小山さんノート [単行本]
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小山さんノート [単行本]

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出版社:その他
販売開始日: 2023/10/30
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小山さんノート [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    「小山さん」と呼ばれたホームレスの女性が遺したノート。80冊を超えるノートから抜粋した、小山さんが生きた日々の記録。8年かけて文字起こししたワークショップのメンバーによるエッセイも収録。
  • 目次

    「はじめに――小山さんノートとワークショップ」登 久希子
    「小山さんが生きようとしたこと」いちむらみさこ

    小山さんノート
    序 章 1991年1月5日~2001年1月31日
    第1章 2001年2月2日~4月28日
    第2章 2001年5月7日~8月21日
    第3章 2001年8月22日~2002年1月30日
    第4章 「不思議なノート」 2002年9月3日~10月4日
    第5章 2002年10月30日~2003年3月16日
    第6章 2003年7月3日~2004年10月12日

    小山さんノートワークショップエッセイ
    「小山さんとノートを通じて出会い直す」吉田亜矢子
    「決して自分を明け渡さない小山さん」さこうまさこ
    「『ルーラ』と踊ること」花崎 攝
    「小山さんの手書きの文字」藤本なほ子
    「沈黙しているとみなされる者たちの世界」申 知瑛
  • 出版社からのコメント

    小山さんと呼ばれたホームレス女性が遺した、80冊超のノート。手記の抜粋と、8年かけて文字を起こした女性たちのエッセイ収録。
  • 内容紹介

    「小山さん」と呼ばれた、ホームレスの女性が遺したノート。

    時間の許される限り、私は私自身でありたいーー2013年に亡くなるまで公園で暮らし、膨大な文章を書きつづっていた小山さん。町を歩いて出会う物たち、喫茶店でノートを広げ書く時間、そして、頭のなかの思考や空想。満足していたわけではなくても、小山さんは生きるためにここにいた。

    80冊を超えるノートからの抜粋とともに、手書きのノートを8年かけて「文字起こし」したワークショップメンバーによるそれぞれのエッセイも収録。

    【小山さんのノートより】
    働きに行きたくない。仕事がかみあわない。もう誰にも言えない。私は私なりに精いっぱい生きた。(…)私にとって、大事なものは皆、無価値になって押し流されていく。(1991年11月7日)

    雨がやんでいたのに、またふってくる。もどろうか。もどるまい。黄色のカサが一本、公園のごみ捨て場に置いてあった。ぬれずにすんだ。ありがとう。今日の光のようだ。(2001年3月18日)

    駅近くに、百円ちょうど落ちていた。うれしい。内面で叫ぶ。八十円のコーヒーで二、三時間の夜の時間を保つことができる。ありがとう。イスにすわっていると、痛みがない。ノート、音楽と共にやりきれない淋しさを忘れている。(2001年5月7~8日)

    五月二十日、夜九時過ぎ、つかれを回復して夜の森にもどる。 にぎやかな音楽に包まれ、心ゆったりと軽い食事をする。タコ、つけもの、紅のカブ、ビスケット、サラミ少々つまみながら、にぎやかな踊りをながめ、今日も終わる。夜空輝く星を見つめ、新たな意識回復に、十時過ぎまで自由な時間に遊ぶ。合計五百十六円拾う。(2001年5月20日)

    ほっと一人ゆったりと歩く。のどがかわいた。水かコーヒーを飲みたい。こんな活気のない金曜の夜、三百円もち、何も買えない。人間の人生は生きてる方が不思議なくらいだ。(2001年6月22日)

    一体、五十にもなって何をしているんだと、いい年をしてまだ本をもち、売れもしないもの書いて喫茶に通っているのか……と、怒り声が聞こえそうな時、私の体験の上、選んだ生き方だと、私の何ものかが怒る。(2001年6月14日)

    私、今日フランスに行ってくるわ。夜の時間をゆっくり使いたいの……。美しい夕陽を見送り、顔が今日の夕陽のように赤く燃えている。(2001年6月27日)

    2階カウンターの席にすわり、ノートと向かいあう。まるで飛行機に乗ったような空間。まだ3時過ぎだ。流れるメロディーに支えられ、フランスにいるような気持ちに意識を切り替える。(2002年2月21日)

    一時間、何もかも忘れのびのびと終わるまで踊ることができた。明るいライトに照らされた足元に、一本のビンがあった。冷たい酒が二合ばかり…

    図書館選書
    時間の許される限り、私は私自身でありたいーー「小山さん」と呼ばれた、ホームレスの女性が遺した80冊を超えるノート。その手記の抜粋とともに、8年かけて文字を起こしたワークショップメンバーによるエッセイ収録。
  • 著者について

    小山さんノートワークショップ (コヤマサンノートワークショップ)
    2015 年3月から月1回ほどのペースで集まり、小山さんが遺した手書きのノートの文字起こしや、小山さんが歩いた道をノートに書かれたとおりにたどってみるフィールドワーク、路上朗読会、ノートとのかかわりを語りあう座談会などを行ってきた。野宿者、ひきこもり、非正規労働者、アーティスト、留学生、研究者など、様々なメンバーがゆるやかに入れ替わりながら継続している。

小山さんノート [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:エトセトラブックス
著者名:小山さんノートワークショップ(編)
発行年月日:2023/10/30
ISBN-10:4909910190
ISBN-13:9784909910196
判型:A5
発売社名:エトセトラブックス
対象:一般
発行形態:単行本
内容:社会
言語:日本語
ページ数:288ページ
縦:20cm
横:13cm
厚さ:2cm
重量:326g
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