境界〈vol.3〉大東亜戦争の記憶 [単行本]
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境界〈vol.3〉大東亜戦争の記憶 [単行本]

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出版社:ユニコ舎
販売開始日: 2023/11/07
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境界〈vol.3〉大東亜戦争の記憶 [単行本] の 商品概要

  • 要旨(「BOOK」データベースより)

    今こそ「不戦不争」の誓い。未来を生きる人々に伝えたい!大東亜戦争で生死を分かつ境界に身を置いた人たちの魂の叫びともいえる衝撃のメッセージ。
  • 目次

    はじめに
    戦時下の片隅を生きて 川口友恵
    戦中と戦後に二度死んだ妹 富山浩子
    齢重ね風の盆にて父思う 佐々木洋子
    泥まみれで耐えた機銃掃射の恐怖 菅田すみよ
    「八月や六日九日十五日」の教え 米野宗禎
    忘るまじ出撃待機の命令 上野辰熊
    戦時下に心の灯となった母の歌声 下條秦生
    [特別寄稿]戦争花嫁にとっての戦中と戦後 安冨成良
    時代背景
  • 内容紹介

    「大東亜戦争の記憶」を綴る手記集、待望の第3集。

    「境界」シリーズは、国家同士における相容れぬナショナリズムの境界、その諍いから生じた生と死を分けた境界、戦前・戦中・戦後という時代の境界を赤裸々に綴る戦争体験者の手記集です。ロシアによるウクライナ侵攻、北朝鮮によるミサイル実験、台湾有事など、新たな“戦前”の様相を呈してきた現代、その危機を回避するヒントが戦争体験者の証言から読み取れます。人類にとって永遠のテーマである「不戦不争」を希求する平和へのメッセージが綴られています。

    広島県福山市で空襲に罹災した川口友恵さん、戦時中に病死した妹の戸籍が戦中・戦後の混乱の中で抹消されてしまった富山浩子さん、満州からの過酷な引き揚げを体験された佐々木洋子さん、福島県小名浜に疎開中にアメリカ軍機から機銃掃射された菅田すみよさん、山形県の長閑な田舎にも迫ってきた戦争の気配を少年でありながら感じとっていた米野宗禎さん、陸軍少年飛行学校に入校し特攻要員となった上野辰熊さん、戦時下の閉塞感漂う暮らしを軍歌や母の歌声を支えに乗り切った下條秦生さん。以上7名の手記を第3集では収録。さらに“戦争花嫁”をライフワークとしてきた安冨成良さんの特別寄稿「戦争花嫁にとっての戦中と戦後」も掲載しました。題字「境界」は満州で育ち、ソ連兵に銃撃された俳優・宝田明さん(2022年3月14日他界)が揮毫したものです。
  • 著者について

    川口友恵 (カワグチトモエ)
    川口友恵●1934(昭和9)年10月30日、広島県福山市生まれ。父親は市内でレストランを経営。戦争末期には商店街にあったレストラン兼自宅が建物疎開の対象となる。建物の取り壊し準備を進める中、1945(昭和20)年8月8日の福山空襲に罹災。福山市郊外の母方の実家へ避難後、岡山県総社市の父方の親戚宅へ身を寄せて終戦を迎える。2カ月後、一家は瓦礫の山と化した福山市へ戻り小売業を開始。戦後の発展や進駐軍の姿を目の当たりにして育つ。

    富山浩子 (トミヤマヒロコ)
    富山浩子●1938(昭和13)年3月20日、東京都生まれ。1944(昭和19)年4月、第二日暮里国民学校入学。一学期を終えた夏休みに一家で茨城県へ縁故疎開。9月18日に妹が病死、大人に代わって喪主を務める。一旦帰京したのち、静岡県へ再び縁故疎開するが、1945(昭和20)年6月19日の静岡大空襲に遭遇。三度目の疎開先である栃木県で終戦を迎える。終戦後の戸籍簿の改製で戦時中に亡くなった妹の存在が戸籍から抹消されていた。

    佐々木洋子 (ササキヒロコ)
    佐々木洋子●1932(昭和7)年4月18日、北海道美瑛村(現・北海道上川郡美瑛町)生まれ。1939(昭和14)年、一家で満州へ移り住む。1945(昭和20)年4月、旅順高等女学校へ入学し、親元を離れて寄宿舎生活に入る。同年8月9日、ソ連が満州に侵攻。両親と連絡が途絶したまま、旅順中学校の寄宿舎にいた兄や従兄弟らと共に大連の親戚宅へ避難。1947(昭和22)年2月、佐世保港に引き揚げ。戦後は親戚宅や知人を頼り、兄と二人での生活を送る。

    菅田すみよ (スガタスミヨ)
    菅田すみよ●1936(昭和11)年3月2日、東京府東京市浅草区(現・東京都台東区)生まれ。本名・とよ子。父が営む「かもじや」の三姉妹の長女。1944(昭和19)年、国民学校3年生のときに学童疎開の対象となり、福島県石城郡小名浜町(現・福島県いわき市)に縁故疎開。終戦後の1947(昭和22)年、焼け残った浅草橋の家に戻る。大妻高等学校卒業後、洋裁学校を経て結婚。「かもじや」の場所で自ら洋装店を開業した。5歳下の妹は評論家の西舘好子。

    米野宗禎 (ヨネノムネタカ)
    米野宗禎●1937(昭和12)年3月18日、山形県東置賜郡小松町(現・東置賜郡川西町)にある寺院・陽源院の長男として生まれる。住職の父は境内に小松幼稚園を開園。戦時中は疎開者を受け入れていた。戦後の農地改革で所有農地を失い生活は困窮。1959(昭和34)年、檀家衆の寄付によって駒澤大学に入学。卒業後は神田寺の友松圓諦主管に師事し、編集に携わる。その後、児童教育分野で活躍。著書「黒衣の保育物語」は日本図書館協会選定図書に選出。

    上野辰熊 (ウエノタツクマ)
    上野辰熊●1928(昭和3)年3月13日、山口県萩市生まれ。7歳で満洲へ渡る。1939(昭和14)年、南満洲鉄道の鉄道敷設建設に従事していた父が事故死。1943(昭和18)年、陸軍少年飛行兵学校を北京で受験。同年10月、大刀洗飛行学校甘木生徒隊第15期に入隊し、操縦士となる。1945(昭和20)年5月、飛行第66戦隊に配属となり特攻基地の万世飛行場へ。沖縄陥落後、大刀洗北飛行場にて出撃待機中に終戦を迎える。飛行第66戦隊会連絡事務所長。

    下條秦生 (ゲジョウヤスオ)
    下條秦生●1930(昭和5)年2月13日、山形県米沢市生まれ。4歳の頃、広島県三原市に転居。1942(昭和17)年、広島県立広島第二中学校(現・広島県立広島観音高等学校)に入学。中学2年生の夏、家族と離れ、祖母のいる米沢市へ戻り、山形県立興譲館中学校(現・山形県立米沢興譲館高等学校)へ転入。米沢で終戦を迎える。1949(昭和24)年、東北大学に入学。卒業後は日本出版販売(日販)に就職。出版流通業界にて活躍。

    安冨成良 (ヤストミシゲヨシ)
    安冨成良●1948年(昭和23年)8月13日、新潟県村上市生まれ。玉川大学文学部英米文学科卒業。ネバダ大学人文科学部文化人類学科卒業。埼玉大学大学院文化科学研究科国際文化専攻アメリカ研究(修士)修了。嘉悦大学教授。著書に「日本人花嫁法 (1947年)と日系社会」(嘉悦大学研究論集)、「アメリカに渡った戦争花嫁」(明石書籍)ほか。2023年(令和5年)公開のドキュメンタリー映画「War Bride 91歳の戦争花嫁」に制作協力として参加。

    安木由美子 (ヤスギユミコ)
    安木由美子●1967年、神奈川県横浜市生まれ。草径庵庵主、ライター、インタビュアー。2010年からフリーペーパーのライター、編集にかかわるようになり、2012年、自宅敷地内のアパートの一室を改装して週末だけの読書喫茶「本とお茶ときどき手紙 草径庵」をオープン。暮らしと仕事、人生を楽しむべくス哲学者ピノザの思想をお手本に機嫌よく生きる日々を来訪者とともに実践中。2014年、月刊のフリーペーパー「草径庵通信」配布開始。草径庵の日常を綴り続け2022年7月に100号となった。引っ越し好きだが、草径庵を始めてからは横浜市内に留まっている。かかわった主な書籍は『ブックフェスタ 本の磁力で地域を変える』(まちライブラリー)、宝田明著『送別歌』、『境界BORDER』vol.1、vol.2(いずれもユニコ舎)などがある。

境界〈vol.3〉大東亜戦争の記憶 [単行本] の商品スペック

商品仕様
出版社名:ユニコ舎
著者名:川口友恵(著)/富山浩子(著)/佐々木洋子(著)
発行年月日:2023/11/07
ISBN-10:4911042028
ISBN-13:9784911042021
判型:B6
発売社名:ユニコ舎
対象:一般
発行形態:単行本
内容:日本文学評論・随筆
言語:日本語
ページ数:270ページ
縦:19cm
横:13cm
厚さ:2cm
重量:250g
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