人と思想 199 柳田國男(人と思想<199>) [全集叢書]
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人と思想 199 柳田國男(人と思想<199>) の 商品概要

  • 目次

    目  次

    はじめに――「柳田山」の道標                                         
                                          
    序 章 「読書童子」國男少年
    生い立ちと家族                                                                               
    文学への接近                                                              

    第Ⅰ章 官僚としての出発
    柳田家との養子縁組  
    農商務省入省 
    農政学者としての活動――『農政学』『農業政策学』                                             
    産業組合の思想――『時代ト農政』                            

    第Ⅱ章 民俗学への道
    趣味の天狗・山人研究――「幽冥談」「天狗の話」                                           
    官僚としての農村行脚
    椎葉村への旅――『後狩詞記』
    民俗世界の発見――『石神問答』『遠野物語』                                           
    郷土会と雑誌『郷土研究』――「塚と森の話」                                         

    第Ⅲ章 在野研究者への転身
    南方熊楠との論争                       
    官界を去る                            
    朝日新聞社入社                                                         
    記念すべき旅行の年――『雪国の春』『秋風帖』『海南小記』                  
    ジュネーブにて                            
    論説委員としての活動                                          

    第Ⅳ章 柳田民俗学の確立
    山人の行方――『山の人生』                     
    学問のみが世を救う――『青年と学問』                
    雑誌『民族』の時代 
    常民生活史の研究――『蝸牛考』「聟入考」               
    日本民俗学の確立――『明治大正史・世相篇』『民間伝承論』             
    固有信仰の研究――『日本の祭』

    第Ⅴ章 戦中・戦後の日々
    戦火の中で――『先祖の話』                                        
    再出発への決意――『海上の道』                                                 

    終 章 柳田の思想世界                                      
    夢まぼろしの共同性                                                                                        
    夢見る思想家 

    あとがき 

    参考文献                 
    柳田國男年譜 
    人名さくいん
  • 出版社からのコメント

    本書は、「天才の個人芸」(家永三郎)とも評される柳田の思想世界の全貌を明快に描ききった画期的評伝である。
  • 内容紹介

    ♢内容
    日本民俗学の創始者として知られる柳田國男(一八七五~一九六二)は、初めロマン派の抒情詩人として世に出たが、やがて詩作を絶って、農商務省の官吏となる。明治国家のエリート官僚・農政学者として社会政策を論ずるかたわら、山村の不思議な伝承を研究し、『遠野物語』などを著す。その後、官界を去って朝日新聞社論説委員に転身、時局批判に健筆を揮った。朝日新聞社退社後は、在野の研究者として、日本民俗学の確立に全力を尽くす。その膨大な業績は、人文・社会科学のあらゆる領域にまたがっている。
    神霊や妖怪変化の世界の探究者、社会政策学派に属する農政学者、常民生活史研究のパイオニア、景観に織り込まれた人間精神の営みを透視する思想家など、柳田にはさまざまな顔があり、いわゆる柳田学は、民俗学という一言に到底収まりきるものではない。本書は、「一天才の個人芸」(家永三郎)とも評される柳田の思想世界の全貌を明快に描ききった画期的評伝である。

    ♢著者について
    菅野 覚明(かんの かくみょう)

    1956年、東京都に生まれる。
    1979年、東京大学文学部(倫理学専修課程)卒業。東京大学助教授、東京大学教授、皇學館大学教授を歴任。現在、東京大学名誉教授。専攻は倫理学・日本倫理思想史。
    著書=『本居宣長』(ぺりかん社)、『神道の逆襲』(サントリー学芸賞、講談社)、『武士道の逆襲』(講談社)、『詩と国家』(勁草書房)、『吉本隆明―詩人の叡智』(講談社)、『新校訂全訳注・葉隠』(全3冊、講談社)ほか。
  • 著者について

    菅野覚明 (カンノカクミョウ)
    1956年、東京都に生まれる。
    1979年、東京大学文学部(倫理学専修課程)卒業。東京大学助教授、東京大学教授、皇學館大学教授を歴任。現在、東京大学名誉教授。専攻は倫理学・日本倫理思想史。
    著書=『本居宣長』(ぺりかん社)、『神道の逆襲』(サントリー学芸賞、講談社)、『武士道の逆襲』(講談社)、『詩と国家』(勁草書房)、『吉本隆明―詩人の叡智』(講談社)、『新校訂全訳注・葉隠』(全3冊、講談社)ほか。

人と思想 199 柳田國男(人と思想<199>) の商品スペック

商品仕様
出版社名:清水書院
著者名:菅野覚明(著)
発行年月日:2023/10
ISBN-10:4389421999
ISBN-13:9784389421991
判型:B6
発売社名:清水書院
対象:教養
発行形態:全集叢書
内容:哲学
言語:日本語
ページ数:384ページ
縦:19cm
横:12cm
厚さ:2cm
重量:341g
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