムの本質的不可能性、「戦後民主主義教育」とは何だったのか、「草彅剛のヒトラー」があぶり出す<現在>(神奈川芸術劇場「アルトゥロ・ウイの興隆」の舞台評)、追悼文の形を借りた極私的吉本隆明論など、40年にわたって書きつけたラジカルな論考。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    高 啓(コウ ヒラク)
    1957年秋田県湯沢市生まれ。2023年現在、スクールソーシャルワーカー
  • 著者について

    高 啓 (コウ ヒラク)
    1957年 秋田県湯沢市生まれ
    1980年 山形大学卒業、1982年~2019年山形県職員
    2023年現在 スクールソーシャルワーカー

切実なる批評―ポスト団塊/敗退期の精神 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:高安書房
著者名:高 啓(著)
発行年月日:2023/10/01
ISBN-13:9784991274312
判型:46判
発売社名:高安書房
対象:一般
発行形態:単行本
内容:日本文学評論・随筆
言語:日本語
ページ数:308ページ
縦:20cm
重量:445g
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