カリブ海の旧イギリス領を知るための60章(エリア・スタディーズ) [全集叢書]
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カリブ海の旧イギリス領を知るための60章(エリア・スタディーズ) [全集叢書]

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出版社:明石書店
販売開始日: 2023/09/16
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カリブ海の旧イギリス領を知るための60章(エリア・スタディーズ) の 商品概要

  • 目次

     はじめに
     地図

    Ⅰ イギリス領カリブとは?

    第1章 カリブ諸島の覚え方①――大アンティル諸島と小アンティル諸島
    第2章 カリブ諸島の覚え方②――バハマ諸島、ABC諸島、その他の島々
     【コラム1】ジャマイカ紀行
    第3章 すべては征服から始まった――イギリス領カリブの出発点
    第4章 連邦化失敗の歴史と小国から成り立つ現在――12独立国・6海外領土
    第5章 カントリー・ハウスとグレート・ハウス――イギリスの地主とカリブのプランターの人的・文化的重複
    第6章 地名が語るブリティッシュネス――地名は歴史の証人
    第7章 現代におけるイギリスとの関係――歴史的謝罪をめぐる問題
     【コラム2】英連邦ドミニカへの行き方
     【コラム3】島へ渡るということ

    Ⅱ 複雑な人種構成とその背景

    第8章 イギリスの奴隷貿易――最も深く関与した国
    第9章 砂糖プランテーションはどのように始まったか――バルバドスとジャマイカ
    第10章 イギリス領カリブのフランス人――真に歴史に翻弄された人々
    第11章 トリニダードのフレンチ・クレオール詳伝――エリック・ウィリアムズも遠縁だった
    第12章 イギリス領カリブのインド人契約労働者――奴隷制廃止とクーリーの導入
    第13章 イギリス領カリブのユダヤ人――アメリカ世界のユダヤ人ネットワークの一環
    第14章 奴隷制廃止後の砂糖生産――自由貿易主義と奴隷解放の美名のもとでの経済悪化
     【コラム4】「ブラック」への留意点
    第15章 脱植民地化と砂糖生産の停止――産業国有化の理想と現実
    第16章 グレート・ハウスと白人プランターの終焉――歴史の舞台から姿を消す旧支配層

    Ⅲ 英語圏としての旧英領カリブ世界

    第17章 カリブ標準英語を求めて――文化的架け橋としての辞書編纂
    第18章 母語でもなければ外国語でもない英語の教え方――クレオール語との違いの認識から
    第19章 ジャマイカの詩人ルイーズ・ベネット――クレオール語の地位向上に貢献
    第20章 英語史とカリブ海域――シェイクスピアからレゲエまで
    第21章 レゲエと英語とクレオール語――無形文化遺産となったジャマイカの国民的文化
    第22章 歴史を映す各地のクレオール語――言語接触により生まれた言語
     【コラム5】バルバドスのクリケット映画『ヒット・フォー・シックス!』

    Ⅳ イギリス領カリブの成立と自立

    第23章 労働組合から政党へ――奴隷制廃止後の英領ドミニカを例に
    第24章 1930年代ロンドン――第三世界人脈の磁場
    第25章 「西インド連邦」構想と挫折――「連邦」と「島内自治」との相克
    第26章 英連邦ドミニカ――小さな島の歴史と多様性
    第27章 独立を選ばなかった島アンギラ――シスターアイランズの相克①
    第28章 分離しそこなった島ネヴィス――シスターアイランズの相克②
    第29章 アンティグアとバーブーダ――シスターアイランズの相克③
     【コラム6】我々の歴史を求めて
    第30章 西インド諸島大学モナ校――研究の場として、職場として
     【コラム7】イギリス史上最も偉大な黒人か集合的記憶か――メアリ・シーコール

    Ⅴ カリブからイギリスへのインパクト――戦後移民と戦後文化の形成

    第31章 第2次世界大戦後の移民――ウィンドラッシュ号の到着とその後
     【コラム8】ウィンドラッシュ号の乗客たち――その多様性
    第32章 本国へのプライド――クレオール(白人)女性作家ジーン・リースとドミニカ島
    第33章 クレオール女性と「ノッティングヒル事件」――ジーン・リースが描いた「人種暴動」
    第34章 戦後イギリスポピュラー音楽とジャマイカ――2トーンからパンク=レゲエへ
    第35章 ジャマイカ生まれのイギリス詩人――伝説の詩人リントン・クウェシ・ジョンソン
     【コラム9】ジャマイカの選手はなぜ速いのか?
    第36章 現代に続く人種差別をめぐる物語――エシ・エデュジアンの『ワシントン・ブラック』
    第37章 ステュアート・ホール――周縁からまなざす
    第38章 西インド諸島大学と文学研究――自分たちの英文学、複数の英文学
     【コラム10】トリニダードの英雄とウクライナの好敵手

    Ⅵ レイシズムとアンチ・レイシズムの間

    第39章 バビロン、シュガー、トライアングル――映画『バビロン』とカリプソ・ローズ
    第40章 人種差別とポピュラー音楽――映画『白い暴動』
    第41章 シネイド・オコナーのレゲエ・アルバム――カトリックとラスタファリをめぐって
    第42章 吸血鬼の帝国と白いレゲエ――シネイド・オコナーとポリス
    第43章 サフィア・カーンとスペシャルズ――微笑みで団結を
    第44章 スペシャルズのBLM――ウィンドラッシュとスペシャルズ
     【コラム11】BLM運動の中のイギリス
    第45章 SUS法と1981年ブリクストン暴動――前世紀の法律の標的にされたイギリス生まれの黒人たち
    第46章 ジョンソンの「ソニーの手紙」とSUS法――非標準英語で書かれた新たな古典
    第47章 コルストン像、引き倒される!――慈善家か、奴隷商人か
    第48章 ウィンドラッシュ・スキャンダル――移民と現代の奴隷制
     【コラム12】ウィンドラッシュを記憶する(1)――ナショナル・モニュメント
     【コラム13】ウィンドラッシュを記憶する(2)――ハックニー地区とヴェロニカ・ライアン
    第49章 陰謀論とレイシズム――エリック・クラプトンの反ワクチン/反移民発言

    Ⅶ 故郷喪失のカリブ

    第50章 フィリス・オーフリーとドミニカ島――白人女性と独立に向かう故郷との乖離
    第51章 ジーン・リースとドミニカ島――カリブ生まれの白人女性と追憶の中の故郷
    第52章 忘却されたクレオール女性政治家――彼女が黒人男性政治家の「同志」になれなかった理由
     【コラム14】「イギリス人」恩師の知られざる故郷
    第53章 ナイポールとトリニダード――故郷を嫌うカリブ出身インド系ノーベル賞作家
    第54章 ドミニカのブラック・ヒストリー月間――本国から戻った黒人移民の故郷への違和感と責任感
     【コラム15】西インドへの永住帰国者たち
    第55章 ウナ・マーソン――BBCラジオ番組「カリブの声」を始めたジャマイカ人女性
     【コラム16】カリブへの声
    第56章 火山の島の災害文学――モントセラトの詩人ハワード・ファーガス
     【コラム17】モントセラト島をネバーランドに見立てたピーター・パン映画『ウェンディ』

    Ⅷ カリブのカーニバル

    第57章 カーニバルの広がり――欧州から、西アフリカから、カリブ海へ
    第58章 ドミニカのカーニバル――帰省と再会のしみじみとした祝祭
    第59章 モントセラトの聖パトリックの日の祝祭――島外移住者が再会する日
    第60章 ノッティングヒル人種暴動とカーニバル――ここでともに生きるために
     【コラム18】クラウディア・ジョーンズ
     【コラム19】カーニバルの雰囲気
     【コラム20】ノッティングヒル・カーニバルとポール・スミスのメッセージ

     あとがき
     参考文献・資料
  • 内容紹介

    カリブ海域の大小の島々はいずれも欧州諸国の植民地であったか、現在も独立国でない海外領土である。本書はこのうちイギリス領に着目。黒人奴隷貿易、砂糖プランテーションの歴史を踏まえ、独特な文化や政治を、人種差別問題など本国との複雑な関係まで視野に入れて分析する。
  • 著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

    川分 圭子(カワワケ ケイコ)
    京都府立大学教授。文学博士(京都大学)。イギリス近世・近代史専攻、ロンドン商人、西インド貿易を主に研究

    堀内 真由美(ホリウチ マユミ)
    愛知教育大学教育学部准教授。博士(文学、大阪大学)。イギリス近現代女性史、ジェンダー論、ポストコロニアル研究、ブラック・フェミニズム専攻
  • 著者について

    川分 圭子 (カワワケ ケイコ)
    京都府立大学教授。文学博士(京都大学)。
    イギリス近世・近代史専攻、ロンドン商人、西インド貿易を主に研究。
    主要著作・翻訳書:『ボディントン家とイギリス近代 ロンドン貿易商1580-1941』(京都大学学術出版会、2017年)、『商業と異文化の接触』(編著、吉田書店、2017年)『歴史の転換期7、1683年 近世世界の変容』(山川出版社、2018年)、『フランス革命を旅したイギリス人』(翻訳、春風社、2009年)。

    堀内 真由美 (ホリウチ マユミ)
    愛知教育大学教育学部准教授。博士(文学、大阪大学)。
    イギリス近現代女性史、ジェンダー論、ポストコロニアル研究、ブラック・フェミニズム専攻。
    主要著作:『大英帝国の女教師――イギリス女子教育と植民地』(白澤社、2008年)、『女教師たちの世界一周――小公女からブラック・フェミニズムまで』(筑摩書房、2020年)、『イギリス近現代女性史研究入門』(河村貞枝・今井けい編、青木書店、2006年)、『ジェンダーで考える教育の現いま在』(木村涼子・古久保さくら編、解放出版社、2008年)、『アニメで読む世界史』(藤川隆男編、山川出版社、2011年)、『イギリスの歴史を知るための50章』(川成洋編、明石書店、2016年)ほか。

カリブ海の旧イギリス領を知るための60章(エリア・スタディーズ) の商品スペック

商品仕様
出版社名:明石書店
著者名:川分 圭子(編著)/堀内 真由美(編著)
発行年月日:2023/09/15
ISBN-10:4750356328
ISBN-13:9784750356327
判型:B6
発売社名:明石書店
対象:一般
発行形態:全集叢書
内容:社会
言語:日本語
ページ数:380ページ
縦:19cm
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